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Kassy号〜♪の車窓から 2011

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2013年6月24日 (月)

プレイバック新選組!・(49)愛しき友よ [終]

近藤 勇、逮捕──。

板橋の豊田家で預かりの身となった勇は、
いそいそと取り調べに向かいます。

坂本龍馬を暗殺したのが新選組であると思い込んでいる者が多く
それだけに新政府軍の怒りを買っている勇ですが、
勇としては、やっていないものは
何があろうとやっていないと言うしかありません。

その勇を救出に行こうと滝本捨助は提案しますが、
ここで局長奪還というのは、ちと分が悪く無理な感じです。

捨助は、たとえ一人でも
勇を助けに行くと言って出て行ってしまいます。
「見損なったぜ!」

土方歳三は、島田 魁と尾関雅次郎を連れて
勇の助命嘆願のために勝 海舟に会いに行きます。
その間、斎藤 一には隊を引率して会津へ行ってもらい
松平容保に勇の現状を伝えて何とかしてもらうことにします。

「言っとくけど、無駄だぜ」
歳三の願いもむなしく、勝は首を縦に振りません。

薩摩藩の、長州藩の、そして土佐藩の怨みを一身に買う勇が
死ぬことによって、助かる命も数多あるわけです。
勇の死は無駄死にではなく、本望ある死と勝は捉えています。

その代わり、新選組鬼の副長の歳三には
北に行って榎本武揚と合流するように勧められます。


有馬藤太は、徳川家に掛け合ってみたり
西郷吉之助に直談判してみたりと
かなり骨折って勇の助命に動いてくれたのですが、

それがすべて裏目裏目に出て、
結局は4月25日に斬首の刑と決まりました。

勇の斬首の話は、市川宇八郎経由で永倉新八へ、
そして京に向かう原田左之助は旅人経由で伝わります。


会津の鶴ヶ城に入った斎藤は、松平容保と対面が叶いますが
「近藤のことなら手遅れじゃ」とさぞ無念そうに言われます。

勇の代わりに剣を与えられた斎藤は、
徳川家のために仕えることになりました。
そして最初の指令が──京に向かうことです。
「首は三条河原に晒されると聞いた。奪い返せ」

江戸の勝邸では、山岡鉄舟が
切腹で死なせてやりたかったと嘆きますが、
どう死んだかじゃない、どう生きたかだ、と
勝は珍しく声を荒げます。

「あいつは武士だよ、紛れもない。そして、最後のな」


処刑場の準備が始まりました。

宮川音五郎はその様子を不安そうに見つめ、
近藤ふでとつねは、お堂に向かって手を合わせます。

音五郎は、勇の身内だとバレてしまうので
くれぐれも取り乱さないようにふでとつねに忠告しておきます。

そこへ、捨助の姿が……。


植木屋平五郎が丹誠込めて手入れする庭を
沖田総司は、珍しく眺めたくなりました。

お孝が掃き掃除をしていて、邪魔で見えないのですけど(^ ^;;)

とかく最近のお孝は、目を盗んでは剣の稽古をするので
総司の刀を平五郎に預けてしまったり、
見ようとする庭を見せないようにしたりと
ちょくちょくムカつくことをします。

そこへ、刺客が乱入。

刀掛けには刀がありません。
(平五郎に預けていますので)

