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2013年8月27日 (火)

プレイバック獅子の時代・(17)北海道脱出

猛吹雪の中、平沼銑次は逃亡するために
船を押し出して沖に出ようとします。
ま、汗だくの顔に雪がひっついても
解けないのはご愛嬌♪

しかし、ほどなく捕まってしまいます。

今度逃げたら命はねえ! と脅されても
また逃げるぞぉ!! と懲りない銑次です。


一方、おもんは長州の兵士たちに囲まれています。
へへへ……と笑う兵士たちが不気味です。

朝、苅谷嘉顕と小此木恭平は手分けして
方々を歩き回っておもんを探します。

着物が汚れ、乱れているおもんが
しゃがみこんでいるのを見つけたのは嘉顕でした。
「探したぞ」

嘉顕の姿を見て安堵したのか、
おもんはその場で泣き崩れます。


嘉顕は、恭平を半ば強引に連れて
嘉顕の借宿にいるおもんに会わせ、
今までの顛末を姉に告白させます。

おもんが、勉学に励む弟の為にと
芸者になって仕送り続けたその金で、
恭平は女遊びをしていたこと、

学問所はとっくに破門になっていたこと、
苅谷嘉顕というお人好しの財布を強奪したこと。

おもんにとっては、思わず耳を塞ぎたくなるほどの
ショッキングな内容です。

恭平は、俺を当てにしないでもらいたいと捨て台詞を吐きますが、
姉に今までの礼を言うでもなく、詫びを入れるでもない恭平に
嘉顕は大激怒ですが、
恭平はそのまま出て行ってしまいました。

弟が出て行った後の嘉顕の優しい言葉に
涙をボロボロ流すおもんでした。


銑次と同じように横たわっている仲間が
水を飲みたいというと、銑次は
外の雪をお椀に集め、いろりの火で雪を溶かして水にし、
それを飲ませてやるわけですが、

銑次自身も身体中傷だらけで
本当は寝ていた方がいいと思うのですが、
銑次は早く脱走したいと考えているようです。

漁師甚助は、銑次に「春まで待て」と諭します。


宿に戻った嘉顕は、
今日は座敷に出なくてもいいと言い置いたはずなのに
おもんがどこかへ出て行ってしまったことを知ります。

座敷かと思って赴いてみますが、
こちらには来ていなさそうです。

おもんはそのころ、寂れた町の酒屋で
ひとり酒をあおっていました。

弟に対する大きな期待と、
それを弟自身に裏切られたショックは
こういう形でしか納得させられないのかもしれません。

おもんの脳裏に浮かぶのは、
恭平が幕府学問所への入学を許可された時に
家族みんなで大喜びしたころの平和な日日でした。

おもんはまた、いずこへか消えてしまいました。


秋の漁が終わると、春まで漁師は冬ごもりです。
銑次はなおも脱走へ執着しますが、

今までは抑えに入っていた甚助は
番屋の連中に鼻を明かすことが楽しみとみえて
銑次の脱走の手助けをしてくれるそうです。

ともかく、春がとても待ち遠しいです。


明治3(1870)年1月。

春が待ち遠しいのは銑次だけではありませんでした。
下北半島の斗南に会津藩向けの土地が与えられるという情報で
新しい土地への憧れや期待で胸を膨らませている
平沼千代や平沼 玲も、春をとても待ち遠しく感じていました。

彼女らが暮らす東京護国寺を、平沼鉱造が訪ねてきました。
どうやら、高田藩謹慎所から護国寺に暮らす家族への
手紙を届けるという使いでやってきたそうです。

斗南は、会津23万石に対してわずか3万石に過ぎず、
全ての藩士と家族が移り住める土地ではありません。

よって、北海道開拓に出向く者、
士族の身分を捨てて会津で農業に勤しむ者、
東京で活路を見出そうという者など、
それぞれの決断が、その手紙に書かれていました。

手紙の手渡しという役目を終えた鉱造は、
途中節約して貯めたお金で千代と玲
そして亨兄の忘れ形見である保子を連れて
牛鍋を食べに連れ出します。

謹慎所を抜け出すというのもなかなかスリルがあって
マジメな千代や玲がハラハラしている姿もなかなか面白いですが、

目の前でグツグツ煮えていっているのがベコ(牛)と知り
牛の姿や泣き声などが脳裏を掠めて行ったらしい千代。

千代の想像力はそれだけにとどまらず、
牛の皮を剥いで肉を切って……と
思い出さないようにと意識すればするほど、
リアルに再現されてしまい、

せっかくの牛鍋を
気分が悪くなって食べられなくなってしまいました(笑)。


父・平沼助右衛門の決断は、
藩の命令に従って斗南で待つというものでした。

明治3年ともなると、国もようやく落ち着きを取り戻し始めます。
日の丸を国の旗と定めたのが1月、
一般庶民も苗字を名乗ってよいと定められたのが9月。

西洋式灯台の活用もこの年からで、
銭湯の男女混浴の禁止、日本で初めての靴の製造、
自転車の輸入、食パン販売、人力車が造られたのもこの年です。

そんな中、千代らは下北半島の斗南へ向かって
華やかな東京を後にします。


3度目の正直、という言葉か
2度あることは3度ある、という言葉か
銑次の脱走計画が実行されますが、
またも番屋の者たちに囲まれ、失敗に終わります。

しかし、今までの銑次は捕らえられて終わりだったのですが
今回は珍しく攻撃する銑次です。
番屋の長を人質にとって脱走しようとしますが、
逆に漁師の一人を人質に取られてしまいます。

銑次が躊躇している間に、人質となった漁師が
「(刀を)捨ててはならねぇ!」と叫び、
それに興奮した番屋の者が銃弾を浴びせたことから
番屋と漁師の衝突につながります。

結局、番屋の者3人、漁師2人が亡くなり
用意しておいた船に飛び乗った銑次と4人の漁師は
北海道を脱出することに成功しました。


作:山田 太一
音楽:宇崎 竜童
語り:和田 篤 アナウンサー
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[出演]
菅原 文太 (平沼銑次)
大原 麗子 (もん)
大竹 しのぶ (平沼千代)
永島 敏行 (平沼鉱造)
──────────
香野 百合子 (平沼 玲)
市村 正親 (小此木恭平)
鈴木 瑞穂 (小此木錠一)
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大滝 秀治 (漁師甚助)
佐野 浅夫 (畳屋平蔵)

加藤 剛 (苅谷嘉顕)
──────────
制作:近藤 晋
演出:重光 亨彦

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