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2012年10月11日 (木)

プレイバック義経・(41)兄弟断絶

源 頼朝との再会が叶わなかった源 義経は、
失意のまま腰越を後にし、京へ戻ることになりました。

兄の、弟への仕打ちは、情の観点から見れば
確かにひどいと言わざるを得ませんが、
そうせねば他の御家人への示しがつかないだけに
兄としては、さんざん思いあぐねた上での決断です。

しかしこうして、義経を鎌倉から追放してみると
今度は別の悩みが頭をもたげます。
『義経は頼朝に対して謀反を起こすのではないか?』

そうなる前に
義経の軍事力を削いでおかなければなりません。
平氏を滅亡に追いやって、義経に与えていた
平氏の旧領地24ヶ所を没収することにします。

さらに、平 宗盛親子の処遇ですが──、

平 清盛は頼朝と義経に恩情を与えて生かした結果
平氏は滅亡へと至りました。
同じ轍を踏まないためにも、
情を捨てて厳罰に処すことにします。


伊豆から南都に送られた平 重衡の身は
山城国木津にあり。
読経の中、武装した僧たちの尋問を受けます。

興福寺や東大寺を全て焼き討ちし、
多数の僧侶たちを焼死させた重衡の罪は重く、
翌日、処刑されることになりました。

そして、まさに首を刎ねられるという時、
外から重衡の名を呼ぶ声が。
妻・輔子です。

一の谷の合戦以来、夫婦生き別れとなっております。
夫が南都へ送られると言うことを知って、妻は
夫を探して訪ね歩いていたそうです。

ふたりの運命が、
この場にふたりを引き寄せたのかもしれません。
特別の恩情により、今生の別れを許されます。

重衡は、自らの髪を噛み切って
形見として輔子に手渡します。
後追いせず、いのち尽きるまで生きるように諭し
斬首されました。

三位中将重衡、29歳の生涯でした。


近江国に入り、都まで1日足らずの距離となりました。

鎌倉を出る時には、京までの途中で首を刎ねられるのではと
オロオロしていた宗盛も、
都が近づくにつれて徐々に落ち着きを取り戻し、
仏門に入って一門の菩提を弔いたいと願うようになりました。

そのとき、鎌倉からの使者として出発した安達盛長が
一行に追いつきます。

この地にて、平 宗盛・清宗親子の首を刎ねよ──。

非情な沙汰を下す兄に怒りを感じつつも
ここは話を受けるしかありません。

翌日、ヒグラシがなく中、
宗盛斬首。


改めて、京へ出発する前に
義経は郎党たちに言っておくことがあります。

宗盛を斬首したのは、無論
平氏を根絶やしにする思惑もありますが、
もう一つ、義経にそれができるかと
試す思惑もあったように思えます。

ということはつまり、頼朝は義経に対して
不信感を抱いていることの表れであります。
頼朝がそういう存念であるならば、
家来として従う気力も思いも消え失せました。

共に目指したい武士の世は、
頼朝の目指す先と義経の目指すそれとは
大きく隔たりがあるようです。

頼朝は理を重んじるあまり、情を完全になくしました。
非情な今の鎌倉は、義経が求めた理想ではありません。
頼朝から離れ、別の道を歩んでいくことに決めました。

郎党たちは、今までよりもさらに結束力を固め
義経を支えていくことにします。
しかし、これから歩むのは
これまでよりも更に苦難の道となります。

──────────

原作:宮尾 登美子
   「宮尾本平家物語」「義経」より
脚本:金子 成人
音楽:岩代 太郎
脚本協力:川上 英幸
    :眞鍋 由起子
題字:陳 燮君
タイトル画:宮田 雅之
語り:白石 加代子
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[出演]
滝沢 秀明 (源 義経)
松平 健 (武蔵坊弁慶)
南原 清隆 (伊勢三郎)
うじき つよし (駿河次郎)
伊藤 淳史 (喜三太)
海東 健 (佐藤忠信)
長谷川 朝晴 (鷲尾義久)

鶴見 辰吾 (平 宗盛)
細川 茂樹 (平 重衡)
戸田 菜穂 (輔子)
松尾 貴史 (大江広元)
神木 隆之介 (牛若(回想)) ※ ピンクレジットなし
──────────
平 幹二朗 (後白河法皇)

財前 直見 (北条政子)
草刈 正雄 (平 知康)
夏木 マリ (丹後局)
小林 稔侍 (北条時政)

中井 貴一 (源 頼朝)

渡 哲也 (平 清盛(回想))
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制作統括:諏訪部 章夫
演出:柳川 強

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