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2014年1月19日 (日)

大河ドラマ軍師官兵衛・(03)命の使い道

黒田(小寺)官兵衛と、幼なじみで少し年上のおたつとは
幼い頃に本人同士で結婚を誓い合った仲でした。

それは官兵衛が元服した後も
お互いに口には出さないものの両者思い合っていて、
そのことはおたつの父・伊吹善右衛門も官兵衛の祖父・黒田重隆も
知っていて、そっと励ますという良好な関係だったわけですが、

そのおたつが、今回小寺氏と同盟を結んだ浦上氏の同盟の証として
政略結婚として嫁いでいくことに決まったわけです。
それも、本人が望んだことなのだとか。
おたつは、一旦は黒田(小寺)職隆の養女となり、
永禄7(1564)年正月、浦上氏の室津城へ嫁いでいきました。

……が。

赤松氏の居城・龍野城から
浦上家の祝言のころを見計らって室津城へ軍を進めます。
赤松氏としては、小寺と浦上との同盟に反対なのです。

急ぎ祝言を中止し、
室津城主・浦上政宗や、おたつと結婚した清宗らは、
赤松軍を迎え討つべく準備に取りかかりますが、
そのヒマなく、赤松軍は室津城に攻め込んできます。

家臣たちの誘導で、おたつは城内の蔵の中に避難しますが、
蔵周辺を守る浦上家家臣たちが次々に斬られ、
ついに蔵の戸が開かれて兵たちがなだれ込んできました。

赤松氏が室津城攻めに向かったことを知った官兵衛は
家来の母里武兵衛が止めるのも聞かずに、
姫路から赤松領を越えて室津城まで駆けつけます。

蔵からおたつを発見するも、おたつはすでに虫の息。
今にも消えそうな声で官兵衛の名を呼び
そのまま息を引き取りました。


御着城──。

官兵衛は、今こそ赤松を攻めるべきだと主張しますが
小寺政職は、ひとまず様子見だと動こうとしません。

職隆の弟・黒田(小寺)休夢や井出友氏は
黒田氏だけでもおたつの弔合戦を、と責め立てますが
自分の養女が殺された形の職隆も、
主が動かないと決めた以上、それに従うしかありません。

職隆も、内心はとてもとても悔しいのです。
最も苦しいのは、元カレになる官兵衛かもしれません。
重隆は、そんな職隆や官兵衛の気持ちを慮ります。


美濃では、難攻不落を誇る稲葉山城が
斎藤家重臣たる竹中半兵衛ら17人によって乗っ取られました。
それも、いともあっけなく。

で、コチラの官兵衛さんですが
武兵衛や栗山善助と山奥に釣りに来てみますが
何やらボーッとしているようで、全然身が入っていません。
釣りでもそうなのですから、近習のお役目も同様です。

赤松氏が鉄砲を50丁買い付けたという噂を聞いて
当方も鉄砲を揃えるべきだと主張した職隆は
政職の命で、官兵衛が堺に買い付けにいくことになりました。

怒りはまた喜ぶべく 憤りはまた悦ぶべきも
亡国はまた存すべからず 使者はまた生くべからず
(『孫子』)

「今のお前は、黒田家の……恥だ」
官兵衛の気持ちを理解しながら、
職隆はあえて厳しい言葉で息子を律します。

それは、重隆も同じでありまして
おたつが仇討ちを望んでいるだろうかと投げかけ
それでも命を散らしてでも攻め込んでやると
怒りに震える官兵衛に、命を粗末にするなと諭します。

