« 細かすぎて伝わらないバスネタ選手権(35) | トップページ | 紛失 »

2013年3月26日 (火)

プレイバック新選組!・(23)政変、八月十八日

芹沢 鴨による大和屋襲撃の件ですが、
会津藩からも近藤 勇に
芹沢を何とかしろ、と言ってきています。

芹沢としては、天誅組に金銭を提供したのは大和屋なわけで
それを懲らしめたのは悪いことではないと開き直りますが、
勇が責任を取れとうるさいので、新見 錦に指示します。
「新見、お前腹切れ」

えっ……!? という空気が一瞬流れます。

ま、切腹はあんまりなので
新見は局長から副長に格下げ、
しばらくの間は謹慎ということになりました。

で、鴨は沖田総司とお梅と3人で
温泉につかりに行ってしまいました(^ ^;;)


壬生浪士組が仲間内でゴタゴタやっている間に
世の中は急転直下でありました。

来たる27日、大和神武天皇陵と春日大社に行幸した際に
全国の諸大名に上洛を求めて一気に攘夷を実行する──。
これは実は長州藩と、尊譲派公卿の三条実美らが仕組んだ
にせの勅命であることが露呈したわけです。

もう我慢なりません。
京都守護職・松平容保は
薩摩藩とともに長州藩征伐へと動き出します。


文久3(1863)年8月17日・京──。

午後5時30分、久留米水天宮神主の真木和泉と
長州藩の桂 小五郎・久坂玄瑞が酒を呑んでいます。

薩摩が勅命に応じるかが気になるところですが、
朝敵になってまで事を起こそうという気はなさそうです。
桂は、そんな薩摩の政治力と会津の軍事力が加われば
長州にとって最大の敵と危惧しています。


午後9時23分、容保は
会津藩士と壬生浪士組に招集をかけます。

この非常時、鴨を呼び戻すように新見に依頼しますが
新見は動きません。

いつでも戦に出られる支度だけ命じて、
招集には勇が代表して参加することになりました。


午後11時25分、陣割発表。
しかし、招集がかかったにもかかわらず
壬生浪士組には何の音沙汰もありません。

実は会津藩内でも、壬生浪士組に任務を与えるか否か
意見が分かれているところなのです。
容保は、勇たちの力が発揮できるよう
同じように任務に就かせよと命じます。

与えられたのは、御花畑の守り。
蛤御門から入って、禁裏御所の建礼門前に
御花畑という一角があり、その守りであります。
「そこには何か大事なお花が……?」


8月18日 午前0時44分、容保出陣。
薩摩兵とともに御所へ向かいます。


午前2時05分、出陣に向けて
準備を進めている壬生浪士組隊士たち。

土方歳三のように、桂をやっつけられると意気込む者、
初めての戦いに興奮する者、
戦いに義務的印象を受け、乗り気でない者、さまざまです。

ひとまず、下知があるまでは待機といったところです。


午前4時、御所周りの9つの門を全て封じ終え
容保は、守りが成ったと知らせる大筒を放たせます。

その轟音に飛び起きた桂です。

急いで長州藩邸に向かう桂ですが、
その途中、会津兵が門の守りを固めているのを目撃します。


午前6時25分、御所・堺町御門の守りを巡って
長州藩と会津藩の睨み合いが続いております。
しかし、長州藩が御所への立ち入りを禁じられたという
勅命が下っているとは、久坂も知る由もありません。

会津兵2,000、薩摩兵200足らず。
長州兵をかき集めて兵を挙げれば、今なら勝てる数です。

兵を挙げ、孝明天皇を救い出す──。
しかしそれは、朝廷に対して挙兵することであり
長州は朝敵逆賊ということになります。
桂・久坂という程度の者たちの一存で
そんな大事を決められようはずもありません。

桂は、京を離れる決断をします。


午前8時08分、鴨ら3人が帰ってきました。

八木ひでは、総司の分の握り飯を残しておいたり
お守りを渡そうとしたりしますが、

握り飯は食えば眠くなると言うし
お気をつけて というのはないだろうと言うし、
お守りのようなものは信じないというし、
総司はその全てをいちいち拒否します。

「沖田さんはどうして人の気持ちを考えようとしないんですか」
ひでは目に涙を浮かべて走っていってしまいます。


午前11時45分、いつまで経っても下知がないので
鴨の鶴の一声で出陣することになりました。
(鴨か鶴か分からなくなりますね)

しかし、御花畑に向かうには
蛤御門を通らなければなりません。
蛤御門を守る会津兵は、そのことを聞かされていないので
一歩も通してくれないわけですが、

そここそ、鴨の出番ですかね(笑)。


午後2時14分、土砂降りの中 長州藩は撤退。
まずは勝利を収めた形の会津藩も撤収することになりました。

御花畑前を通る容保は、
勇たちに目もくれず撤収していきます。

雨に濡れつつ、片膝ついてお見送り。
勇はいま、何を思うのでしょうか。

──────────

文久3(1863)年8月18日、
会津藩・薩摩藩を中心とした公武合体派が
長州藩を主とする尊皇攘夷派を京都から追放した
クーデター事件が発生。

慶応3(1867)年11月18日、
新選組から分裂した御陵衛士を粛清する『油小路事件』まで

あと4年3ヶ月──。


作:三谷 幸喜
音楽:服部 隆之
題字:荻野 丹雪
版画:木田 安彦
──────────
[出演]

香取 慎吾 (近藤 勇)

藤原 竜也 (沖田総司)
山本 耕史 (土方歳三)

オダギリ ジョー (斎藤 一)
中村 勘太郎 (藤堂平助)
山本 太郎 (原田左之助)
堺 雅人 (山南敬助)
山口 智充 (永倉新八)
小林 隆 (井上源三郎)
照英 (島田 魁)

中村 獅童 (滝本捨助)

吹石 一恵 (八木ひで)
松金 よね子 (八木 雅)
相島 一之 (新見 錦)
──────────
石黒 賢 (桂 小五郎)
菊川 怜 (幾松)
池内 博之 (久坂玄瑞)
筒井 道隆 (松平容保)
──────────
中村 福助 (孝明帝)
鈴木 京香 (お梅)
佐藤 浩市 (芹沢 鴨)
伊東 四朗 (八木源之丞)
──────────
制作統括:吉川 幸司
演出:伊勢田 雅也

|

« 細かすぎて伝わらないバスネタ選手権(35) | トップページ | 紛失 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 細かすぎて伝わらないバスネタ選手権(35) | トップページ | 紛失 »