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2014年2月23日 (日)

大河ドラマ軍師官兵衛・(08)秀吉という男 〜乱世の英雄との出会い〜

天正3(1575)年7月、黒田(小寺)官兵衛の意見によって
御着城の小寺政職は毛利家ではなく織田家に味方をすることを決意。
そして、官兵衛は政職の名代として織田信長に拝謁──。

柴田勝家は、今は北国を制圧することで
さらに北の越後上杉家の抑えとしたい考えを表しますが、

官兵衛は、中国の毛利家は
現時点で敵である石山本願寺とつながっているので
いずれ織田家の敵となる、という見方をしています。

そのために、毛利家と石山本願寺の中間に存在する
播磨の小寺家が、毛利攻めの際に先陣として働くと言うわけです。

信長が、エヘン! と咳払いをしました。
一同、かなりの緊張が走ります。

一方、控えの間で待たされている
栗山善助、母里太兵衛、井上九郎右衛門。
主の官兵衛がなかなか戻って来ないので。
太兵衛は「信長公を怒らせたのでは?」と気が気ではありません。


滝川一益は、官兵衛が500ほどの兵しか持っていないのを鼻で笑い
丹羽長秀は、官兵衛に兵法を説かれなくても分かっておると反発。
しかし、明智光秀が「今すぐ毛利攻めを」と賛同するや否や
官兵衛は中国攻めの必要な情報をじゃんじゃん信長に流します。

播磨国内の小寺以外の家は、今は毛利になびいておりますが
織田の重臣を派遣してくれれば、
コロッと容易に織田方に転ぶという見立てです。
重要拠点・播磨を織田一色にすれば、中国攻めも簡単です。

信長は、刀を乱暴に取ると官兵衛の前に進み
官兵衛に褒美として取らせます。
彼が考えて主張した中国攻めのことは、
信長も全く同じことを考えていたわけです。

信長は、後からかけつけた羽柴秀吉に
官兵衛と相談しながらやっていけと中国攻めを命じます。
「官兵衛、おもしろかったぞ」


官兵衛主従を長浜城下に連れ出した秀吉は
関係を深めるために酒を酌み交わしますが、
そこに側室の南殿がいたことは、妻のおねには内緒です(^ ^;;)
“我らは今日まで岐阜にいた”ということにしておきます。

しかし翌日、秀吉と官兵衛主従が長浜城に入ると
おねは、秀吉が昨日まで岐阜にいたというウソを見抜きまして
官兵衛に本当のことを言えと迫ります。
秀吉は秀吉で“岐阜に……”と言えと迫るので困惑する官兵衛。

結局は、石田三成の助け舟で
おねへの京からの艶やかな土産を送り込みます。
騙されませぬ! と言っていたおねですが、
見事にコロリと(笑)。


小寺家は織田につく! と決めたものの
このごろになって、やはり毛利に……と迷い出した政職。

そのことを黒田(小寺)職隆経由で知った光は、
織田に反旗を翻した者たちの末路を嘆き
織田に味方した者たちの繁栄を羨ましがり
政職の妻・お紺に「お口添えを」と手をつきます。

その後、改めて織田に味方することを決めた政職。

再考を促す棚橋左京進の言葉にも耳を貸さず、
出て行ってしまいます。
「人に何か言われて考えを変える男だと思っておるのか!」

……違うの?w


播磨国内の様子を探っていた竹中半兵衛が
秀吉の元に帰ってきました。
別所と小寺以外は毛利方に見方しているものの
その実は様子見、というのは官兵衛の見方と同じです。

半兵衛は官兵衛のことはすでに知っており
秀吉が官兵衛を“使える男だ”と高く評価しているのを見て
目を細めてポツリと言います。
「その男……試してみてもよろしゅうございますか」

官兵衛の試練の時が始まろうとしていました。


作:前川 洋一
脚本協力:穴吹 一朗
音楽:菅野 祐悟
題字:祥洲
語り:広瀬 修子
──────────
[出演]
岡田 准一 (黒田(小寺)官兵衛)

中谷 美紀 (光)

谷原 章介 (竹中半兵衛)
内田 有紀 (お濃)
高岡 早紀 (お紺)
春風亭 小朝 (明智光秀)

濱田 岳 (栗山善助)
速水 もこみち (母里太兵衛)
高橋 一生 (井上九郎右衛門)
金子 ノブアキ (櫛橋左京進)
田中 圭 (石田三成)
近藤 芳正 (柴田勝家)
勝野 洋 (丹羽長秀)

江口 洋介 (織田信長)
──────────
片岡 鶴太郎 (小寺政職)
鶴見 辰吾 (小早川隆景)
黒木 瞳 (おね)
竹中 直人 (羽柴秀吉)
柴田 恭兵 (黒田(小寺)職隆)
──────────
制作統括:中村 高志
プロデューサー:勝田 夏子
演出:田中 健二


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』
第9回「官兵衛試される」

デジタル総合:午後8時〜
BSプレミアム:午後6時〜

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