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2013年4月26日 (金)

プレイバック新選組!・(32)山南脱走

「卑怯ではないか!」
多摩から戻った近藤 勇は、
自分の留守中に起きたことを聞いて
土方歳三を思いきりぶん殴ります。

ただ、永倉新八らのやったことは反乱であり、
反乱はいわば謀反で、謀反人は切腹と相場が決まっております。
歳三は歳三でよかれと思ってやったことで
全くもって悪びれる様子もありません。

こんなことを続けていたら、隊士の心は離れていくと
勇は危惧していますが、歳三は真逆の見解です。
「新選組は烏合の衆だ。結束を固めるには法度で縛るしかねえんだよ」


新選組に、新メンバーが加わりました。
伊東大蔵改め、伊東甲子太郎であります。

さっそく勇は、伊東に新選組参謀を命じますが、
普段柔和な微笑みで人を見る山南敬助が
この時だけはなぜか伊東を睨みつけています。

もしかしたら、伊東の真の狙いを見抜いたのかもしれません。


元治2(1865)年2月21日・京──。

壬生村の八木邸で屯所を構えてきた新選組ですが、
隊士の数が多くなるにつれて、手狭になってきました。
よって、歳三は転居しようと提案します。

八木邸には2ヶ月ほどの約束で居候させてもらっていながら
この時すでに2年が経過しているので、
八木一家のことを考えれば、転居もやむなしというところです。

歳三は引っ越し先の当てとして、西本願寺を考えています。
西本願寺には、ほとんど使われていない300畳ほどの御堂があり
そこを借り受けようとしているわけです。

ま、それは建前なのですが、
西本願寺はかねてから長州とつながりがあるらしく、
それを牽制するという意味合いもあります。

しかしそれに真っ向から意を唱えたのは山南です。
歳三の考えは、言い換えれば“力をもって西本願寺を制する”わけで
それは由緒ある寺院に対してあまりに礼儀に反すると思うのです。

ただ、昔には織豊時代にも政治の道具として使われた歴史があり、
それを指摘した伊東に、結局は押し切られてしまいます。

会議後、西本願寺の図面とにらめっこしている歳三に
彼は隊の中で孤立している」と山南について伊東は分析しますが、
歳三は意外なことを口にします。
「山南の悪口は言ってほしくねぇな」

歳三としては、確かに山南を好きではありませんが
古い付き合いだけあって、それなりの愛情はあるらしいです。
やってきて1日2日の新参者にあれこれ言われる方が
癪に障るというものです。


会津本陣・金戒光明寺に呼び出された
西郷吉之助、佐々木只三郎と勇は、
松平容保の弟で京都所司代の
松平越中守定敬(さだあき)と対面します。

長州藩が幕府に対して恭順の姿勢を見せるようになったこともあり、
京を守る役割の自分たちがこれから何を第一に考えなければならないかを
3人に問います。

異国船の襲来に備えることだ、と佐々木は言い
それは容保の考えも同じですので、容保は大きく頷きます。

“諸外国は金目当てなのだから、賠償金目当てで戦うだけ損だ”という
西洋医学所頭取で蘭方医の松本良順が語っていた言葉を
勇はぶつけてみますが、実状を知らぬ戯言だと佐々木にスルーされます。

ただ勇は、亡くなった佐久間象山の考えが少し分かってきたように思います。
速やかに開国して西洋の文化を取り入れ、
諸外国に互角に渡り合える力をつけた後で一戦を交える。
これこそが“真の攘夷”である、と。


寺田屋にいる坂本龍馬は、昼からやけ酒を煽っています。
龍馬に会いに山南が訪ねてくるわけですが、
聞けば、勝 麟太郎が江戸に呼び戻され、
軍艦奉行の役目と役高(2,000石)を剥奪されたそうです。

