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2014年4月 1日 (火)

プレイバック黄金の日日・(11)珊瑚珠(さんごじゅ)無情

元亀2(1571)年、春の黒潮に乗って南蛮船が
泉州・堺の港へ渡ってきました。

「南蛮船が着いたぞーッ」という納屋番の男の叫び声は
まるでバケツリレーのようにまたたく間に堺の町へと伝わり、
みな、物珍しさに大はしゃぎして港へ急ぎます。

最初に下りて来たのは、宣教師の方々?
つづいて、宣教師の格好がイマイチな男三人。
そう、助左と杉谷善住坊、そして石川五右衛門です。
身を隠すために服を借りたのでしょうか(笑)。

善住坊はお尋ね者ですし、
五右衛門は主君の命を果たせていないので
ふたりは顔を隠しての上陸ですが、
助左もどことなく足が地に着かないような浮ついた感じです。

でも、人目のつかないところでは
日本に、堺に戻って来られて大喜びです。

助左と五右衛門は、
普段通りの身なりになって今井屋敷に向かいます。
死んだと思った者が生きて帰ったというのは
今井宗久にとってもとても喜ばしいことで、
ふたりにねぎらいの言葉をかけてあげます。

しかし、善住坊の始末については
生きている、とはついぞ言えず
“誰の手にもかからず海底で死んだ”とだけ報告します。


助左は、ルソン島でもらった
首飾りの珊瑚珠(さんごじゅ)を美緒に渡そうと
その所在を、奉公人の梢に尋ねてみますが、
春に今井兼久の妻になったと教わって
大変なショックを受けます。

美緒のことで頭の中がいっぱいになりながら、
珊瑚珠を梢に託して、渡してもらうことにします。

一方 美緒は、助左と五右衛門が
南蛮船に乗って生きて帰って来たことを兼久から聞いて、
少しだけルンルン♪気分です。

善住坊をいつまでも南蛮人の格好をさせて
隠しているわけにもいきません。
助左はお仙の元に連れて行き、
かくまってもらうことにします。

そしてその日の夜。

宗久が南蛮人たちと酒を酌み交わす席に
呼んでもらった助左と五右衛門ですが、
梢がやってきて、庭に連れ出します。
「ここで、しばらく待っていて」

言われるままに突っ立っていると、
そこに美緒が現れます。
珊瑚珠は、梢がしっかり渡しておいてくれたようです。
(いや、梢がネコババするかと内心思っていたもので(笑))

ルソンでのことを夢中で話し
しかもまたルソンに行きたいなどと熱く語る助左を
美緒は微笑ましく思っています。
「九死に一生を得て帰り着いたばかりだというのに、
 もう次に発つことを……」

しかし、笑顔のふたりの表情が急に凍り付きます。
真後ろに兼久が立っていたわけです。
そしてその右手には、
助左が美緒にプレゼントした珊瑚珠が……。

曰くつきの品だなぁ、と言いながら
兼久は珊瑚珠を井戸に落とします。


助左は、昨晩の酒の席で宗久にルソンとの交易を願い出たので
さっそく交易組の長を訪ねルソン行きを打診してみますが、
地図に乗っていないルソンに行けというのか?
などとバカにされ、軽くあしらわれてしまいます。

宗久からも、ルソン行きの船を出してみたらどうかという話は
あったのはあったらしいのですが、
それはあくまでも余分の船があったらという前提でして、

造船中の回船は、織田信長の依頼で軍船の建造に変えられてしまい
船自体は不足している状態なので、
ルソンの島探しに割けるだけの船はない、というわけです。

──ルソンよ、お前にはもう二度と会えないのか。
助左は失意の中にいました。


秋、近江の浅井長政と一進一退の攻防を繰り広げていた
織田信長の軍勢は、突如として矛先を転じて琵琶湖を渡り
東坂本を目指して不気味な移動を開始します。
その先には、天台宗の本山・比叡山が──。


堺に、新たに教会が建てられようとしていました。

その様子を見ていた助左と五右衛門ですが、
五右衛門は、同じく教会作りをおもしろそうに眺めている
笛(モニカ)という日比屋了慶の一人娘を
いただいていくつもりのようです。

本気か!? と相手にしない助左ですが(^ ^;;)

十字架を滑車にかけて持ち上げていたところ、
その滑車にかかる縄が突然切れてしまいます。
真下にいるのは、そのモニカです。

五右衛門はとっさに飛び出してゆき、モニカを突き飛ばして
自分は十字架の下敷きになってしまいます。

とりあえず十字架をどけて部屋に運び込み
ニモカは献身的に介抱してくれます。
ニモカに近づけて、ニンマリの五右衛門です。


ルソンのことがうまくゆかず
珍しく酒をあおって泥酔している助左ですが、
町の通りで、旅の女が泥酔した南蛮人にからまれています。

しばらく様子を見ていた助左ですが、
その南蛮人を捕まえて懲らしめます。
そして、女の手を引いて猛ダッシュ!

その旅の女とは──。

──────────

原作:城山 三郎
脚本:市川 森一
音楽:池辺 晋一郎
語り手:梶原 四郎
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[出演]
市川 染五郎 (助左)
栗原 小巻 (美緒)
林 隆三 (今井兼久)
川谷 拓三 (杉谷善住坊)
根津 甚八 (石川五右衛門)
小野寺 昭 (小西弥九郎)
──────────
ビック・バルガス (ラカンドーラ)
セリー・デ・カステロ (ノーラ)
プリンセス・アキノ (マリキット)
ロベルト・アレバロ (ハギビス)
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李 礼仙 (お仙)
十朱 幸代 (ねね)
丹波 哲郎 (今井宗久)
──────────
制作:近藤 晋
演出:宮沢 俊樹

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