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2013年7月 5日 (金)

プレイバック獅子の時代・(02)対決のパリ

パリのリヨン駅に到着した、
パリパン国博覧会に参加すべく幕府より派遣された
徳川昭武一行。

それを密かに見つめる薩摩の英国留学生。

そこで突如として起きた、狙撃事件──。
平沼銑次は肩を負傷しますが、幸いにもかすり傷です。

薩摩藩にも、その事件は
リヨン駅に偵察に訪れていた苅谷嘉顕によって
詳細をもたらされますが、

幕府名代を狙い撃ちしたと誤解される可能性を恐れて
「薩摩琉球国」の立て札を取り
幕府に恭順を示そうという声がある中で、
嘉顕は、薩摩はやっていないと
誤解を解けばいいことだと反対を唱えます。

パリ万国博覧会の主催者・ナポレオン3世による
不祥事についての謝罪は礼を尽くしたものでしたが、
町の小事件に巻き込まれただけだとして譲らず。

幕府側の人間を狙撃して利を得る者が
フランスにいるはずがないという理由からです。

銑次は、一人でワァワァ騒いでいますが
幕府派遣の一行は、とりあえず穏便に済ませたいらしいです。
銑次に、我慢せいと吐き捨てます。


瑞穂屋卯三郎は、到着したばかりの幕府一行に挨拶に出向き
博覧会会場の薩摩藩の展示について報告します。
幕府一行が宿泊するホテルの外で瑞穂屋を待ち伏せしていた嘉顕は、
狙撃が薩摩の仕業でないことを伝えますが、
瑞穂屋は、薩摩の仕業だと内心疑っているようです。

馬車に乗り込もうとする卯三郎を引き止めてまで
説得を試みる嘉顕ですが、
その馬車に乗っているのは、パリへ向かう客車内で見かけた
日本人の女──おもんです。

幕府ブースの日本茶屋に出る、今で言うコンパニオンでしょうか。


薩摩が幕府名代に狙撃したという情報が本国へ知れてしまったら
最悪の場合、幕府と薩摩が戦ということにもなりかねません。
ゆえに、ここは穏便にかつ慎重に事を運ばなければなりません。

しかし、薩摩琉球国と
あたかも独立国のようにブースに出品する薩摩藩と
リヨン駅での狙撃事件を結びつける者は幕府一行に多々おります。

その代表格である水戸藩士・伊河泉太郎は、
許可が出ればすぐにでも薩摩藩宿舎に斬り込むつもりですが、
宿舎の場所がよく分かりません。
銑次に、薩摩藩が宿泊するホテルの場所を探させます。

幕府一行のホテル前で見張っていた嘉顕は、
伊河に渡された紙を持って出てきた銑次を
早速つけることにします。

尋ねても尋ねても、野蛮人だと
恐れられて聞く耳を持ってくれません。
聞いてくれても、パンを買うお遣いに出た子供ぐらいw

銑次の調査は、前途多難です。

町のアチコチを歩き回って、銑次は
セーヌ川のほとりで途方に暮れます。
完全に道に迷いました。

嘉顕は、道に迷った銑次に手を差し伸べようとしますが
嘉顕が薩摩の人間であると知って、刀で襲いかかります。
「おはんは丸腰を斬ッとか」と言われて
ようやく刀を収めた銑次でしたが、

ここで助けたのは貸し、ということにして
銑次はその場から立ち去ります。


その2人の対決の間に、
幕府と薩摩の間に少しだけ進展がありました。
幕府から薩摩へ使いがあり、会見をしたいというのです。

薩摩藩の旗は下ろさせ、看板から琉球の文言を消しましょうと
土下座していやに丁重に詫びる岩下に
若干の不安を感じる幕府側の田辺太一ですが、

ともかく、幕府が日本国を治めるもので、
薩摩はその傘下の一つであることを示してほしいと
幕府の主張が認められて大喜びです。

しかし、翌朝──。

瑞穂屋は今朝の新聞を持って
幕府一行の渋沢栄一の部屋へ急ぎます。
そして渋沢から田辺へ事の次第が伝えられたのですが、

幕府と薩摩の対立について、新聞が一斉に書き立てたわけです。

幕府にとって本当に都合の悪いことに
幕府の下に薩摩政庁があると書いた新聞は一つもなく、
政府という意味の言葉が両方に使われ
結局は、日本国内に2つの勢力があるという書き方をされていました。