その流れで、海軍操練所は閉鎖・取り潰しとなり
そこに詰めていた龍馬たちはたちまち放り出されました。
「幕府の上の連中はバカばかりよ。アホくさッ」

象山は暗殺され、桂 小五郎は行方知れず、勝は謹慎。
龍馬は、日本の将来などどうでもよくなっています。

寺田屋を後にした山南は、
川面に映る自分の顔をじっと見つめながら
何かを決断します。


新選組屯所に戻った山南は、「あくまで仮の話」とした上で
もし長期的にお休みをいただけたら、ということを歳三に聞いてみます。
つまり、自分のお先が見えなくなったので、江戸に戻って
もう一度自分自身を見つめ直したいというのです。

しかし、歳三は大反対。
新選組総長たる山南に隊を離れてもらっては困ります。
歳三の予測通り、伊東がしゃしゃり出てきたわけですが、
伊東と理屈で勝負できるのは、山南しかおりません。

だから、たとえ局長の勇の許可が降りたとしても、
副長の自分は絶対に許しません。
副長の許可なく隊を離れれば、脱走と見なして即座に連れ戻す。
それが法度です。


山南は、明里のいる店に来ました。
山南の教えで歴史を勉強しているらしい明里ですが、
関ヶ原で戦ったのは徳川家康と石田三成、など
前に教えたことを全く覚えておらず、
山南にしては珍しく大激怒します。

しかし、明里は
それでも自分なりに頑張っているのに
怒られたことで涙ぐんでしまいます。

山南は慌てて謝り、なぐさめるのですが(^ ^;;)

そのお詫びとして、明里に
何か欲しいもの・したいことを聞いてみます。
「富士山……富士山見たい」


山南は、永倉や原田左之助を飲みに誘い、
江戸に帰るという己の考えを打ち明けます。
また戻ってくるかどうかは、
江戸でじっくり考えるのだそうです。

その晩、永倉と原田は
屯所でぶつかっただの何だのと大げんかを始めます。
わざと物音をガシャガシャと立てるのですが、
山南はその騒動を見計らい、屯所を抜け出します。

屯所の門前で深々と一礼した山南は
夜まで懸命に稽古している沖田総司に激励をして
別段急ぐ風でもなく、立ち去っていきます。


「これは脱走だ」
翌朝、山南が消えたことで慌てる幹部を前に
歳三は断定します。

井上源三郎が荷物を改めてみると、
山南自身の持ち物だけはキレイさっぱりなくなっています。
脱走した者は連れ戻す──。
勇は、自分自身を落ち着かせるためにもそうつぶやきます。

昨晩、ここを出立したのであれば
まだそう遠くへは行っていないはずです。
ただし、草津から東海道と中山道とが分岐しているので、
そこから先に行ってしまうと、捜索は困難となります。

追っ手として、勇は総司を指名します。


山南は、明里を伴っていました。
富士山を見せるつもりなのでしょうか。

──────────

元治2(1865)年2月、
「江戸へ行く」と置き手紙を残して山南敬助は行方をくらませる。

慶応3(1867)年11月18日、
新選組から分裂した御陵衛士を粛清する『油小路事件』まで

あと2年9ヶ月──。


作:三谷 幸喜
音楽:服部 隆之
題字:荻野 丹雪
版画:木田 安彦
──────────
[出演]

香取 慎吾 (近藤 勇)

藤原 竜也 (沖田総司)
山本 耕史 (土方歳三)

オダギリ ジョー (斎藤 一)
山本 太郎 (原田左之助)
堺 雅人 (山南敬助)
山口 智充 (永倉新八)
小林 隆 (井上源三郎)
八嶋 智人 (武田観柳斎)
照英 (島田 魁)

中村 獅童 (滝本捨助)

吹石 一恵 (八木ひで)
──────────
麻生 久美子 (おりょう)
菊川 怜 (幾松)
鈴木 砂羽 (明里)
谷原 章介 (伊東甲子太郎)
宇梶 剛士 (西郷吉之助)
戸田 恵子 (お登勢)
──────────
石黒 賢 (桂 小五郎)
筒井 道隆 (松平容保)
伊原 剛志 (佐々木只三郎)
江口 洋介 (坂本龍馬)
──────────
制作統括:吉川 幸司
演出:伊勢田 雅也

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