2019年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

バックナンバー

お乗り換え〜♪

Kassy号〜♪の車窓から 2011

無料ブログはココログ

« ダメですねぇ | トップページ | バス停について本気出して考えてみた(48) »

2013年10月 8日 (火)

プレイバック獅子の時代・(29)春浅くして

瑞穂屋卯三郎が推すイギリス製の紙幣印刷機械を輸入すべく
1,300円もの資金提供を受けていた役人の尾関平吉ですが、
はなからイギリス製機械を輸入するつもりはなく
金子のほとんどをかすめ取っていた事実が発覚。

しかし、その金子を運ぶ役割を担った平沼銑次は
司法省によるその追及のために激しい拷問を受けますが、
張本人である尾関はシラを切り通してピンチを抜けようとしたため
黙っていられなくなった銑次は尾関を斬って大ケガをさせます。

当然ながら銑次は捕らえられ、獄に放り込まれます。

元からいた囚人と殴り合いをし、
しかし多勢に無勢、銑次はボコボコにされますが、
ここで、ボスらしいひとりの男と出会います。
松本栄吉です。


奉公中の平沼千代が、番頭に呼ばれて卯三郎の部屋へ向かうと
そこには苅谷嘉顕がいました。
千代にとっては、謹慎所での嘉顕からのおせっかい以来です(笑)。

嘉顕が聞いたところの銑次の逮捕容疑は、銑次が反政府運動を起こして
それを咎めた尾関を斬ったという国事犯ということらしいです。
いつのまにか銑次は反政府活動家に仕立て上げられていますが、
千代は兄がどうして尾関を斬ったか、事情はよく知っています。

卯三郎が事件の目撃者だと知って、嘉顕は大きく頷きます。
そうと分かれば、銑次を
反政府に仕立て上げないように務めるだけです。

嘉顕はさっそく、
銑次が捕らえられている牢へ向かいますが
銑次との対面は許可が下りません。

どうやら、銑次との私的交友のある嘉顕に
この事件には関わってほしくないと
嘉顕と同じ司法省の大槻信春に邪魔されているわけですが、
交友があるからと、手心を加える嘉顕ではありません。

嘉顕はその足で、尾関が入院する病院にも出向きます。
尾関は、自分が受けた傷を見せて
あくまでも銑次が反政府だと主張しますが、
嘉顕は友人を冷たく見放します。
「証人はいくらでもおる。裁きはおはんが受けるじゃろ」


薩摩から嘉顕の父・宗行がやってきました。
しかし親子水入らずの久々の会話もろくに交わさぬまま
嘉顕は司法省に呼び出されます。

江藤新平の話によれば、各省の予算配分について
陸軍省などは800万円の要求で800万円認められているのに対し
司法省は96万円の要求で45万円まで減額されてしまいました。

これを、新政府内の悪事をとことん摘発したことに対する
報復だと受け取った江藤は、
机をバン! と叩いて「やめた!」と言い出します。

江藤は、予算配分に関する意見書を準備して辞表を提出し
太政大臣・三条実美に強く迫るつもりです。
「政府はオレなしではやってはいけん。そう自惚れた上で踏み込む」

司法省の役人全員で、4,000字にも及ぶ意見書を書き上げますが、
江藤の辞表が受理されてしまっては、江藤は辞めるしかありません。
辞表を提出しながら、受理されないことを祈る嘉顕です。

世も更けて自邸に戻った嘉顕に、宗行は
兄嫁の菊子が苅谷家から籍を抜いてほしいと
願い出る書状が届いたことを知らせます。

その書状には、菊子の今までの想いが
正直にしたためられていました。

巳代治に心から尽くしたことがなかったこと、
嘉顕を慕っていたこと、
その想いを抱いて東京へ出てきたこと……。

菊子は、今は蝦夷地にいて
酒場のおかみをやっているようです。

一人で生きることを喜びとしながら、
一人で生きれる強さを持っていたことに
菊子自身はとても驚きでもあります。
酔っぱらった男にからまれても
ひとり毅然と立ち向かうのですからね。

ただ、薩摩の母・和哥は
嘉顕と菊子がそういう関係になったのも
嘉顕が早く嫁を取らないからだと言い出したこともあって、
宗行は縁談を2つほど持って東京に出てきましたが、

嘉顕はヨーロッパ留学で感化されたか
自分の嫁は自分で見つけると言い張ります。


銑次の裁判ですが、しばらく保留となっているようです。
嘉顕は、恐らくは尾関が横車を押しているのではと推測しますが
司法省としては、何ぶん横浜に行ける状況ではありません。

千代は、銑次のことで嘉顕屋敷を訪問します。
嘉顕が多忙であることを見越して
夜訪問してみますが、まだ帰宅していません。
明朝には帰るという宗行が応対してくれます。

そうしているうちに帰宅した嘉顕が
雨の中を駕篭屋まで送ってくれます。


その千代に会いに、鉱造が瑞穂屋を訪れています。
鉱造の目的は……千代に会いに、というのもありますが
実は、卯三郎の姪・龍子に会いに、というのもあります。

ただ、最初こそしれーっとしていた龍子も
どうやら鉱造に興味があるようで、
いろいろと話に花が咲きます。


結局、江藤新平の辞表は差し戻され
司法省予算の再検討に入ることになりました。
この件で、政府内の江藤の力はさらに強いものになりました。


作:山田 太一
音楽:宇崎 竜童
語り:和田 篤 アナウンサー
──────────
[出演]
菅原 文太 (平沼銑次)
大竹 しのぶ (平沼千代)
藤 真利子 (苅谷菊子)
永島 敏行 (平沼鉱造)
岸本 加世子 (龍子)
──────────
丹波 哲郎 (松本英吉)

細川 俊之 (江藤新平)
──────────
千秋 実 (苅谷宗行)
児玉 清 (瑞穂屋卯三郎)

加藤 剛 (苅谷嘉顕)
──────────
制作:近藤 晋
演出:外園 悠治

« ダメですねぇ | トップページ | バス停について本気出して考えてみた(48) »

NHK大河1980・獅子の時代」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ダメですねぇ | トップページ | バス停について本気出して考えてみた(48) »