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2012年12月 2日 (日)

(47) 〜源平対決〜 宿命の敗北

治承4(1180)年6月、
平 清盛は、不満を抱く公卿たちを退けて福原への遷都を強行。
高倉上皇と中宮徳子、そして
彼らの子である安徳天皇が京から移ってきました。

一方、8月17日には、伊豆にて源 頼朝が挙兵!

こうして、清盛と頼朝の戦いが幕を開けたわけです。

9月5日・福原──。

以仁王の令旨によって
頼朝が伊豆で反平家ののろしを上げて
挙兵したことを知った清盛ですが、

実に落ち着いて、これを討つべく
高倉天皇の名の下、さまざまな指示を出していきます。
すなわち、
戦いたくて戦いたくて仕方ない伊藤忠清を軍師に任命、
孫(平 宗盛の子)の平 維盛を総大将に据えます。

維盛はまだ23歳、総大将にするのは……と
家臣たちは不安気ですが、
清盛の孫であれば、これしきのことと
相当なプレッシャーをかけられます。

権力者一門に生まれるのは羨ましいことですが、
上にいるものは上にいるもので
精神的に相当苦しんだであろうと推察します。


およそ10日ほどさかのぼって8月23日、
挙兵した頼朝は石橋山に陣を張り、援軍を待ちますが
平家方の大庭景親や伊東祐親らの軍勢に囲まれてしまいます。

伊東祐親といえば、清盛に睨まれる要因になるからと
自身の娘・八重姫と頼朝との間にできた子を殺害してしまった
あの御仁であります。

「平家の御恩は山より高く海より深い!」
叫ぶ大庭に、頼朝はアッという間に大敗を喫してしまいます。

逃亡し、とりあえず洞窟に身を隠した頼朝や北条時政ですが、
敵による残党狩りが行われ、梶原景時に見つかってしまいます。

死を覚悟する源氏方──。

「コウモリばかりで誰もおらぬ!」
向こうの山が怪しい、参ろう! と
追っ手を誘導して遠ざけてくれます。

九死に一生の頼朝は、安房へと落ち延びます。


頼朝挙兵の知らせは、遠く平泉の
源 義経にも届いておりました。

かつて、平泉の財力・武力などを存分に使えと
当主の藤原秀衡に言われていたこともあり、
兄の元へ馳せ参じたいと願う義経でしたが、
秀衡は厳しい表情で「ならぬ」と一蹴します。

今駆けつけたところで
義経が持つ戦の才能をいいように使われ、
挙げ句には使い捨てされると秀衡は読んでいるようです。

それよりは、挙兵したから呼応するのではなく
しばらくは平泉という遠方から
平家と源氏の戦の成り行きを見守れと言われます。

石橋山の合戦で大敗を喫した頼朝に
一分一秒でも早く駆けつけてやりたいという
肉親の情があり、義経としては不本意です。

そこで、弓の稽古用の的の下に弁慶が座り
頭の真上にある的の中央を射ぬいて下され、と
義経をけしかけます。

もし成功すれば、義経の運と度胸を
秀衡も認めてくれるだろう、という考えです。

ま、こういった話のベタな流れから
当然として的を射抜くわけですが(^ ^;;)
まちがっても今後のストーリーのこともあるので
弁慶には矢は当たりません。

ともかく、義経主従に呆れた秀衡は出兵を認めます。
しかも、佐藤継信・忠信兄弟も貸し出してくれます。


源氏の嫡流、御曹司の頼朝が挙兵した波紋は全国に広がり
挙兵に呼応するかのように、信濃・甲斐・鎮西などで
源氏方による反平家の反乱が起きます。

あちこちで火種がくすぶり、燃え上がろうとしている時なのに
清盛は相変わらず福原京の内裏建築の話を進めます。

強引な遷都に疑問を持つ一門は
清盛に恐る恐るやめるように進言しますが、
国造りを成功させることこそ真の勝利であり
“烏合の衆”の挙兵に惑わされるなと言い放ちます。

もしかしたら、
この反乱の火種を“烏合の衆”と侮ったことが
後の敗北につながるのかもしれません。

こうしている間にも
頼朝は安房や下総で次々に味方を集め、
大軍勢となりつつありました。


9月29日・京。
総大将の維盛と軍師の伊藤は
いつ出陣するかで揉めております。

“十死一生”ほとんど助かる見込みのない日だと
伊藤は主張して待機するように進言します。
戦とは命をかけるものであり、
神仏のご加護を願うのが大事なのだと言いたいようです。

でも、いつぞやの戦のときに
「どちらでもいいから戦わせてくださりませ!」なんて
主張していた伊藤ですので、
今さらご加護だの何だのと言われても説得力に欠けます(苦笑)。

