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2012年11月 4日 (日)

(43)忠と孝のはざまで 〜重盛泣く〜

これより我らは……平家を討つ!

後白河法皇らが企てた『鹿ヶ谷の陰謀』。
それは、娘・徳子を入内させ
新たな帝の誕生を目論む平 清盛政権への反発からでした。

しかし、陰謀は事前に露見。
藤原成親は捕らえられ、西光は死罪を命じられます。

後白河法皇を追いつめていく清盛。
しかし、院の近臣でもある平重盛をも、
さらに追い込むことになるのです。

重盛は、逮捕されて監禁されている成親の元を訪れます。

成親は、自分の政治生命を長らえるために
あっちに擦り寄りこっちに擦り寄りしていたわけですが、

“王家の犬”であったはずの平家の
犬と成り下がってしまっている自分に気がつき、
そういう一生を終えたくはないと思ったようで、
「似合わぬことをして、このザマです」と自嘲します。

重盛は、清盛に成親の助命を嘆願します。
その必死さに押されたか、清盛は成親を流罪とします。
そして、義弟にあたる重盛は左近衛大将を辞任。
頭を下げる経子に、重盛は精一杯のいたわりの言葉をかけます。

備前へ流された成親ですが、食べ物を一切与えられず
配流されておよそ1ヶ月後の安元3(1177)年7月9日
ついに飢え死にします。

「配流先でどうなろうと、わしのしったことではない」
重盛の望み通りに流罪にしてやったのだから
文句はないだろう、と言いたげな清盛に
重盛は、清盛がどの方向に向かっているのか分からなくなります。

重盛の必死の訴えも、もはや清盛には届かないようです。
中宮徳子に皇子が授かるよう、寺社に命じて祈祷させたい清盛は
重盛にも“早く働け”とハッパをかけます。
絶望の重盛です。


伊豆では、山木家へ嫁に行ったはずの政子が
源 頼朝と結婚したいと言い出し、
伊東祐親の件を知っている北条時政は大激怒です。

頼朝は、祐親の娘・八重姫と夫婦になった当時は
源氏の人間であることを捨てる覚悟だったものの、
今は“父・源 義朝のような源氏の棟梁”になりたいと
強く願っての結婚です。

心を動かされた時政は、チッと舌打ちし
しぶしぶ結婚を認めることにしました。


その頃、遮那王は常盤と対面していました。
「母上、私は……僧にはなりませぬ」

遮那王は、実の父が義朝であり
かつて父と慕った清盛は父の宿敵であることなど
一切合切を武蔵坊弁慶に聞いた上で、
父に代わって平家を倒すと決意します。

そのために、奥州平泉で絶大な力を持つ
藤原秀衡を頼るつもりです。

許しませぬ、と常盤は表情を変えずに冷たく言い放ちますが、
許しを請いに来たのではなく、お別れを言いに来た遮那王は
「遮那王は不孝者にござります」と頭を下げます。

京から平泉に向けて出発した遮那王・弁慶主従ですが、
義朝の最期の地・尾張にさしかかったところで、
遮那王は元服することになりました。

──源 義経。

母・常盤が名付け、弁慶に託した名です。
「強き源氏の武者となりなさい」

清盛の知らないところで
源氏の魂が2つ、甦ろうとしていました。


「中宮様に……ご懐妊の兆しあり!」
日ごろは落ち着きすぎるほど落ち着いている平 時忠が
慌てて清盛に報告します。
治承2(1178)年6月のことです。

振り返る清盛は、眉毛も白く
もう……ええじいちゃんですw

寺社に命じていた懐妊祈願の祈祷は
たちまち安産祈願に変えられます。
そしてついに……御産平安!
11月12日、皇子誕生であります。

これで清盛は、皇子の外祖父(母方の祖父)になれたわけです。

外祖父は、かつて藤原道長がそうであったように
父方の祖父(ここでは後白河法皇)よりも力を持てるとあって、
それをずっと狙って来た節があります。

この時誕生した皇子は言仁(ときひと)親王、
後の安徳天皇であります。


治承3(1179)年2月、清盛は福原から上洛します。
皆を集めよ、と命じた重盛は、その場で昏倒。
病床に伏します。

一方で、一門を集めた清盛は、
鹿ヶ谷で行われた陰謀が今後ないとも限らないゆえに
後白河法皇を平家の館に連れてきて
その陰謀が立てられないようにしようと画策します。

法皇の御所に向けて兵が差し向けられますが、
病の重盛が立ちはだかります。
「法皇様の御所は、私が警護致します」

法皇から受けた恩の重さは千粒万粒の宝玉よりも重く
恩の深さは幾重にも染めた紅の色よりも深い。

「忠ならんと欲すれば孝ならず!」
「孝ならんと欲すれば忠ならず……!」
法皇への忠義を尽くせば親への孝行は成り立たず、
親への孝行を尽くせば法皇への忠義は成り立たず。

父・清盛と法皇との板挟みで、
重盛はずいぶん苦労しているようです。

かくなる上は、この重盛が首を召され候え──。

平家一門の中にあって、
清盛に真っ向から対抗することができるのは
今や重盛ただひとりかもしれません。

清盛は、この重盛の前に折れざるを得ませんでした。

しかしこの重盛の忠義こそが、
法皇にとっての付け入る隙でもありました。

──────────

治承2(1178)年11月12日、
高倉天皇の中宮・徳子は言仁親王を出産。

治承4(1180)年8月17日、
源 頼朝が挙兵して平氏に反旗を翻すまで


あと1年9ヶ月──。


作:藤本 有紀
音楽:吉松 隆
題字:金澤 翔子
──────────
松山 ケンイチ (平 清盛)
松田 翔太 (後白河法皇)
深田 恭子 (時子)
森田 剛 (平 時忠)
藤本 隆宏 (伊藤忠清)
田口 浩正 (平 貞能)
梶原 善 (平 宗清)
窪田 正孝 (平 重盛)
──────────
岡田 将生 (源 頼朝)
杏 (政子)
塚本 高史 (藤九郎)
神木 隆之介 (源 義経)
青木 崇高 (弁慶)
武井 咲 (常盤御前)
吉沢 悠 (藤原成親)
──────────
松田 聖子 (乙前)
宇梶 剛士 (源 頼政)
遠藤 憲一 (北条時政)
上川 隆也 (平 盛国)
──────────
制作統括:磯 智明
    :落合 将
プロデューサー:櫻井 壮一
演出:柴田 岳志


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『平 清盛』
第44回「そこからの眺め」

デジタル総合:午後8時〜
BSプレミアム:午後6時〜

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