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2012年12月14日 (金)

12月14日

Kassyのような歴史好きな人間の場合、歴史上の出来事で
年号だけではなく日付をも覚えてしまっている事件というのは
それこそいくつもありますが、

日付を見ただけでその事件を容易に思い出せるのは
そうそうないような気がします。

例えば、
徳川慶喜が大政奉還を行ったのは慶応3(1867)年10月14日だし、
明智光秀が織田信長を襲撃した本能寺の変であれば
天正10(1582)年6月2日です。

でも、逆に10月14日という日付を見て
大政奉還が行われた日だ! と思いついたり、
6月2日から本能寺の変が連想できたり、というのは稀です。

それこそ、「2・26事件」「5・15事件」「8月18日の政変」など
日付がそのまま事件名となっているものであっても
「今日は5月15日……ということは5・15事件の日だなぁ」などと
考えられるのはあまりないことではないでしょうか。

そんな中で、今日12月14日は
無論「赤穂浪士が討ち入った日」というわけですが、
この日ばかりは、日付を見て
その討ち入りの様子(もちろんドラマ映像ですが)が
なぜだか頭をよぎってしまいます。

元禄15年12月15日、寅の上刻午前4時。降り積もった雪は……

昭和39年に放送されたNHK大河ドラマ『赤穂浪士』の
第47回「討入り」の回での、冒頭に流れるナレーションです。
毎年のことながら、12月14日という日付を見るたびに
このナレーションが頭の中をリピートで流れていきます。

ま、実際に討ち入ったのは正確に言えば15日ですから
“12月14日”ではなくなってしまうのですが、
一日の始まりが夜明けとともに迎えるという
この時代特有の考え方では12月14日の深夜となり……(^ ^;;)


ふと外を見た時、このナレーションのように
雪が積もっていれば効果はバツグンですが、

この12月14日というのは旧暦(太陰暦)でありまして、
新暦(太陽暦)の場合は1〜2月ごろに相当する時期なので
“雪が積もる”というのもしっくり来るわけですが、

逆に新暦12月14日は旧暦では10〜11月ごろに当たるので、
この時期に雪が深く降るというのは
確率的にはあまり高くなさそうです。


ともかく、今日一日は
赤穂浪士のドラマシーンが頭の中をぐるぐると反復し続け、
翌15日には、夜明け前に赤穂浪士が本懐を遂げたということで
なぜだかKassyも妙に清々しい気持ちで朝を迎えることができます。

ここまでって、変ですか?(笑)

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