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2013年3月24日 (日)

(12)蛤御門の戦い

伏見・嵯峨・天王山に集結した長州勢は
会津や薩摩によって京を追われた雪辱を晴らすべく
その進軍の機会をうかがっております。

山崎天王山の長州陣営に向けて
600の援軍がやって来ました。
力強い味方です。

しかし朝廷は、
「長州の軍勢、速やかに掃討せよ」(by 孝明天皇)
という勅命を下し、長州を迎え討つ支度を始めさせます。

かつて京を追われた長州側にとっては、
天下騒乱の大元は松平容保が京都守護職に就いたことであり、
「御所から追放し、天誅を受けさせるべし」なのだそうです。
そんな言葉が記された戦の布告書を会津本陣に届けます。

会津本陣では、長州討つべしと気勢が上がります。

長州の主力部隊を叩き潰すために
大軍の大部分を割いて伏見の部隊に向かう会津軍ですが、
山本覚馬はそもそも、伏見にいるのが主力かどうかを疑っています。

しかし、その覚馬の疑問通り
会津の主力が伏見に向かったことを察知した
天王山にいる部隊は、
そのスキをついて一気に御所に攻め入る算段です。


山本権八の元に、覚馬から書状が届きます。

その内容を読んだ権八は、“う〜ん、う〜ん”と
ずっと唸ってばかりです。
夏だというのに障子をピシャリと締め切って、
佐久とふたりで何やら夫婦会議が続いています。

もしや夫(=覚馬)の身に何かがあったのでは? と
うらは山本八重とともにその座敷に押しかけますが、
父を問いつめてみれば、八重自身の縁談話のようです。

しかも、川崎尚之助と夫婦になれ、という。

よそ者である尚之助ですが
覚馬の妹婿となれば話は変わってくるわけで、
尚之助が藩士になれば新式銃の話も通しやすくなるし
(セリフには出ませんでしたが、
仮に尚之助が会津を去ろうという考えが少しでもあるのなら
八重と一緒にさせることで引き止めることも可能、と
考えることもできます)

あとは本人同士の意志だけ、と母はやんわりと話しますが
覚馬ながらいい考えだ、とノリノリな権八は
無理矢理にでも話を進めることにします。

「私は……イヤでごぜえやす!」
八重のあまりの気迫に、ノリノリの父も圧倒されます。

尚之助が覚馬に呼ばれて会津にやってきてはや7年、
八重としては、ずっと兄と思って一緒に過ごしてきましたが
それが今さら“だんなさま”というのは、
八重には受け入れられないのかもしれません。

角場で尚之助と一緒になる八重ですが、
どうしても意識してしまって
尚之助の目すら合わせられません。

尚之助も、八重より先に権八から話があっているので
八重がボーッとしたり、目線をそらしたりするのを見て
覚馬の話のことを聞いたんだな、と察知します。

「小細工を弄するとは、覚馬さんらしからぬ愚策ですよ」
尚之助も、実はお断りするつもりだったようです。


7月18日、深夜。
長州勢が、嵯峨・天王山・伏見の三方向から
御所に向けて進軍を開始。

「一人たりとも中に入れるな!」
蛤御門外では、一橋慶喜が兵士に檄を飛ばします。

伏見街道を進む会津藩主力の神保内蔵助・新選組らは
大垣藩に攻められて総崩れとなった
伏見部隊の兵士たちの死体を目にします。
総大将の福原越後は傷を負い、退却したようです。

内蔵助は、そのまま伏見にある長州藩邸に向かおうとしますが、
山川大蔵は、あまりにあっけなく総崩れとなっているため
何か妙だ、おかしい……と気づきます。

「御家老、もしや伏見の軍勢は……囮(おとり)では?」
確かに今、会津軍の大半をこの伏見に向けていたので
嵯峨や天王山方面に割いている軍勢はかなり手薄です。
もしかしたら、そのスキに攻め入られたらひとたまりもありません。

実際、長州軍の精鋭たちは
覚馬がいる蛤御門へ向かっていました。
それを阻止する会津軍ですが、
来島又兵衛は、会津軍に向けて鉄砲を撃ちかけます。

御所に向けて鉄砲を放つ彼らに驚く田中土佐らですが
感心している場合ではありません。
それに対し、覚馬も鉄砲隊で応戦。
鉄砲vs鉄砲、大砲vs大砲の戦いが始まります。


