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Kassy号〜♪の車窓から 2011

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2013年5月12日 (日)

(19)慶喜の誤算

慶応3(1867)年・秋。
薩摩藩の西郷吉之助たちは、公家の岩倉具視と手を組み
幕府打倒に動き出します。

「わしは、この策を受けようと思う──」
土佐藩の山内容堂が提出した
大政奉還の建白書に目を通した徳川慶喜は
容堂の意見を聞き入れることにしました。

大政を奉還することで倒幕派の攻撃をかわし
徳川家の生き残りを図ろうとしていたわけです。

「政権を返上するどは、徳川の世が終わるっつうことではねえのが!?」
「何かの企みに違えねえ! 口車に乗せられてはなんねえど!」
慶喜の策を知った会津藩の面々は大きな衝撃を受けます。

将軍の元から戻ってきた松平容保は
驚愕して大騒ぎしている家臣たちを前に
大政奉還が本当であることを伝えます。
「これは天下万民のため将軍家が下されたご英断だ」


──やっぱし鉄砲は面白えなぁ!

伊東悌次郎と高木盛之輔が山本家の角場に立ち
鉄砲を撃つ稽古をしていますが、
そんな爽快感な二人を川崎八重はたしなめます。
「的撃ちは遊びではねえ! 鉄砲は命のやり取りをする道具だ」

しゅーんとするふたり(^ ^)

しかし、銃を撃つのに前髪が邪魔になるだろうからと
悌次郎の前髪を八重が斬ったことを
今度は母の山本佐久が咎めます。

前髪がおかしいと笑われてしまってはかわいそうだし、
そもそも、許可なく銃を教えていいのかと問いつめますが、
八重は、川崎尚之助とともに視察した
子どもが鉄砲の訓練をしていた
二本松のことが頭にあったのかもしれません。

銃の心得があるほうが己の身を守れる。
八重なりに信念があって教えていたわけです。


10月15日。
参内した慶喜は大政奉還を奏上。

これで薩摩と長州は、討幕の大義を失ったかに見えましたが
慶喜討伐の勅命(←偽物)はすでにいただいているとし、
薩摩に戻って出陣の準備に入ると言う吉之助。

計画の一端を担った岩倉は我が首が飛ぶと色を失いますが
大久保一蔵に“お覚悟を”と迫られて腹を決めます。
「よし、王政復古や!」

日本を神武創業の始めに戻すというわけです。
2,500年も遡れば、たかだか300年の徳川など
一息に吹き飛んでしまいます。


一方、慶喜による大政奉還を受けて
いざという時に備えて全藩挙げて上洛できるようにと
容保は会津に使いを送ります。

「挙藩出陣など、とてもとても……!!」
蟄居中の西郷頼母は驚きますが、薩摩と戦わずに済む道を模索します。
つまり長州が都に戻ってくる前に、会津に引き揚げるわけです。

そもそも容保に京都守護職を命じたのは幕府であり
その幕府が消滅した今、京都守護職の役目も消えるのが道理で
会津に引き揚げたところで、誰にも責められないというのです。
薩摩も長州も、会津までは追って来ないでしょう。

「それが正しい道かもしれん。だが、都ではその正論が通らん」
いかにも悔しそうに話す神保内蔵助に、頼母は何も返せません。


御公儀が天下を朝廷にお返ししたっつうことだ──。
大政奉還の意を問われて八重にそう答える山本権八でしたが、
「んだら、これまではお借りしていたんだべか」と返され
口をモゴモゴとしています。

ま、ここは尚之助が
政権を委任されていたとフォローが入りますが(^ ^;;)

「将軍様がお辞めになんなら、会津は誰にお仕えすんのがし?」
と八重は再び権八に疑問をぶつけますが、
明らかに権八の目が泳いでいます。

八重は時々鋭いことを口にするので、師とか親は大変(笑)。
ともかく今の状況では、幕府が、会津が、そして日本が
今後どうなっていくのかは誰にも分かりません。


目医者で薬を処方してもらい
やはり焦点が合わないのか、
目頭を押さえながら洋学所に戻る覚馬ですが、

新選組と薩摩藩士との小競り合いに遭遇し
慌てて止めに入ります。

こういう小競り合いはないに越したことはないのですが、
ある意味仕方のないことなのかもしれません。

大政奉還が成った今、薩摩藩は勢いづいているし
会津藩お抱えとなっている新選組隊士たちは
これから先のことを考えると不安がっているのです。
これまで浴びて来た血は何だったのか、と。

結局は隊長の斎藤 一が隊士たちの刀を納めさせ
事無きを得たのですが、覚馬はこの小競り合いで
目の薬をその場に落としてしまいます。

その薬を拾った浪人たちは
覚馬が会津の言葉を話していたことから
こっそりと追いかけて行きます。
「あやつ、会津だな……いつまでのさばる気だ」


洋学所に戻ったところで
薬を落としたことに気づく覚馬ですが、
洋学所には小田時栄という女がいて、
目の不自由な覚馬の身の回りのお世話をせよと
大垣屋清八に言いつかって来たようです。

