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2014年2月25日 (火)

プレイバック黄金の日日・(04)北征前夜

船に大筒を装備するという発想は
日本では織田信長が最初であります。
その大筒の製造は、今井家が請け負っていました。

武器製造から交易、薬酒、回船、倉庫業など
多種の分野で活躍する今井宗久は、信長の命により
代官・松井有閑の補佐役に任じられます。

波で揺れる船中から
陸の的に向かって大筒を放ってみますが、
大揺れながら、的の先にある幟旗に命中します。
まずまずです。

というより、杉谷善住坊は
船酔いで今にも吐きそうな表情ですが、
大砲発射と同時にコチラも発射(^ ^;;)


納屋番から海運業に回された助左は
世界のことがもっともっと知りたくなりました。

宣教師ルイス・フロイスが地球儀という世界地図を
持っているという情報を得、それを見たい! と強く願う助左は、
礼拝堂を持つ日比屋了慶の屋敷前をうろついたりもしてみましたが、
今ひとつ礼拝堂に入る勇気がありません。

そこで、礼拝堂に出入りしたことがある
石川五右衛門に頼み込んでその部屋に一緒に忍び込みます。

地球儀は、ありました。
自分が住む日本はどこか、琉球は、カンボジアは、清国は──と
それをクルクルと回しながら、夢が膨らむ助左です。

後方でガシャガシャと音がするので振り返ってみると
五右衛門が珍しい食器類を持ち出そうとしています。

それを止めようとして、二人の対決になりますが、
鎖を持つ五右衛門に向けて、椅子を振り上げる助左。
五右衛門がフッと逃げ出した途端、
部屋の中に了慶と笛、そして美緒が入ってきます。

椅子を振り上げたままの助左。
「……あ」


永禄12(1569)年3月末、フロイスの一行は堺を出て京へ。
朱印状をもらいに信長に会いに行くようです。

美緒の家来として同行することになった助左は
京に向かう船内で、改めて
信長に献上する予定の地球儀を見せられます。

「我らの……国が……ココ?」
目を丸くして地球儀を夢中で見つめる助左。

交易して世界中を回りたいという夢を聞いたフロイスは
日本だけではなく世界各地の場所を説明しながら
助左の夢を応援します。

ただ、いくら自由の都市・ベネチア、などと言ったところで
その都市が栄えていたのはもう50年以上も前の話で
今は他国から侵略されて支配下に置かれているわけで、
ある意味、堺も同じような運命をたどってしまうのかもしれません。


二条城建設現場に到着したフロイスは
先頭に立って指揮している信長と対面が許されます。
信長は忙しい最中、2時間近くもフロイスに時間を割き
いろいろと話を聞きます。

興味深い話が延々と続く中、
ひとりの兵士が女のかぶり物をめくっていたところ
それに怒った信長は、
その兵士を一喝して首を刎ねてしまいます。

兵士の顔は、己の身に何が起こったのかも
分からないような顔つきで宙に飛びます。

フロイスは、いくつかの献上品と僅かながらの金銭を包みますが、
信長はその受け取りを拒否します。
これは何も、断りという意味合いではなく
朱印状を交付するのに金銭を受け取ったとあっては
諸外国からの聞こえが悪いためです。

信長は献上品のいくつかを受け取り、
朱印状に印を押してフロイスに与えます。
それだけでなく、京に住むことを許し
布教活動にあってはフロイスのやりやすいようにしてくれます。

不法にフロイスを苦しめる者がいた場合、
断固処罰すべし、との言葉つきです。


永禄13(1570)年4月14日。
二条城落成の祝賀に、信長は
越前の朝倉義景に上洛を促します。
しかし義景はこれを黙殺。

この日は、信長の新体制が
反信長勢力の連合軍とも言える四面の敵を相手に
全面戦争へ突入してゆく陣ぶれでもありました。
その反信長勢力の組織作りに暗躍したのは
他ならぬ将軍・足利義昭であります。

朝倉討伐を決意する信長ですが、
京と越前の中間地点に位置する
近江の浅井長政の存在があります。

長政は、信長の妹・お市の婿ながら
朝倉家ともつながりが深いわけです。

もしも長政が義景側に味方したときのことを考えれば
密書などを送ることで
その動きを封じておかなければなりません。

しかし信長は、浅井に知らせずに
越前侵攻を考えているようです。
「ただ、黙って見ているだけでよい」


今井宗久は、兼久に
越前の信長軍に鉄砲500丁を届けて来いと命じますが、
兼久は、そもそも信長の味方をする
宗久のことをよく思っていないので、
父に反抗的な態度をとって断ろうとします。

しかし、宗久の命は絶対です。
「名家朝倉が滅ぶ様をその目で見て来いッ」

五右衛門は、その兼久が荷駄隊を編成して
越前の木下藤吉郎の陣まで進むなるだけ安全な道を探しに
越前に先乗り込みで行くことになりました。

木下藤吉郎という名前を聞いて、助左は才蔵の許しを得て
兼久の荷駄隊に加えてもらおうと願い出ますが、
越前へ行きたくない兼久は、荷駄隊の指揮を助左に押し付けます。

兼久の家来である斎藤十郎はそれに難色を示しますが、
イヤならお前が隊から抜けよ、と言われてしまいます。

で、酒に酔っている兼久は
フラフラといずこへか行ってしまうのですが、
助左が兼久から預かった陣羽織などを返却しようとすると
十郎も諦めた様子です。
「仕方ない。その陣羽織を羽織ってくれ」

4月20日、信長は
3万の軍勢を率いて京を発ち北へ向かいます。
今井の荷駄隊も出陣に合わせ、堺を出発。

陣羽織を着せられ、馬上の人となった助左は
キョロキョロ、オロオロするばかりです。
文字通り、兼久の身代わりと言ったところでしょうか。

指揮官という役目を逃れた兼久は
鎧こそ身にまとっていますが、
重すぎる役目から解放されたからか
表情がとても明るいです。

将軍義昭が突如として年号を元亀に改元。
信長による新体制勢力と、反信長派による旧体制勢力が激突する
世に言う「元亀の騒乱」は、
こうして火蓋を切ったわけです。

──────────

永禄13(1570)年4月23日、
織田信長が朝倉氏討伐に出陣したこの日、
将軍就任時から要望していた「元亀」へ改元を実行する。

慶長3(1598)年8月18日、
太閤・豊臣秀吉が波乱の生涯を閉じるまで


あと28年3ヶ月──。


原作:城山 三郎
脚本:市川 森一
音楽:池辺 晋一郎
語り手:梶原 四郎
──────────
[出演]
市川 染五郎 (助左)
栗原 小巻 (美緒)
林 隆三 (今井兼久)
川谷 拓三 (杉谷善住坊)
根津 甚八 (石川五右衛門)
──────────
高橋 幸治 (織田信長)
内藤 武敏 (明智光秀)
花沢 徳衛 (才蔵)
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丹波 哲郎 (今井宗久)
──────────
制作:近藤 晋
演出:岡本 憙侑

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