「3人がかりで病人を斬ったら、男がすたりますよ!」
そんな言葉も構わず、刺客は刀を振り下ろし
お孝が斬られてしまいます。

刀掛けを投げ、枕を投げ、布団を投げ
咳き込みながらも庭に逃げ出す総司ですが、
体力がほとんど残っておらず、
アッという間に刺客に囲まれてしまいます。

刺客の乱入直後、蔵に走った平五郎は
ギリギリのところで刀を総司に渡すことができました。

華麗な動きで刺客3人とも始末しますが、
鮮血を大量に吐いてしまい、その場に倒れます。


勇が刑場に連行されました。

そのヤジ馬の群衆の中に、ふで、つね、音五郎がいます。
歩きながら、チラリとつねを見た勇でしたが、
立ち止まることなく、刑場の中へ。

「近藤 勇! よく頑張りました!」
「お前は! 多摩の! 誇りだ!」
たまらずふでと音五郎が叫びます。

その声を咎めようとする兵士ですが、
群衆の中から、逆にいろいろな声が上がってきます。

「よくやったぞ!」
「あンたは本当の侍だ!」


「新選組 滝本捨助、参上!」
捨助は、新選組の隊服に身を包み
勇を助け出すべく刑場を蹴破って突入します。

しかし、刑場の中までたどり着くことなく
警備兵に斬られて絶命します。


「尽忠報国の士、天晴れなり! 新選組は不滅だ!」
勇が声のする方を見ると、そこには
木に上って叫ぶ原田の姿がありました。

苦笑いの勇です。


容保の密命を受けた斎藤は、京に向かっていました。

「会津藩お預かり、新選組三番組長、斎藤 一!」
途中で新政府軍の兵に囲まれるも、
またたく間に兵を斬り倒します。


総司は、更に吐血を繰り返しながらも
座敷の布団まで何とか戻り、横たわっています。

歳三は、お守りのコルクを握りしめ転戦中です。


勇が処刑されるこの時、新選組の面々は
各地でそれぞれが活躍していました。

「トシ……」

刀が振り下ろされます。

〜・〜・〜・〜・〜・〜

板橋の脇本陣に幽閉された近藤 勇は、
慶応4年、西暦1868年4月25日に処刑されました。

死の直前に、近藤が残した言葉があります。
『快く受けん 電光三尺の剣 只まさに一死を将て 君恩に報いん』
本当の武士よりも、武士らしく生きた生涯でした。


残された妻・つねは夫への愛を貫き、56歳で亡くなりました。

近藤の死を知らされていなかった沖田総司は、
その安否を心配し続けながら、
近藤の死の2ヶ月後 生涯を閉じました。

原田左之助は幕府の彰義隊に加わって上野で戦死したとも、
大陸に渡り倭賊になったとも言われています。

近藤と袂を分かつことになった永倉新八は
新選組の慰霊碑を建て、その功績を書にまとめました。

斎藤 一は、新選組を支えた会津の人々とともに生き、
後に新政府の警察官となりました。

島田 魁は剣術を教えながら、
新選組の屯所があった西本願寺の警備を務めました。


そして土方歳三は、近藤の遺志を継ぎ
およそ2,000人の旧幕府軍の指揮官として北上、
函館の五稜郭を目指します。

土方は死の直前、写真館で田本研造に撮影を依頼。
その写真を最年少の市村鉄之助に託し、
故郷の佐藤彦五郎に戦況を伝えるよう命じます。

近藤の死の翌年、土方はついに銃弾に倒れます。
奇しくも、盟友近藤 勇と同じ年齢でした。


幕末の6年間を、疾風の如く駆け抜けた新選組。
彼らの一途な行き方は、
今もなお多くの人々を魅了し続けています。


──完──

──────────

作:三谷 幸喜

音楽:服部 隆之

テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
テーマ音楽指揮:広上 淳一
テノール独唱:ジョン・健・ヌッツォ
演奏:フェイス・ミュージック

時代考証:大石 学
    :山村 竜也
建築考証:平井 聖
衣裳考証:小泉 清子

殺陣武術指導:林 邦史朗
所作指導:西川 箕乃助
邦楽指導:本條 秀太郎
資料提供:三野 行徳

題字:荻野 丹雪
版画:木田 安彦
 ─────
京ことば指導:井上 裕季子
土佐ことば指導:岡林 桂子
薩摩ことば指導:西田 聖志郎

撮影協力:京都府
    :京都市
    :会津若松市フィルムコミッション
    :千葉県フィルムコミッション
    :千葉県立房総のむら

──────────

[出演]


香取 慎吾 (近藤 勇)


藤原 竜也 (沖田総司)

山本 耕史 (土方歳三)


優香 (お孝)


オダギリ ジョー (斎藤 一)

山本 太郎 (原田左之助)

山口 智充 (永倉新八)

照英 (島田 魁)


中村 獅童 (滝本捨助)


田畑 智子 (近藤つね)

浅田 美代子 (佐藤のぶ)

小日向 文世 (佐藤彦五郎)

阿南 健治 (宮川音五郎)

はしの えみ (まさ)

小野 武彦 (小島鹿之助)

熊面 鯉 (尾関雅次郎)
飯田 基祐 (尾形俊太郎)

根本 慎太郎 (大石鍬次郎)
八十田 勇一 (芳賀宣道(市川宇八郎))

江畑 浩規 (大村達尾)
井上 裕季子 (おゆみ)

──────────

筒井 道隆 (松平容保)

菊川 怜 (幾松)

羽場 裕一 (山岡鉄舟)

古田 新太 (有馬藤太)

島田 順司 (植木屋平五郎)

宇梶 剛士 (西郷吉之助)

松本 きょうじ (香川敬三)
粟根 まこと (谷 守部)

岡林 桂子 (とみの母)
橋沢 進一 (桑名藩兵)
中舘 英暢 (警固兵)

平山 陽祐 (旅人)
金井 真澄 (旅人)
高津 知巳 (薩摩藩士)

林 京介 (刺客)
松元 環季 (たま)
太田あやか (とみ)

若駒プロ
劇団ひまわり
テアトルアカデミー
セントラル子供劇団
古賀プロ

エンゼルプロ
劇団東俳
キャンパスシネマ
舞夢プロ
多摩動物プロダクション

──────────

石黒 賢 (木戸孝允(桂 小五郎))

栗塚 旭 (土方為次郎)

野田 秀樹 (勝 海舟)

野際 陽子 (近藤ふで)

──────────

制作統括:吉川 幸司

美術:岡島 太郎
技術:佐々木 喜昭
音響効果:小野寺 茂樹
記録:野田 茂子
編集:岩崎 幹子

撮影:小笠原 洋一
照明:関 康明
音声:冨沢 裕
映像技術:竹内 利夫
美術進行:松谷 尚文

演出:清水 一彦


2004年に放送された大河ドラマ『新選組!』の本編は
全49話なので今回で終了となりますが、
2006年1月3日に『新選組!』の続編が
正月時代劇として放送されました。

題して『新選組!! 〜土方歳三 最期の一日』です。

このプレイバックシリーズでは、
ストーリーやキャストの関連性から
この続編までお届け致します。

お楽しみに!

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