維盛は強引に出陣してしまいます。


源氏軍25,000騎は鎌倉に入ります。

北条政子は頼朝の陣に入り、酒食の準備をさせますが
追討軍が駿河に入ったという知らせを聞き
頼朝はすぐに出立します。

先に西に向かっていた
甲斐源氏の武田信義2,000騎と合流した頼朝軍は、
10月20日に富士川の東側に陣を張ります。

富士川の西側に布陣した平家軍ですが、
兵糧不足のためか逃げ出す兵が後を絶たず
4,000騎が半分になってしまっています。

兵の数も減り、兵糧もほとんどなく
頼みにしていた大庭や伊東ら味方の軍が着陣できず
兵たちの士気がほとんど落ちてしまっている現状で

それを回復させるために、
維盛は伊藤に遊女を集めよと命じます。


夜、源氏方は
沼を通って平家の背後を突く作戦に出ます。
そのころ平家の陣では、
遊女たちが到着して飲めや歌えやの大騒ぎです。

そっと近づく源氏方ですが、ついつい足を踏み外し、
それに驚いた水鳥がバタバタと飛び立って行きます。

酒に溺れつつあった平家方では、その水鳥の音に驚き
誰かが叫んだ「敵襲じゃ!」の声で大混乱に陥ります。
もはや、誰もが統制不可能です。

源氏は、戦わずして勝ちました。

京を目指し、平家を下すつもりでいた頼朝ですが、
まずは鎌倉での足がかりとして、未だ頼朝に従わぬ東国武士を
一つにまとめるために鎌倉に留まることにします。

そんな話をしていたとき、義経が奥州から着陣。
「兄上! お会いしとうござりました!」

最初こそ「弟? 私の?」といぶかる頼朝でしたが、
最終的には義経を受け入れます。


わずかに10騎ほどで六波羅に逃げ帰った維盛は
清盛にひどく折檻されます。

もちろん、軍師としてつけた伊藤にも
清盛は激怒するわけですが、
死んでお詫びする、とした上で

>殿は今、維盛様に仰せになりました。
>「それでも平家の男子か!?」と。
>維盛様はまごう事なき平家の男子にござります。
>戦というものをご存じなく、出陣には吉凶の日取りも選ばず、
>兵の進退も心得ず、陣中に遊び女を入れ、
>水鳥の羽音に脅えて戦場から逃げる。
>それこそが、まごう事なき平家の男子の姿にござります!

>殿は、保元の戦、平治の戦を勝ち抜いてこられました。
>武士の世を夢見て、財を投げ打ち、公卿方、法皇様と渡り合い、
>一門を公卿の家柄まで引き上げられました。
>音戸の瀬戸を広げ、大輪田泊を整え、宋との交易をなさりました。
>厳島の社を新たにし、横へ横へと広がる世を目指されました。
>ご息女を入内させ、御孫君を帝となされました。
>そしてその帝をいただく新しき国を
>福原に作ろうとなされております。

>──殿。
>平家はもはや武門ではござりませぬ!
>殿ご自身が……もはや武士ではござりませぬ!
>殿が目指した武士の世は、
>武士のままでは作れぬものにござりました。
>ご無礼を、仕りました。

清盛を痛烈に批判します。

清盛は、伊藤の望み通り
宋剣で首を刎ねようと庭に出ますが、
剣を振り上げた途端、
その重さに振り回されて座り込んでしまいます。

“おのれにとって、生きるとはいかなることか”
“それを見つけたとき、心の軸ができる”
“心の軸が身体を支え、身体の軸が心を支えるのだ”

清盛が平太と名乗っていた幼少の頃、
父の忠盛が教えてくれたことです。

清盛は今、身体の軸はおろか
心の軸さえも失いつつありました。

──────────

作:藤本 有紀
音楽:吉松 隆
題字:金澤 翔子
──────────
松山 ケンイチ (平 清盛)
深田 恭子 (時子)
森田 剛 (平 時忠)
藤本 隆宏 (伊藤忠清)
田口 浩正 (平 貞能)
梶原 善 (平 宗清)
西島 隆弘 (平 頼盛)
中井 貴一 (平 忠盛(回想))
玉木 宏 (源 義朝(回想))
伊東 四朗 (白河法皇(回想))
豊原 功補 (平 忠正(回想))
加藤 浩次 (兎丸(回想))
井浦 新 (崇徳上皇(回想))
(※ 西島〜井浦:ピンクレジットなし)
──────────
岡田 将生 (源 頼朝)
杏 (政子)
塚本 高史 (藤九郎)
神木 隆之介 (源 義経)
青木 崇高 (弁慶)
温水 洋一 (佐伯景弘)
──────────
京本 政樹 (藤原秀衡)
峰 竜太 (伊東祐親)
遠藤 憲一 (北条時政)
上川 隆也 (平 盛国)
──────────
制作統括:磯 智明
    :落合 将
プロデューサー:櫻井 壮一
演出:中島 由貴


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『平 清盛』
第48回「幻の都」

デジタル総合:午後8時〜
BSプレミアム:午後6時〜

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