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2013年8月25日 (日)

(34)帰ってきた男

明治7(1875)年11月、横浜──。
新島 襄は10年ぶりに日本に帰ってきました。

翌明治8(1876)年、大阪入りした襄は
木戸孝允に帰国の挨拶をします。

聖書を教える学校はいかんと大阪に断られてしまったので、
木戸の力を借りてどこかに学校を作りたいと申し出た襄ですが、
木戸は耳を疑うようなことを言います。
「京都……その学校、京都に作ってはどうじゃ?」

仏教の聖地に!?
これは大阪よりも多難だと襄は表情を曇らせますが、
京都には襄の力になりそうな者がいる、と
木戸は推挙の理由を続けます。


山本覚馬は、英語の勉強を進めている山本八重に
次の本──新約聖書を渡します。

新約聖書が耶蘇教の教本であることを知った八重は
自分がなぜ耶蘇教を学ばなければならないか疑問に感じますが、
覚馬は、三条木屋町に住む宣教師・ゴードンに話はつけてあるとし、
「明日から行って来い」と言うだけです。

耶蘇教と呼ばれていたキリスト教が
260年の禁制を解かれたのは、わずか2年前。
しかし、八重がその道を歩み始めたことで
その運命の歯車が再び音を立てて回り始めます。

覚馬の言われるがままに、翌日から
宣教師のゴードンの元に通って講義を受ける八重。

“主は慈しみ深く 常に悲しむ人々とともにあります”
悲しみこそ主の愛に触れることが出来るからこそ幸せだ、という
キリスト教の根底の考えに、イマイチ納得できない八重です。
やっぱり悲しみはない方がいいに決まってる、というわけですな。

それだけでなく“悪い者に手向かってはならない”とか
“右の頬を殴られたら左の頬も出せ”とか
“敵を憎むな、敵のために祈れ”とかいう教えも、
どれも納得いきません。

その話を聞いていた山本佐久は、じっと考えた挙げ句
「耶蘇の神さまは、国を追われたことがねえお方なんだべ」
とニッコリしていますが(笑)。


覚馬の元を、襄が訪ねてきます。
もちろん、京都に学校を作りたくて
その助けを得たくて訪問してきたわけですが、

「耶蘇教に反感を抱く者は多い。苦労しますよ」
覚馬の口からは、
襄も想像していた通りの言葉が出てきます。

ただ、日本が間違った方向に進まないようにすることが大切であり
襄が目指す学校は、そのための学校であることから
覚馬は襄の力になることを約束します。

あまりの嬉しさに、覚馬を
そしてお茶を運んできた山本時栄をギュッと抱きしめる襄。
ふたりはそれに驚きつつ、笑顔です。


そのまま京都府庁に赴いた覚馬と襄は
学校設立に難色を示す槙村正直に
大阪府知事の渡辺 昇が断った事実を告げると
よし、と目が鋭くなります。

「大阪が断ったんなら、京都がやっちゃる」
まぁ、なんと単純な(笑)。

でも、槙村が難色を示していたのも分かる気がします。
もちろん佛教の聖地に耶蘇教という
異文化が入ってくることもあるでしょうが、
学校設立の資金が心もとないのです。

それに対して、いや、と襄はニッコリと笑います。
私立の学校なので、費用はすべてこちら持ちというわけです。
伝道団体アメリカンボードから5,000ドルの資金を得て
この話に着手していますからね。

途端、手のひらを返すように大歓迎の槙村(^ ^;;)

宣教師として京都に学校を作るなら
信用度を上げるために妻を娶りなさいという槙村は
襄に理想の女性蔵を聞いてみます。

>顔にはこだわりません。
>ただ、東を向いていろと言われたら、
>3年でも東を向いているような
>そんな婦人は御免なんです。

ここでクイッと顔を襄に向ける覚馬。
そう、お気づきの方もおられるでしょうが、
覚馬の前妻のうらが、そういう婦人であったわけですね。
覚馬はこの時、どんな心境だったのでしょう?(笑)

>学問があって、自分の考えをハッキリと述べる人がいい。
>宣教師はいつどこで命を落とすか分かりませんから
>一人で生きて行けなければ困ります。
>私の仕事を理解し、もし私に過ちがあるときは
>教え導いてくれるような人。

はぁ〜、とため息の槙村。
槙村にとっては、そのような女性像は一番の苦手なタイプです。
しかし「わしの苦手なおなごと言えば……?」


八重は、いつものようにゴードンのところに通っています。
その玄関先で、靴磨きをしていた襄と初顔合わせ。

襄は、八重が着物にブーツを履いていたことで興味を持ち
八重のブーツを磨いてあげていますが、
八重の方はというと、さほど興味はなさそうです。
「ゴードンさんが雇ったボーイだべか?」

学問の途中でゴードンが
同じ宣教師だ、と紹介してくれたのが襄でした。

襄は、女紅場を見学させてくれと言い出します。
女生徒たちが大騒ぎするから、と一度は断る八重ですが、
彼は耶蘇教の学校を作るのだよ、とゴードンに頼まれて
案内することになりました。

案の定、学校内はキャーキャーと黄色い歓声(^ ^;;)

