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2013年9月 3日 (火)

プレイバック獅子の時代・(19)下北半島斗南藩

新政府が会津藩士たちに与えたのは、
水の乏しい荒野であった──。


明治3(1870)年・斗南。

平沼家が総出で土を耕している様子を
遠くから眺めてほくそ笑む男がいました。

「お前ぇたちは死ぬだに。死んでまうだに」
何だと! と怒りをぶつける平沼鉱造ですが、
正直、その本当の意味は分かっていませんでした。


銑次が斗南に到着しました。

庶務の新内善三郎は、
藩主松平容保の命令に背いて箱館を脱走した銑次を
斗南から追い出せという声もあることを伝え、釘を刺します。
「ここにおるなら、おとなしくしとるんじゃ!」

家族の居場所を教えてもらった銑次は
荒れ地の中を奥へ奥へと進んでいき、
平沼家と再会することができました。

千代は、銑次の胸で大泣きです。


太政官庁舎に、苅谷嘉顕を尋ねた植村信吾は
姉の菊子が嘉顕を好いていることを再度伝えます。
さすがは姉弟、
姉の気持ちは弟には手に取るように分かるようです。

しかし、嘉顕は菊子の方を向いてはくれません。
ただ、数年前は相思相愛の間柄だっただけに
嘉顕も正直複雑な部分はあります。

信吾は、菊子を江戸へ来させるべく
嘉顕の父の苅谷宗行に手紙を送り
自分と嘉顕の世話を頼みたいと申し出ています。

宗行は、夫の巳代治亡き後、
老いた義父母の世話だけで歳を重ねさせるのは
あまりに不憫だと江戸行きに賛成します。

母の苅谷和哥は
男と女が一つ屋根の下で……と大反対ですが、
ともかく宗行は、菊子の自主性に任せることにします。

後日、菊子は東京ゆきを決断しました。

しかし和哥は、あくまでも
姉と弟のけじめを守ってほしいと
きつくきつく言い置いておきます。


おもんは、労咳でした。
しかし、江戸の暮らしに慣れ始めた頃には顔色も良くなり
見違えるように元気になりつつあります。


銑次は、不気味に笑う男──弥太郎を連れて
平沼家に戻ってきました。

弥太郎はこの土地に生まれ育った百姓ですが、
両親を餓えでなくしています。
つまり、専業の百姓が知恵を絞っても餓えで死ぬのだから
武士が大量に流入し、生半可な知識で
百姓まがいのことをやっても死ぬだけだと言いたいわけです。

平沼家の面々は、一様に閉口……。

しかし、助右衛門は
武士は百姓とは性根が違うから死なないなどと
精神論に持ち込み、

平沼家よりも事情に詳しいであろう弥太郎を
生かしておけば何かのためになるであろうに、
「出てけ!」の一点張りです。

後日、銑次は斗南藩庁を訪れ
冬を迎える危機感を訴えますが、
参与の山下虎雄は
厳しい冬の暮らしなどは覚悟の上だとします。

憎き薩長に馬鹿にされないためにも、
その厳しい冬を何としても生き延びなければならない。
山下は銑次に力説します。

帰宅した銑次は、助右衛門に
青森や八戸周辺に出稼ぎに行く許しを得ようとしますが、
それは脱藩だと認めてくれません。

銑次としては、手をこまねいて厳しい冬を迎えるより
できることをやって
蓄えを増やしておいた方がいいと言うわけですが、
父は、ここで生き抜かなければ
薩長を見返すことにはならないと反対の立場です。


夜遅く、銑次は斗南を出て行きます。


作:山田 太一
音楽:宇崎 竜童
語り:和田 篤 アナウンサー
──────────
[出演]
菅原 文太 (平沼銑次)
大原 麗子 (もん)
大竹 しのぶ (平沼千代)
藤 真利子 (苅谷菊子)
永島 敏行 (平沼鉱造)
金田 賢一 (弥太郎)
──────────
鶴田 浩二 (大久保利通)

加藤 嘉 (平沼助右衛門)
内藤 武敏 (山下虎雄)

桜井 センリ (新内善三郎)
──────────
千秋 実 (苅谷宗行)
沢村 貞子 (苅谷和哥)

加藤 剛 (苅谷嘉顕)
──────────
制作:近藤 晋
演出:清水 満

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