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Kassy号〜♪の車窓から 2011

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2014年1月 7日 (火)

プレイバック利家とまつ・[新] (01)婚約

天文19(1550)年・夏。

尾張国荒子の通りで、
仮装した男女が楽しそうに踊り舞っています。
この周辺で夏まつり、盆踊りが催されるわけです。

そこを、馬に乗った無頼人が走り抜けます。

その無頼人を長槍で倒して行くカブキ者の少年。
顔全面におしろいを塗っています。

前田犬千代──彼こそが後の前田利家、
信長・秀吉・家康という3人の天下人たちが
“男の中の男”と評した、このドラマの主人公であります。

この荒子の領主は、織田信秀に仕える前田利昌で、
犬千代はその4男にあたります。


川沿いの草むらの中では、誰にも分からないように
利昌と嫡男・前田利久、柴田勝家が密談中です。

織田家当主の信秀が急に亡くなり、その跡目として
4男の織田信行が継ぐことになっていますが、
利昌は「三郎さまではなぜいかんと申されるのです?」と
腑に落ちない様子です。

勝家は、話にならん と鼻で笑います。
「かぶいておってな……ウツケ者じゃ」

カブキ者の上をゆくウツケ者──。
その話を漏れ聞いた犬千代は、
そのウツケ者とやらに会ってみたくなりました。

信長が作った道で待っていれば、いずれは通ると
地面に腰掛けて待ち伏せしていると、
そこへ長い長い行列がやって来ました。

先頭の白馬に乗るのが信長です。
「あれはバカだ、大ウツケだ」


そして、荒子に向かう小舟には
幼い女の子が乗っていました。
名をまつと言うその少女は、乳母のうめに促されて
川岸で見送る母のたけのに手を振ります。


原作・脚本:竹山 洋


音楽:渡辺 俊幸


テーマ音楽:NHK交響楽団
     :オーケストラ・アンサンブル金沢
テーマ音楽指揮:岩城 宏之
演奏:コンセールレニエ

時代考証:三鬼 清一郎
風俗考証:二木 謙一
建築考証:平井 聖
衣裳考証:小泉 清子

所作指導:藤間 蘭黄
殺陣・武術指導:林 邦史朗
馬術指導:田中 光法
    :日馬 伸

芸能考証:野村 万之丞
資料提供:瀬戸 薫
 ─────
語り:阿部 渉 アナウンサー

撮影協力:石川県
    :岩手県江刺市
    :岩手県遠野市
    :山梨県
    :山梨県小淵沢町
    :茨城県伊奈町
    :茨城県水海道市
    :茨城県石下町

──────────

[出演]


唐沢 寿明 (前田利家)


松嶋 菜々子 (まつ)


山口 美香 (まつ・子役)


反町 隆史 (織田信長)


香川 照之 (日吉)


酒井 法子 (おね)


天海 祐希 (はる)


山口 祐一郎 (佐々成政)

──────────

竹野内 豊 (佐脇良之)


中条 きよし (奥村家福)


松原 智恵子 (安)


的場 浩司 (村井長八郎)


梅沢 富美男 (丹羽長秀)


山本 晋也 (林 通勝)
苅谷 俊介 (村井貞勝)

布川 敏和 (前田利玄)
山西 惇 (前田安勝)

大森 暁美 (たけの)
高林 由紀子 (土田御前)

渡辺 裕之 (池田恒興)
石堂 夏央 (濃姫)

大森 貴人 (織田信行)
下元 史朗 (篠原主計)
内山 昴輝 (前田秀継・子役)

──────────

滝川 健 (今川武将)
川崎 一馬 (毛利新介)
清水 秀則 (服部小平太)
冨田 俊夫 (鷹匠)

ACTJT (踊る民衆)
若駒プロ
 ─────
尾張ことば指導:芦沢 孝子

劇団ひまわり
劇団東俳
キリンプロ
希楽星
エンゼルプロ


松平 健 (柴田勝家)


三浦 友和 (前田利久)


赤木 春恵 (うめ)


加賀 まりこ (たつ)


