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2014年4月30日 (水)

細かすぎて伝わらないバスネタ選手権(40)

お久しぶりです。8ヶ月ぶりのこのネタです。

Nd1102

「博多駅・福岡空港〜太宰府:太宰府ライナーバス『旅人』」が
平成26年4月1日から運行を開始したことを知らせる看板です。
ちなみにコチラは「五条(郵便局前)」バス停ですが、
コチラには、その「太宰府ライナーバス『旅人』」は停車しません。

Nd1101

そしてコチラは、
その「太宰府ライナーバス『旅人』」が停車しないどころか、
路線ルートが違うのでバス自体が通過もしない「松川」バス停。
それでも同じ看板が掲出されて解説を告知しています。

こうしてみると、この看板って
「誰が?」→太宰府市? 西鉄バス?
「誰に対して」→観光客? 地元民?
のアピールなのかよく分からなくなってきますよね。

もし「太宰府市が」「地元民に対して」のアピールならば
「太宰府(駅前)から博多駅方面への行き方の選択肢が増えたよ!
 (だけどココには停まらないけれどね)←心の声」
と言っているように聞こえるのは……ワタシだけ?(笑)

太宰府地元民を主体に考えると、太宰府発博多駅ゆきのバスは
11:10発(11:52着)〜17:10発(17:52着)の1時間おき運行で、
博多駅発太宰府ゆきのバスは
9:10発(9:52着)〜15:10発(15:52着)の1時間おき運行であり

始発の11:10発に乗って11:52に到着し、博多滞在約3時間。
そして最終の15:10発に乗って15:52に帰って来るという
モデルケースしか考えにくく、
このダイヤのままでは、博多へのお買い物バスにはなっても
通勤通学には不向きということが言えると思います。

逆に、観光客主体で考えたとき
始発の9:10発に乗って9:52に到着しても、
太宰府の滞在を約1時間で済ませれば
始発の11:10発に乗って11:52に博多駅に帰って来れます。

ということは、この「太宰府ライナーバス『旅人』」は
観光客主体で新設された路線ということが言えますね。
(回りくどいw)


ともかく、天神という福岡県民にとっての中心地である場所から
西鉄電車で直通している太宰府に向けて
直行バス路線なんかができるわけない! と考えていたKassyには

福岡県外からのお客さんにとっての福岡の中心地である博多駅、
そして空の玄関口・福岡空港からではありますが
直行バスが新設されたことも驚きだったわけですが、

路線開設されても、おそらくは空気輸送状態が続いて
あえなく廃止! なーんて最悪な結末も考えていたのですが、
好調推移中というニュースにもなおビックリなのです。
(4月28日に乗車客数通算10,000人を突破なんだそうです)

広報室発表による資料によると、平日平均318名(1便あたり22.7名)
土休日平均490名(1便あたり35名)も利用があったそうで。

運行初日の第2便(太宰府10:52着)を偶然目撃した時は
初日で認知されていなかったせいか、終点到着直前の車内には
5〜6名しかいなかったように見えましたが、
4月中旬のある平日では、20名強が乗っていました。

ゴールデンウィーク中の5月3〜6日の4日間では
なんと往復合わせて13便も増便されて
太宰府ゆき14便、博多駅ゆき13便の合計27便態勢で
運行することが決まり、そのニュースリリースも発表になりました。

このまま好調に推移すれば、ゴールデンウィークのみならず
お盆期間中や秋のゴールデンウィークにも増便されるか、
比較的早い段階でダイヤ改正されることも充分あり得ますね。

もし増便されたら、その内容にもよるでしょうけど
太宰府の地元民にも使いやすい
ダイヤになればいいなぁと考えています。

ま、あくまで観光目的のバスなので
太宰府の参道のお店が開いていない朝早い時間帯に
太宰府に到着するバスがあっても意味がないでしょうし、
逆に夜遅い時間帯に太宰府を出発するバスも同様かと。

やはり、増便されるなら
今回の広報室発表のダイヤのようになるんでしょうかねぇ。


いま、NHKでは『軍師官兵衛』が放映されています。

その“官兵衛効果”で来福される方々が増えていて
このバス路線も、それが波及してお客さんが多いのでしょうけど、
放送終了後にたちまち客数がしぼんでしまって
廃止の憂き目に遭わないようにだけ願っています……(^ ^;;)

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バス・電車」カテゴリの記事

コメント

[回りくどい]と書いているあたりの文章がとても面白っ!
確かにこのダイヤだけでは『観光客目的』でしかない、ととらえれますが…
GWの増便を受けてダイヤ改正するか否か…今回もKassyさんの考えに賛成です!

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りゅうポンさーん。こんにちは!
今日もコメントありがとうございまーす。


>確かにこのダイヤだけでは『観光客目的』でしかない
地元からはなかなか利用しづらいダイヤですよね。

かつてK本県Y鹿市から高速バスが
F岡まで2往復で運行されていまして。
この場合は逆に、Y鹿の方々には午前便と午後便の
2本で乗車利用の選択肢がありましたが、

F岡からY鹿へ旅行で行く場合に利用するには、
実質的には午前便の復路と午後便の往路の
1往復分しかないのでこれまた利用しづらいダイヤで。
それにどことなく似ているような気がします。

投稿: ★りゅうポン | 2014年5月 2日 (金) 22:06

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