それから間もなく、重隆はこの世を去りました。
黒田家の礎を築き、官兵衛を見守り続けた生涯でした。


いよいよ堺ゆきです。
職隆、後妻のぬいに見送られ、出発します。
お供するのは武兵衛と善助です。

途中、人の好さそうな饅頭屋が実は物取りで
官兵衛主従を襲って金を奪おうとしますが、
その騒動で昼寝を妨げられた男が
物取りたちをさんざんに痛めつけます。

摂州浪人、荒木村重──。

官兵衛は村重に、堺に行くなんて言うと
将軍足利義輝が暗殺されたことを教えてもらいます。
松永久秀と三好三人衆(三好長逸・三好政康・岩成友通)が謀反、
足利義輝暗殺に及んだわけです。

そして今は、久秀と三好三人衆が仲間割れし
京で戦を繰り広げているとか。
一日ごとに形勢がめまぐるしく変わっていきます。

村重は、かの北条早雲や斎藤道三のように
いや、それ以上の大名になって
天下獲りに名乗りを上げたいわけです。
「ま、夢は大きくな! ハハハハ」

豪胆で、まるで子どものように無邪気に笑うこの村重を見て
官兵衛は少しずつ心が溶けていくのを感じていました。


堺に到着しました。

固く閉ざされた城門は、村重が
「今井宗久殿に用がある。開けてくれ!」の一言で
スッと開きます。

村重、一体何者……!?

摂津に向かう村重とは、ここでお別れです。
官兵衛は、命を助けてくれた恩人に金をたっぷり掴ませて
再会を約して別れます。

堺は活気あふれる町で、大道芸人たちが人々を楽しませ
町の往来も見たこともないような南蛮人が歩いていて
活気づいて賑やかです。

堺で最も偉いのは、将軍でも大名でもなく
会合衆と呼ばれる豪商たち。
その筆頭が、今から会う今井宗久であります。

一見の客にも鉄砲を売ってくれるのか心配だった官兵衛ですが
お代を支払ってくれさえすれば、どんな方でもお客さま、と
宗久は笑って応じます。


官兵衛は、鐘の音に引き寄せられるように
礼拝堂に入っていきました。
そこでは、宣教師ルイス・フロイスが
布教活動を行っていたわけです。

「今のお前は怒りに任せているだけだ!
 あのおたつが、仇討ちを望んでいると思うか?」(by 重隆)
「一時の怒りや憤りで、戦を起こしてはならぬ!
 死んだものが再び生き返ることもない」(by 職隆)

我が身を思うがごとく、隣人を大切に思う。
隣人を許し、自分のように慈しむ。
そうすれば、この世から争いはなくなる──。

宣教師の教えが、官兵衛の胸に
ストンと落ちるような気がしました。

世界は広い……とてつもなく広い。
官兵衛は、ゆっくりと歩を進めます。


永禄7(1564)年1月11日、
小寺職隆の養女を妻に迎える婚礼当日に
赤松政秀の奇襲をうけ、浦上政宗と清宗父子が討死する。

慶長3(1598)年8月18日、
太閤・豊臣秀吉が波乱の生涯を閉じるまで


あと34年7ヶ月──。


作:前川 洋一
脚本協力:穴吹 一朗
音楽:菅野 祐悟
題字:祥洲
語り:藤村 志保
──────────
[出演]
岡田 准一 (黒田(小寺)官兵衛)

谷原 章介 (竹中半兵衛)
内田 有紀 (お濃)

益岡 徹 (櫛橋左京亮)
田中 哲司 (荒木村重)
大谷 直子 (土田御前)
濱田 岳 (栗山善助)
永井 大 (母里武兵衛)
金子 ノブアキ (櫛橋左京進)
南沢 奈央 (おたつ)
──────────
江口 洋介 (織田信長)
──────────
竜 雷太 (黒田重隆)
塩見 三省 (母里小兵衛)
片岡 鶴太郎 (小寺政職)
竹中 直人 (木下藤吉郎)
柴田 恭兵 (黒田(小寺)職隆)
──────────
制作統括:中村 高志
プロデューサー:勝田 夏子
演出:田中 健二


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』
第4回「新しき門出」

デジタル総合:午後8時〜
BSプレミアム:午後6時〜

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