田辺は新聞社に訂正を申し入れましたが、
応じた新聞社はひとつもありませんでした。

これは実は、モンブラン伯爵の発案でありまして、
表向きは幕府の言う通りに下手に出て
新聞で最後はうっちゃりというわけです。

とはいえ、嘉顕は
すべてがモンブラン伯爵の筋書き通りだとすると
薩摩藩はそれに踊らされていただけであり、
駅の狙撃も、もしかしたら
モンブラン伯爵の仕業だと見ることができます。

嘉顕の、モンブラン伯爵を見る目が
ますます疑い深くなっていきました。


第2回のパリ万国博覧会が開幕しました。

昭武らはナポレオン3世に挨拶をし、
数々の催しに招かれ、競馬を見物。
夜は舞踏会に出席するという
ハードスケジュールをこなします。

高松凌雲は、そのスケジュールからなるだけ外れて
銑次を連れてパリの町を歩きます。

歩きながら、どうしても自分を狙撃した犯人を捕まえたい銑次は
凌雲に不満を漏らしますが、
凌雲の目は、明らかに爛々と輝いています。
「幕府だ薩摩だと……オレにはどうでもいいことなんだ」


日本では──。

嘉顕の故郷・薩摩は、
討幕についていよいよ露骨に行動し始めました。

薩摩藩主の父・島津久光について
苅谷巳代治も同行して京へ行くことになりました。

母の苅谷和哥は、相変わらず
「薩摩ン武士が、薩摩ン武士が……」とウルサいですがw

そして銑次の故郷・会津ですが、
藩主の松平容保は京都守護職の立場にありまして、
会津藩は幕府に忠実な大名であります。

白虎隊などで戦争の部隊となる会津は
その嵐を前に、とても静かな時代を過ごしていました。

平沼家では、千代の嫁取りの話が進んでいますが
14で嫁取りには反対だと、珍しく松子が怒っています。

相手方に聞こえる、ともえと亨が止めようとしますが
全く聞く耳を持ちません。
「パリーの銑次が怒っとお」


その銑次は、舞踏会の途中に会場から抜け出し
博覧会会場の薩摩ブースの前に来ました。

『薩摩政庁』

その立て看板を斬り、中の展示物を散々に荒し回ります。
途中で合流した伊河も一緒になりますが、
警備に見つかり、逃亡。

途中で負傷した伊河を背負い、
瑞穂屋が宿泊するホテルに飛び込んで伊河を手当てします。

その直後、女もホテルに駆け込んできますが
こちらはちと事情が違うようです。
「おもんさんが異人に連れて行かれます……!!」

瑞穂屋は表情を変えません(←承知の上?)が、
銑次はすぐに飛び出して、おもんを助け出しに向かいます。

銑次は、それまでおもんに関心はありませんでしたが、
日本人の女が異国の地で異人に連れ去られたとあっては
放ってはおけません。

銑次のすぐ後ろから走ってくる男がいました。
銑次は瑞穂屋とばかり思っていましたが、
実は嘉顕でした。


作:山田 太一
音楽:宇崎 竜童
語り:和田 篤
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[出演]
菅原 文太 (平沼銑次)
大原 麗子 (もん)
大竹 しのぶ (平沼千代)
藤 真利子 (苅谷菊子)
永島 敏行 (平沼鉱三)
香野 百合子 (平沼 玲)
──────────
尾上 菊五郎 (高松凌雲)
神山 繁 (岩下左次右衛門)
横内 正 (平沼 亨)
加藤 嘉 (平沼助右衛門)
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千秋 実 (苅谷宗行)
児玉 清 (瑞穂屋卯三郎)
沢村 貞子 (苅谷和哥)

加藤 剛 (苅谷嘉顕)
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制作:近藤 晋
演出:重光 亨彦

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