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2014年4月15日 (火)

プレイバック利家とまつ・(15)良之、三方ヶ原に死す

「佐脇良之は、きっと徳川に駆け込むでしょうな」
碁を打ちながら、木下秀吉は重々しく発言します。
織田信長と明智光秀、秀吉、そして前田利家が
碁盤を囲んでいるわけです。

比叡山焼き討ちの直後から行方をくらませていた良之。
福原という浅井家ゆかりの信長近習を斬りつけたそうです。

徳川が甲斐の武田と手を結ぶという噂もあるので、
それを探らせに、信長は良之を徳川に送り込むそうです。
そういう作戦を悟られないようにするために、
信長近習を斬って出奔したという設定にすれば自然です。

そして徳川家康は良之を気に入っているので、
もし門戸を叩けばすぐにでも家臣団に加えるでしょう。
ただし、浅井家の次は徳川家か、と
利家は信長のやり口を冷酷だと批難します。

予見通り、徳川から
良之を家来にしていいかと書状が届きました。
これで対徳川への準備は万全です。

次の作戦……武田信玄を暗殺すること、です。
戦の強者・信玄に真っ正面から挑んでも、
兵を無駄に失うだけであります。


元亀3(1572)年10月、武田信玄は遠江に侵出。
徳川方の出城を次々と陥落させます。
家康は三方ヶ原の戦いで惨敗、
命からがら浜松城に逃げ帰ってきました。

城に戻った家康は全ての城門を開け放ち
幾多の火を焚いて昼間のように明るくしていました。
それを見た信玄は深追いせず、
浜松城を通過して三河へ向かったとか。

「又左衛門、辛いことを言う」
秀吉が利家に酒を勧めながら思い口を開きます。
良之が三方ヶ原で討ち死にしたのです。

利家は、覚悟していたこととはいえ
弟は精一杯生きたのだ、と納得させるしかありません。


元亀4(1573)年2月、信玄は徳川方の野田城を攻撃。

しかし信長が放った鉄砲の名手たちによって鉄砲が放たれ
うち2発が信玄に命中。
野田城陥落後、武田軍は進軍を止めています。

その報告を受けた時、将軍足利義昭が挙兵との知らせを受けます。

「できた……これでできた」
信玄が間もなく死に、信玄を当てに挙兵した義昭も信長に殺され
浅井・朝倉もじき滅亡する。
信長を取り囲む敵がいなくなる構図が、ようやく整ったわけです。

ちなみに信玄は、4月12日に病没します。


荒子城。

気分のいいときは縁側に座ってひなたぼっこをしていたたつですが
病が少しずつ悪化しているのか、最近は床につく日が続いています。
まつは荒子城を出て行った前田利久にたつの危篤を伝えて
荒子城に来てもらうように手配します。

利久や前田安勝、奥村家福、
そして利家の家族と又兵衛夫婦がたつを囲みます。
そのそれぞれの顔を見渡すたつ。
「……犬千代は?」

大事な戦で戻って来れないんだと、と利久が答えると
またも眠るように目を閉じます。
そしてそのまま、息を引き取りました。


7月、義昭は信長に降伏します。
逃げる途中、落ち武者狩りに身ぐるみを剥がされた義昭は
貧乏公方と罵られます。
236年続いた室町幕府はついに滅亡します。

小谷の浅井家から織田家に戻ってきた市は、
岐阜の利家の役宅で良之の位牌に手を合わせます。

ただ、良之が徳川へ向かう時に言い残した
(市のことが)好きだった、という言葉は
最愛の夫を戦で亡くしたばかりの傷心の市には伝えられず
“とても案じていました”とオブラートに包みます。

そこへ、戦から利家が戻ってきました。

市が帰り、まつと二人きりになったところで
良之の最期を(聞いたものの話として)利家に伝えます。
そこまでは、黙って話を聞いていた利家ですが、
母の最期を聞いた時、利家の目から涙が溢れ出ます。


元亀3(1572)年12月22日、
佐脇良之が三方ヶ原の戦いに参戦し、討死する。

慶長3(1598)年8月18日、
太閤・豊臣秀吉が波乱の生涯を閉じるまで


あと25年8ヶ月──。


原作・脚本:竹山 洋
音楽:渡辺 俊幸
語り:阿部 渉 アナウンサー
──────────
[出演]
唐沢 寿明 (前田利家)
松嶋 菜々子 (まつ)
反町 隆史 (織田信長)
香川 照之 (木下秀吉)
酒井 法子 (おね)
天海 祐希 (はる)
山口 祐一郎 (佐々成政)

竹野内 豊 (佐脇良之)
高嶋 政宏 (徳川家康)
田中 美里 (市)
中条 きよし (奥村家福)
松原 智恵子 (安)
的場 浩司 (村井又兵衛)
山本 晋也 (林 道勝)
──────────
加賀 まりこ (たつ)
三浦 友和 (前田利久)
萩原 健一 (明智光秀)
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制作統括:浅野 加寿子
演出:佐藤 峰世

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