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2013年8月24日 (土)

プレイバック獅子の時代・(16)望郷

1869(明治2)年9月・松前。

すっかり傷も癒えた平沼銑次が
箱館病院(の跡地で政府軍の拠点になっている場所)に赴いて
医師の高松凌雲の消息を尋ねてみますが、

半月ほど前に松前に移されたらしいという
不確かな情報だけがあり、
銑次は思い切って松前に行ってみます。

凌雲は、人もいない長屋の2階に幽閉され
足軽たちの監視の下で2ヶ月も過ごしていました。

銑次はそろりそろりと2階に忍び込み
凌雲との再会を喜びます。
「先生、ひでぇ顔だ」「お主もだ」

銑次は凌雲のために、
食べ物やらフランスのワインやら
途中で得てきたものを差し入れします。

あまりにも飯がマズくて
半分ねずみに分けてやっていると言う凌雲に、
食べて身体作らなきゃだめだ、と銑次は珍しくお説教。

ただ、凌雲としては死ぬ気なのではなく
かといって銑次が言うような薩摩長州が作る
新政府の行く末を見届けるつもりもなく、

自由・平等・博愛といった、ヨーロッパで見て回って
自分の想い描く理想の病院を
もう一度作り上げたいという希望があるわけです。


箱館戦争が終わって、日本は
新政府の元にほぼ一本化されましたが
人心は未だに極めて不安定でありました。

1869(明治2)年1月9日には新政府参与・横井小楠が、
9月4日には、京で大村益次郎が刺客に教われ、
政府高官は多くの護衛を連れて出なければ
外出できない実状がありました。

これでは、民衆の心を肌で感じたい大久保でさえ
それを憚ってしまうわけでありまして、
そこで苅谷嘉顕のような人物が必要とされたのです。

パリの警察制度を日本にも導入しようとする大久保は
同じくポリスに興味を持つ嘉顕に他藩への説得をさせます。
大久保も高官たちへ説得を試みますが、
反応は……あまりいいとは言い難いものです。


嘉顕は千代を訪ねます。

戦の敵であった薩摩人と
なるだけ一緒にいたくないということもあり、
迷惑な差し入れに来たのだと早合点した千代は
先に断ってしまうわけですが、実はそうではありませんでした。

会津藩主・松平容保の罪が解かれ
子の容大に会津松平家の家督相続が許されたこと、
さらには会津に代わる領地として
陸奥国斗南に3万石を拝領されたことを告げます。

その知らせは、越後高田の謹慎所にも届いていました。

平沼助右衛門は、賊軍となってかつ敗者となった会津に
3万石を与えるということを信じようとしません。
しかし、その知らせが本当であることを知り
ようやく安堵の表情を見せます。

ただ、3万石とはいえ実高50万石もある、という情報には
彼らは踊らされてのちのち辛い目に遭うことになります。


銑次は、北海道からの脱出を試みますが
なかなか本州ゆきの船へ乗り込むことができません。

甚助という漁師に期待して
北海道からの脱出計画を打ち明ける銑次。
しかし期待していたほどの手応えはなく、
逆に脱出を止められる始末です。

結局は計画は漏れ、
銑次は逆さづりにされて殴られます。


朝も早よから稽古する嘉顕の元を植村信吾が訪ねてきます。

長屋に泊めてほしいという頼みを快く引き受ける嘉顕ですが、
その目的が姉の思いを伝えに来たということは、まだ知りません。
前々から、姉・菊子と嘉顕の仲に気づいていた信吾は
ふたりをくっつけるべく、嘉顕の気持ちを確かめに来たわけです。

菊子が作った着物を嘉顕に差し出します。

しかし、信吾がどんなに食い下がっても
亡き兄の巳代治のこともあり、
そんな菊子の気持ちを受け入れられない嘉顕です。


嘉顕がもんのところにいて酒を呑んでいますと、
そこへ弟・小此木恭平が慌てた様子で駆け込んできます。

するとすぐに、恭平を追って長州兵が乱入してくるわけですが、
わけもわからない嘉顕は、とりあえず出て行けと怒鳴りつけます。
乱闘に発展しますが、いつもの感じで嘉顕かやっつけてしまいます(笑)。

恭平がまた何かやったのでは……と思った嘉顕は
もんの前では控えめな態度でしたが、
二人きりになった途端容赦なく追及します。

最初こそしらを切る恭平でしたが、
長州兵をだましてお金を奪い取ったという恭平に
姉をどれだけ心配させれば気が済むのだと
嘉顕の堪忍袋の緒が遂に切れ……。

そこへ、もんが
その長州兵にさらわれたと知らせが届きます。
必死でもんを探す嘉顕と恭平。


その頃銑次は、性懲りもなく
吹雪の日の夜を選んで
またも北海道からの脱出を企てていました。


作:山田 太一
音楽:宇崎 竜童
語り:和田 篤 アナウンサー
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[出演]
菅原 文太 (平沼銑次)
大原 麗子 (もん)
大竹 しのぶ (平沼千代)
藤 真利子 (苅谷菊子)
永島 敏行 (平沼鉱造)
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鶴田 浩二 (大久保利通)

尾上 菊五郎 (高松凌雲)
大滝 秀治 (漁師甚助)
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加藤 嘉 (平沼助右衛門)
佐野 浅夫 (畳屋平蔵)

加藤 剛 (苅谷嘉顕)
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制作:近藤 晋
演出:清水 満

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