大砲が次々に撃ち込まれた御所では公家たちが恐れおののき、
長州を敵に回したらいかんのや! などと今さら訴えますが、
松平容保は、何としても天皇を守り抜くと力強いお言葉です。

ただ、帝を守るというのなら
長州の求めに応じて容保が今すぐに御所を出るべきだと言ったり
今すぐに長州と和睦を結ぶ勅を下すべきと言ったり
お公家さんたちの大混乱ぶりには失笑であります(^ ^;;)

それを抑えたのは、孝明天皇の言葉でした。
「禁裏に発砲する賊徒退けて、御所を守護せよ!」

御所の別の門が破られ、
長州勢が御所内に乱入している知らせを受けた覚馬たちは
大砲を蛤御門内に移動させます。
そこで戦を続けるわけですが、
三方から攻撃されては、さすがの会津も手こずります。

そんな時、ザッザッ……と対列組んで現れたのは
西郷吉之助を先頭とする薩摩の軍勢でした。
会津勢vs長州勢の開戦図が、薩摩勢vs長州勢に変わり
逃げる長州勢にも容赦なく薩摩の鉄砲が撃ち込まれていきます。

「薩摩は強え!」
ぶれない薩摩の新式銃に感心していた覚馬の頭上に
大砲が──。


一方、天王山から御所に攻め入った久坂玄瑞・真木和泉らの軍勢は
堺町御門横にある鷹司屋敷に立てこもっておりました。

そこへ、蛤御門で敗れたという知らせを持って
桂 小五郎が紛れ込み、久坂に一旦逃げようと提案しますが、
ここで引いたら朝敵だ、と久坂は首を縦に振りません。

やがて会津軍が到着し、大砲で塀を破って屋敷内に乱入。
広がる火の中を戦い抜いた久坂は
ついに力尽き、屋敷内で自刃します。


開戦の知らせを受けた会津では
山本家の面々が、鉄砲隊の前線にいるはずの
覚馬の消息を気にしています。

長州が敗走したなど、戦の概況は続々と飛び込んできますが
覚馬についての詳細な情報は入ってきません。
そんな時、尚之助はフッと微笑みます。
「大丈夫。きっとご無事ですよ」

その笑顔に、権八も佐久も、うらも八重も助けられます。

八重も、口では男勝りなことをいいながら
武士の娘として“恥ずかしい”と本人が言うほどの
かなりの狼狽(うろた)えようでしたので、
内心、不安で不安で仕方なかったのかもしれません。

そんな時の尚之助の笑顔は、
確実に八重の心のすき間に入り込んでいきます。


「会津は鬼や! 早う去ね!」
焼き尽くされた京の町を視察する覚馬と広沢富次郎は
焼け出された京の民衆に石を投げられ、
激しい言葉を浴びせられます。

それを止めたのは、商人の男でした。
会津藩御用総元締・大垣屋清八です。

──────────

元治元(1864)年7月19日、
京都御所の蛤御門近くで会津藩と長州藩が交戦、
長州藩が敗北する。

明治39(1906)年4月1日、
篤志看護婦としての功績により
皇室以外の女性として初めて『勲六等宝冠章』を受章するまで


あと41年8ヶ月──。


作:山本 むつみ
テーマ音楽:坂本 龍一
音楽:中島 ノブユキ
題字:赤松 陽構造
語り:草笛 光子
──────────
[出演]
綾瀬 はるか (山本八重)
西島 秀俊 (山本覚馬)
長谷川 博己 (川崎尚之助)
風吹 ジュン (山本佐久)
松重 豊 (山本権八)
長谷川 京子 (山本うら)
玉山 鉄二 (山川大蔵)
貫地谷 しほり (高木時尾)
綾野 剛 (松平容保)
──────────
降谷 建志 (斎藤 一)
池内 博之 (梶原平馬)
斎藤 工 (神保修理)
岡田 義徳 (広沢富次郎)
──────────
津嘉山 正種 (神保内蔵助)
佐藤 B作 (田中土佐)
風間 杜夫 (林 権助)
──────────
市川 染五郎 (孝明天皇)
小泉 孝太郎 (一橋慶喜)
及川 光博 (桂 小五郎)
吉川 晃司 (西郷吉之助)
稲森 いずみ (松平 照)
松方 弘樹 (大垣屋清八)
──────────
制作統括:内藤 愼介
プロデューサー:樋口 俊一
演出:一木 正恵


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『八重の桜』
第13回「鉄砲と花嫁」

デジタル総合:午後8時〜
BSプレミアム:午後6時〜

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