菅原 文太 (前田利昌)

──────────

制作統括:浅野 加寿子

美術:藤井 俊樹
技術:大沼 雄次
音響効果:西ノ宮金之助
記録:増田 ゆみ
編集:徳島小夜子

撮影:森本 祐二
照明:中山 鎮雄
音声:冨沢 裕
映像技術:中野 朗
美術進行:小林 大介


演出:佐藤 峰世


まつを迎えに船着き場にやって来た犬千代でしたが
おしろいを塗ったままで、まつは怖がっています。

それに気づいた犬千代は川でキレイさっぱり洗顔。
その素顔を見たうめは、大笑いです。
「おみゃあさん、かわいらしいお子じゃ」

蓮の花を犬千代に背中につけてもらったまつは
荒子城へ歩きながら、いもやら団子やら食べてばっかりいます。
どうやら、父親の篠原主計が今川兵に
槍で刺されるのを目撃してしまったショックのようです。

今回、まつが荒子にやってきたのは、
父親があんなことになってしまったのに
母親のたけのが再婚したことで
自分の居場所をなくしてしまったからで、

たけのの妹で、まつにとっては叔母にあたるたつのいる
荒子城に入ることになったのです。
ちなみにたつは、利昌の妻で犬千代の母です。

心の傷を負ったまつを、
前田家の面々は暖かく迎え入れます。

荒子城内でも民衆が踊っておりますが、
そこに突然、身も知らない武士が乱入。
面をかぶって踊り狂っています。
そして荒子城の表には、鉄砲を担いだ兵士たちがたくさん──。

利昌も犬千代も、得体の知れない集団に手も足も出ません。

何もできないまま夜になりますが、
城に無数の酒樽が運び込まれます。
そして酒樽に刺さっていたのは、木瓜旗。
信長の旗です。

つまり、荒子の盆踊りのご祝儀として
信長から酒の差し入れというわけです。

さすが信長、やること成すこと全てが奇抜です。

犬千代はこっそり那古屋城に入り
弟の佐脇良之の仲介で
信長の小姓として仕えることになりました。

信長から、歓迎の意味でもらった西洋の砂糖菓子を
利家はそのまままつにあげることにします。


弘治2(1556)年8月。

織田家家老・林 通勝は勝家に誘われて
信長に反旗を翻します。

信長 vs 信行、兄弟の争いです。
稲生の戦いは信長軍の勝利に終わりました。

しかし、犬千代がいなくなった前田家は信行軍に占領され
その代表として、信行軍として出陣した利玄は
討ち死にしてしまいます。

犬千代はこの戦いの戦功で“赤母衣衆”という、
信長の近臣の中から特に秀でた者から選抜され
戦場で信長の意思決定を各部隊に伝達したりする
重要な役回りの筆頭になりました。

幼なじみの佐々成政は黒母衣衆の3番だし、
良之は赤母衣衆の3番で、
新参者の犬千代がどれだけ出世したか
分かろうというものです。


信長の命で、犬千代は元服して「利家」となり
利玄の討ち死にに対する香典を持って荒子に里帰り。

荒子城の城門を開けさせると、
そこにはキレイな娘がひとり立っています。
誰だ? という疑問を持ちながら、
利家は中に入っていきます。

利家を出迎えた利昌は、
利玄を失った哀しみで元気がありません。
命を惜しむな、と送り出したたつも、
心根優しい利玄が屍で帰って来るとさすがに堪えたようです。

利昌は、村井長八郎という剣の使い手を
利家のそばに仕えさせることにします。

さらに、先ほど城門で出迎えた娘が
まつ(の成長した姿)であると利昌に教えてもらいます。
「……まつ!?」


荒子から清洲城に戻る利家に
まつを連れて行ってくれとうめが食い下がります。
まつを気に入ったたつが、利久の妻にと言い出したようで
しかしまつは利家が大好きなのです。

