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2013年10月 5日 (土)

学食

たまには、わけの分からない文章をば。
お付き合いくだされたく。

Kassyにとっては、学食、学生食堂というのは
あまり馴染みがありませんで。

高校生の時は、親が毎日お弁当を作ってくれましたし
やむを得ずお弁当がない時は、売店に行ってパンを買っていました。
1年間の浪人生活……予備校生の時も、基本はお弁当。
ない時は、予備校近くのコンビニでお弁当を購入。

専門学校に入学するも、そこには学食がなく。
大学に編入学すると、もちろん学食はありましたが
コンビニで買うか、ファミレスに食べに行くか、でした。

ちなみに社会人になってからというもの、
社食(社員食堂)というものを持つような大企業には
残念ながら勤めたことがありませんので、
これまた縁がなかったわけです。

まぁ、そんな毎日を送っていたので
どこで食券を買って、食べ終わったら食器をどこに片づけるなど
食堂ならではのルールというものもあまり知らずに
ここまで育って来ているのですが(笑)、

……って、そんなことを言いたいわけではありません。

高校生以降、学生時代で唯一、学食がなかった2年間。
そう、つまり専門学校生の時代のお話。

Kassyが通った専門学校は、F岡県内でも有数の
“高級住宅地”の中に建っている学校でありまして(←これホント)、
最寄り駅から10分程度歩くのですが、駅前に1軒コンビニがあるぐらいで
文字通り、住宅しかない住宅地。(←?)

なので、食事の調達はお弁当か、登校時に購入しておくか
昼休みに友だちのチャリを借りて
遠くのコンビニまでダッシュするか、です。

Kassyは入学直後、
後ろの座席に座っている級友2人と学校周辺を探索し
学校からちと離れたところに
こじんまりとした食堂があるのを発見しました。

高級住宅地の中にある個人経営の食堂なので
お昼時とはいえサラリーマンの方々が多いというわけでもなく、
近所のおじいちゃんたち2〜3人がふらりと来て
食堂の大将やおかみさんと世間話をして帰る、という感じ。

値段もそこまで高くなく、味はなかなかのもので。
同じ町内の専門学校生であることを名乗ると
おかみさんは「これ持っていきんしゃい」と
食堂のメニュー表を渡してくれました。

学校の昼食の時間は分かっているから、
2時間目が終わったぐらいにでも
希望のメニューを教えておいてくれれば、
その昼食の時間に合わせて作っておくよ! というのです。

どうやら、ふらりと来て学生食堂代わりに食事していくという
Kassyのような生徒が毎年何名かいたみたいですね。

今考えれば、一度掴んだ顧客を離すまいという
囲い込みの営業戦略なのかもしれませんけど、
当時としてはKassyも純粋だったので(笑)、
その優しさがとても嬉しくて。

それから毎日、その食堂に通い詰めましてねぇ。
雨の日も風の日も、2時間目が終わると律儀に電話して
食べに出かけて行っていたものです。


といいつつも、しばらく経つと
やはり学校から離れたところにあるのがネックだったか
だんだんと足が遠のき、ついにはぱったりと行かなくなりました。

行かなくなってから、その食堂のことを
思い出すことはなかったのですが、
つい最近、その食堂のことが脳裏をよぎりました。

某大手食堂「Yよい軒」。
その『肉野菜炒め定食690円』が、
その食堂の味にそっくりなのです。

あのおかみさん、今どうしてるかなぁ……?
もう20年ぐらい前の話ですので、
食堂自体営業しているかどうか、ですよね。
今も変わらずお元気で、お店されているといいんですけど。


あ、今日行った時に食べた『肉野菜炒め定食690円』、
お漬け物がなかったぞ(笑)。

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