覚馬の目は、やはり夕暮れになるとなかなか見えづらいようで
時栄は、覚馬の指が拳銃などに触れたりしているのを目で追い
代わりに行灯に火をつけたりしています。

そこへ、先ほどの浪人たちが乱入。
落としていった目の薬を顔に投げつけ
見えるのか? オラオラ、と刀を抜きます。

「やめよし!」
覚馬が振り向くと、時栄はなんと先ほどの拳銃を
浪人たちに向けて構えているではありませんか。

ふたりの気迫に根負けしたか
浪人たちは背を向けて走り去るわけですが、
時栄はへなへなとその場に座り込みます。

いい度胸だな、と
覚馬は時栄を受け入れることにします。


11月18日。
討幕の密勅によって薩摩は動き出していました。
薩摩兵3,000が、長州から海路を大坂へ。
それを長州兵が追う形です。

吉之助は、土佐が薩摩長州の動きに呼応して
動き出すだろうと推測していますが、
土佐にとって、大事件が発生していました。

3日前、討幕の立役者・坂本龍馬と中岡慎太郎が
京都河原町の近江屋で襲撃されたのです。

二人が暗殺されてもなお、土佐は動き出す気配を見せません。
「これでも土佐は……奮起せんがか!」
乾 退助は、怒りを露にします。


11月23日。
薩摩は、藩主警護の名目で
御所の北面にある相国寺に3,000の兵を進めます。


12月8日。
この日は御所で朝議が開かれる予定ですが、
徳川慶喜は仮病で欠席することにします。
加えて、容保にも欠席するように命じます。

うかうかと御所に出向いては、
薩摩兵に捕らえられるかもしれないと考えたのです。

その日、深夜にまで及んだ朝議で
長州藩主親子らの復権が決定しました。


その翌朝、12月9日。
薩摩兵が御所に入り込み、陣取ります。
鉄砲や大砲などと一緒です。

それを知った容保は、御所での戦はならぬと
蛤御門を開いて兵を引かせよと命じますが、
覚馬や秋月らが蛤御門に駆けつけた時には
薩摩兵で占拠された後でした。

まるで、4年前
会津兵が長州兵を追い出した時と同じであります。

御所の中では、長い謹慎を解かれた岩倉が
王政復古の宣言書を手に参内していました。
王政復古の宣言が読み上げられ、摂政関白と幕府を廃絶。
政治は、総裁・議定・参与の3職で行うことが発表されました。

新政府初の会議が開かれますが、
土佐の山内容堂は慶喜の出席を求めます。

長年の失政の責めを負わせるつもりの岩倉は
涼しい顔で、慶喜の領地返納を言い出しますが、
それでも容堂は、慶喜を朝議に参加させずに
断罪するのは陰険だと矛を収めません。

容堂だけではなく、松平春嶽も同意見です。

八方ふさがりとなった岩倉は吉之助に助けを求めますが、
吉之助の、短刀一本あればいいという
つまり阻むものは差し違ってでも進むという気迫で
容堂は黙り込んでしまいます。

慶喜の官位一等を下げ、領地の半分に当たる
200万石を召し上げることになりました。

徳川の治世は、覆ったわけです。

薩摩兵を追って来た長州兵も御所内に乱入しますが、
慶喜は「まだ手はある」と大坂に向かうことにします。
容保も慶喜に従って大坂へ。

都を捨てた慶喜から容保を守れ、と
佐川官兵衛たちは別撰隊を率いて出陣すると言い出し
止めに入った覚馬たちを蹴散らして行ってしまいます。

戦が、始まろうとしていました。

──────────

慶応3(1867)年12月9日、
王政復古の大号令によって新政府樹立を宣言する。

明治39(1906)年4月1日、
篤志看護婦としての功績により
皇室以外の女性として初めて『勲六等宝冠章』を受章するまで


あと38年4ヶ月──。


作:山本 むつみ
テーマ音楽:坂本 龍一
音楽:中島 ノブユキ
題字:赤松 陽構造
語り:草笛 光子
──────────
[出演]
綾瀬 はるか (川崎八重)
西島 秀俊 (山本覚馬)
長谷川 博己 (川崎尚之助)
風吹 ジュン (山本佐久)
松重 豊 (山本権八)
長谷川 京子 (山本うら)
玉山 鉄二 (山川大蔵)
剛力 彩芽 (日向ユキ)
綾野 剛 (松平容保)
──────────
黒木 メイサ (中野竹子)
宮崎 美子 (西郷千恵)
小泉 孝太郎 (徳川慶喜)
中村 獅童 (佐川官兵衛)
降谷 建志 (斎藤 一)
斎藤 工 (神保修理)
北村 有起哉 (秋月悌次郎)
岡田 義徳 (広沢富次郎)
六平 直政 (黒河内伝五郎)
──────────
徳重 聡 (大久保一蔵)
及川 光博 (木戸孝允)
小堺 一機 (岩倉具視)
──────────
津嘉山 正種 (神保内蔵助)
佐藤 B作 (田中土佐)
風間 杜夫 (林 権助)
柳沢 慎吾 (萱野権兵衛)
──────────
加藤 雅也 (乾 退助)
吉川 晃司 (西郷吉之助)
反町 隆史 (大山弥助)
村上 弘明 (松平春嶽)
西田 敏行 (西郷頼母)
──────────
制作統括:内藤 愼介
プロデューサー:樋口 俊一
演出:末永 創

◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『八重の桜』
第20回「開戦 ! 鳥羽伏見」

デジタル総合:午後8時〜
BSプレミアム:午後6時〜

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