利家が清洲に帰った日、うめは、女の一生のことだからと
利久の妻になるからこそ、
父の形見であり母から奪った笄(こうがい=髪かき)を
利家に渡すことを提案します。

翌朝、その笄を持って
舟に乗って川を上るまつの姿がありました。


弘治3(1557)年・清洲城廊下。

信長が病を得、危篤状態であると知った信行は
母の土田御前と見舞いに清洲城を訪問します。
土田御前は信長に会いたくないのか、別室で待機することにし
信長の寝所には信行だけが行くことになりました。

しかし、信長が病気というのはウソで
それを知っていたのは勝家と良之、小姓の池田恒興。
信行も、信行を案内した利家も知りませんでした。

結局、だまし討ちの格好となり信行は暗殺されます。
しかし、だまし討ちという信長のそのやり方に
利家はまったく納得できません。

弓の稽古場で、一心不乱に射る利家ですが
心が乱れているせいか、的に全く当たりません。
そんな美男子の姿を、おねやはるが見つめていて
特におねは、利家の気を何とか引こうと躍起です。

そこに荒子からまつがやって来ました。

席を外した利家のいない隙に、おねが次々に的を射るのを見て
もしかしたら私にもできるかも、と
利家が使っていた弓を手に取り引き絞ってみますが、
弦は想像以上に張っていて、なかなか絞れません。

汗を拭いながら、利家が戻ってきました。
気まずそうに後ろを向くまつに、利家は
女子は弓など引かなくてもいいと言います。

先ほどまで弓の稽古に勤しんでいたおねは、
それでも利家に猛アピールです。
「私……今日から弓のお稽古やめますぅ」


まつは、父の形見の笄を利家に差し出し
思いを利家にぶつけます。

──利家さま。
この笄は、父・篠原主計が
今川の武者に討たれる間際にくれたものなのです。
父が槍で突き殺されたとき……。

あのように無惨に殺された父を見て
母は高畠の家に嫁ぎました。
私は許せなかったのです。
ですから私は、荒子に行くと言ったのです。

笄を見ると母が憎らしくて
“(母である自分を)捨てないで”などと泣く真似をして
本当は私を捨てたのはあなたのくせにと思いました。

でも荒子に来て、あなたに蓮の花をつけていただき
前田の娘となり、あなたのことを思うと元気になり
これ(砂糖菓子)を見ると希望がわいてきました。

昨日、高畠の母に会いに行ったの。
どうしても言いたいことがあって、
それを言いに行ったのです。
『お母さま……お幸せになられて、良かったですね』

人は人を恋しいと思えば生きていけると知りました。
母も高畠さまと再婚して、それ故
あのように無惨に殺された父を忘れて行きて来られたのです。

私も、前田犬千代さまを恋しいとお慕い申し上げ、
心のひもじさから抜けることができました。
利家さまにお礼を言わなくてはなりませぬ。

利家さま、お願いです。
私を妻にしてくださりませ。
利家さまは強い男にございます。
必ず、女が弓を引かなくても良い時代をお作りになられます。

まつは、利家さまと共に戦いとうござりまする!──

わかった、と力強く頷く利家は、まつの手から笄を受け取ります。
「まつの父の形見の笄、確かにこの利家がもらった!」

利家とまつは、めでたく婚約しました。

しかしこのことは二人だけの約束で、
父母や利久の同意を得たわけではありませんでした。

「おめでとう! まつ! おめでとう!!」
自分に祝福の言葉を叫び、砂糖菓子を天に撒くまつ。
その目には光るものがありました。


この『利家とまつ』でも、『その時歴史が動いた』風に
カウントダウンしていきましょうか(^ ^)

今回は、長きに渡って織田信長に仕え、
信長亡き後は主君となった豊臣秀吉がこの世を去った
慶長3(1598)年8月18日に「その時」を設定します。


弘治3(1557)年11月2日、
織田信行が、病床に伏す兄・織田信長の見舞いに清洲城へ行くが、
信長の命を受けた河尻秀隆、池田恒興らによって暗殺される。

慶長3(1598)年8月18日、
太閤・豊臣秀吉が波乱の生涯を閉じるまで


あと40年9ヶ月──。

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