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2012年9月28日 (金)

プレイバック義経・(39)涙の腰越状

人間のドラマ。
それを人は歴史と呼びます。

決断の時、
決行の時、

人は何を考え、
どのようにして動いたか。

その歴史の決定的瞬間を取り上げます。


そしてみなさん、いよいよ「その時」がやってまいります。


鎌倉まで、わずか6kmという距離まで近づいておきながら
実兄にこれ以上の接近を拒まれた源 義経。
義経は、腰越の満福寺に入って
源 頼朝の沙汰を待つことにします。

北条時政が引き継いで、鎌倉の大倉御所まで護送した敗軍の将
平 宗盛父子も義経同様に、
鎌倉入りしても何の沙汰もなかったわけですが、
待つこと3日、ついに頼朝に目通りが許されます。

宗盛は、会うなり助命を請うわけですが、
それについては、頼朝は返答を避けます。

とはいえ、興福寺へ送った平 重衡の器量に比べて
なんとも頼りのない総大将よとあきれ顔です。

もし宗盛が“使える”人物であれば
鎌倉と京との架け橋にと願うものでしたが、
あれではちょっと……という感想が大半です。
宗盛の処置は、しばらく先延ばししておきます。


北条政子は、大姫のこともあって
義経には鎌倉入りしてほしいと強く願っていましたが、
義経を鎌倉に入れてはならないと決したため、
いくら頼朝の女房と言えどもそれを覆せません。

政子は、木曽義高の供養塔で出会った千鳥を呼び出し
義経を満福寺から連れ出してくれるように依頼します。

千鳥は、満福寺に野菜を届けたついでに
近くの神社に強引に誘いますが、
不審に思った武蔵坊弁慶が千鳥を追及。
顔がますます引きつっていきます。

アニメか! と言っても過言ではないほどの
演者・中島知子さんの演技、拍手です(笑)。

ともかく、このままいったら
鎌倉に入ることも頼朝にあうことも叶いそうにありませんが、
義経に会うことで大姫の心の病に一筋の光が見いだせるのであれば、
大姫にとっても義経にとっても道は開けるかもしれません。

しかし義経は、千鳥の申し出を断ります。
鎌倉に内緒の動きをしては、頼朝にますます反感を抱かれ
兄弟の亀裂は修復できないようになるかもしれません。

義経が断ったと知って、政子は逆上します。


弁慶は、大姫にこっそりあった方が良かったのではと考えますが
これ以上、頼朝に不審の心を抱かせたくありません。
しかし、弁慶が言った一言で、義経の心を傷つけ
義経と弁慶主従の間に大きな亀裂を生じさせてしまいます。

「鎌倉殿のご不審は、何も今始まったことではございませぬ」

いくら兄弟とはいえ、頼朝は嫡流であり
傍流たる義経に対して構えていた感があります。

弟でありながら一御家人として扱って馬を引けと命じたり、
戦についてはしばらく出陣の沙汰がなかったり、
勝ち戦に導いても触れ状を出したり
そして今回は腰越で足止めです。

それでも何も疑いなく従って来たのは、御家人ゆえではなく
頼朝を兄と慕うからこそであり、
それが頼朝への見方を曇らせているようにしか思えません。

時には情というものをお捨てになられませ!
弁慶は涙ながらに義経に訴えますが、義経も納得できません。
「我ら主従をつないでいたのは、情ではなかったか!」

義経の怒りはごもっともですが、
弁慶の言い分にも一理あります。
しかし、弁慶が少し言い過ぎた感はあります。

翌朝、弁慶は義経に手をついて謝りますが、
「私もただの小さな人間ということだ」と
弁慶の忠告を受け取ることにします。


その夜、義経は己の思いを文に綴り
公文所別当・大江広元に送ることにします。

世に言う『腰越状』は、この日鎌倉へ──。

──────────

原作:宮尾 登美子
   「宮尾本平家物語」「義経」より
脚本:金子 成人
音楽:岩代 太郎
脚本協力:川上 英幸
    :眞鍋 由起子
題字:陳 燮君
タイトル画:宮田 雅之
語り:白石 加代子
──────────
[出演]
滝沢 秀明 (源 義経)
松平 健 (武蔵坊弁慶)
南原 清隆 (伊勢三郎)
うじき つよし (駿河次郎)
伊藤 淳史 (喜三太)
海東 健 (佐藤忠信)
長谷川 朝晴 (鷲尾義久)
中島 知子 (千鳥)
加藤 雅也 (源 義朝(回想))

渡辺 いっけい (藤原泰衡(回想)) ※ クレジットなし
鶴見 辰吾 (平 宗盛)
松尾 貴史 (大江広元)
大杉 漣 (源 行家(回想))
塩見 三省 (覚日律師(回想))
平野 忠彦 (平 盛国(回想))
神木 隆之介 (牛若(回想))
※ 平野・神木:ピンクレジットなし
──────────
高橋 英樹 (藤原秀衡(回想))

財前 直見 (北条政子)
市川 左團次 (金売り吉次(回想))
稲森 いずみ (常盤(回想))
小林 稔侍 (北条時政)

中井 貴一 (源 頼朝)

渡 哲也 (平 清盛(回想))
──────────
制作統括:諏訪部 章夫
演出:黛 りんたろう

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