英語の授業も、少し難しいようだからと
アメリカでは有名な賛美歌を歌うことで
英語に慣れ親しんでもらおうとする襄の姿を見て
八重は刺激を受けます。

しかし襄には、学校視察のもうひとつの目的がありました。
槙村に紹介された、女紅場にいる覚馬の妹に会ってくること。
しかし、学校視察の方が面白くて
覚馬の妹が誰だか分からずじまいです。


5年間留学していた山川健次郎も帰国してきました。

兄・山川 浩の屋敷に戻りますが、
帰国の知らせを受けて、佐川官兵衛もかけつけてきます。

浩は昨年、江藤新平が起こした佐賀の乱の鎮圧に向かい、
左腕を負傷したものの、陸軍中佐にまで出世しました。
そして佐川はポリスです。

健次郎は、政府役人や軍人ではなく
学問を究めたいという夢を持っています。
「それはいい」と浩も認めてくれました。

健次郎は東京開成学校(後の東京帝国大学)に採用され
明治の教育会をリードする存在となっていきます。


襄が覚馬の家を再訪します。
すると八重がいるではありませんか。
そりゃそうです、ここは兄の家ですので当然です。

「覚馬さんの妹というのは……あなたですか!?」
はいぃ、と微笑む八重の顔はキュートです(^ ^)

涼しいからと井戸の上に腰掛けている八重を見て
危ない! と守ろうとした襄に
人に守られたいと思ったことはない、と八重はキッパリ。

部屋に戻ってゆく八重を、襄は目で追います。
目で追うことしかできませんでした。

八重の背負った苦しみを襄に説明する覚馬ですが、
結局は、それを乗り越えて新しい世界を掴まなければ
次のステップには進めません。
それで八重には聖書を学ばせたわけです。

ところで。
京都での学校設立の書類を揃え、それを審査してもらっている間
襄は実家(さと)に顔を出してきたいと考えています。
襄の実家、旧安中藩……と聞いて、覚馬は
佐久間象山塾で出会ったひとりの少年のことを思い出します。

──────────
(以下、第2話視聴録より転載)

嘉永7(1854)年3月、横浜村応接所にて
幕府は日米和親条約を締結。
下田・箱館の開港が決まりました。

ペリー艦隊と対面した佐久間象山は
横浜から戻ってきても対面客が列をなすほどで
象山塾は休講続きです。
塾生は暇を持て余し、
勝 麟太郎塾でも覗いてみるかと出かける始末。

敵と戦うには、敵と同等の元を揃えなければならぬ。
山本覚馬は黒船に乗り込む計画を練りますが、
何もできないうちに黒船は下田に引っ込んでしまいました。
このままアメリカに戻れば、もう何もできません。

覚馬は何としても黒船に乗りたいと実行に移すことにします。

そんな時、塾の階下で豚が逃げ回るという騒ぎが起きました。
塾の門下生総出で逃げ惑う豚を追いかけますが、
結局捕まえたのは、薩摩の男・西郷吉之助でした。
藩主・島津斉彬のお庭役に抜擢された若き吉之助も
象山に対面しに来た一人だったわけです。

そして、檻のかんぬきを掛け忘れるという粗相をしでかしたのは
新島七五三太(しめた)、後の新島 襄です。
──────────

彼がその時の少年と気がついて、覚馬は
襄が京都に来たのは確かに何かのお導きだとつぶやきます。
昔、薩摩藩邸があった土地を、今は覚馬が預かっているので
その土地を提供して、襄の学校を建てようと言い出します。


しばらくして、襄は山本家で世話になることになりました。
兄に言いつかったので、部屋は
八重が掃除してくれることになりました。

キリスト教を広める学校作りに着手することで
それに反対する者たちが押しかけて来るかもしれないと
襄はそれが心配ですが、
八重も覚馬も、人に反対されることばかりやり続けてきたので
慣れッ子です(笑)。

掃除も一段落したので、
他に御用はおありですか? と八重に聞かれた襄は
いつもの表情をしたまま、さらりと言ってのけます。
「私の妻になっていただけませんか?」

八重、目がキョトン(・・;;)

──────────

作:山本 むつみ
テーマ音楽:坂本 龍一
音楽:中島 ノブユキ
題字:赤松 陽構造
語り:草笛 光子
──────────
[出演]
綾瀬 はるか (山本八重)
西島 秀俊 (山本覚馬)
オダギリ ジョー (新島 襄)
玉山 鉄二 (山川 浩)
市川 実日子 (山川二葉)
谷村 美月 (山本時栄)
──────────
中村 獅童 (佐川官兵衛)
勝地 涼 (山川健次郎)
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長谷川 博己 (川崎尚之助(回想))
吉川 晃司 (西郷吉之助(回想))
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及川 光博 (木戸孝允)
高嶋 政宏 (槇村正直)
風吹 ジュン (山本佐久)
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制作統括:内藤 愼介
プロデューサー:樋口 俊一
演出:加藤 拓


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『八重の桜』
第35回「襄のプロポーズ」

デジタル総合:午後8時〜
BSプレミアム:午後6時〜

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