2019年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

バックナンバー

お乗り換え〜♪

Kassy号〜♪の車窓から 2011

無料ブログはココログ

« 残日数の思惑 | トップページ | 方向幕考(24)改 »

2014年5月 6日 (火)

プレイバック利家とまつ・(17)利家、大名出世

天正3(1575)年 春・岐阜 前田利家の役宅──。

まつがにわとりを追いかけています。
ただ、追いかければ追いかけるほど
言ってほしくない方向に逃げるのはベタな展開で(^ ^;;)

利家邸ご近所の佐々成政邸では
織田信長やお市を招いて、一人の少年が笛の音を披露しています。
そしてにわとりは、茶の間桟敷のみなさんの期待を裏切らず
その庭に逃げ込んでしまいます(笑)。

浅野長吉らとまつは、にわとり一羽で大騒ぎ。
しかし立ち上がった一人の武士は、
そのにわとりを見事に捕まえたわけです。

その武士は……不破光治。
笛を吹いていたのは、その次男・不破兼光です。
「せがれの笛に誘われて、にわとりも鳴いて踊ってくれるとは」

松千代丸を初陣で亡くしたこともあって、
信長や市の働きかけにより、兼光と養子縁組したのです。


武田攻めの時期が近づきつつあります。

武田の騎馬隊はかの徳川家康を打ち破ったことで
利家の家臣たちは、大丈夫かと心配になりますが、
利家も、遊びに来ていた成政も、気合い充分です。
「良之の弔合戦なのだ。この戦に勝ち、大名になるのだ!」

そして5月21日。
織田・徳川連合軍は、甲斐の武田軍を迎え討つべく
長篠城の西の設楽原に柵を築いて3,000丁の鉄砲隊を配置。
この日、日本で例を見なかった鉄砲による戦いが行われます。

スモークの中を、押し寄せて来る武田の騎馬隊。
鉄砲隊は、銃を構えます。

利家や成政たちの号令で、鉄砲隊は一斉射撃。
撃っては後ろに退き弾を込め、次列は前に出て一斉射撃。
その次の列はすぐに射撃できるように待機。

3列編成の鉄砲隊は絶え間なく入れ替わり、
銃弾を浴びせ続けます。
精強を誇る武田の騎馬隊は、
織田の鉄砲隊の前になすすべなく敗れます。


岐阜城では、長篠の戦いの論功行賞がありました。
信長嫡男・織田信忠に代わって戦闘の指揮を執った河尻秀隆に
いずれ甲斐を与える、というものでした。

ひどくがっかりする利家。
利家を見て意地悪くニタニタ笑う秀吉。

もしかしたら甲斐は夫が……? と淡い期待を抱くまつは
大きな鯛を用意し、甲斐名産のアワビの塩漬けも準備するほど。
そこに「もう疲れた」と論功行賞を中座した利家が帰宅します。

利家としては普段通り振る舞っているつもりでしたが、
子どもたちからしてみれば、
父は何も恩賞をもらえなかったのだろうというのは分かるようです。
特に、静かにしているときは機嫌が悪い時、だそうです。

「機嫌は悪くないぞ。人生山あり谷ありと言ってな」
そしてまつの方を向き直し、すまぬ、と頭を下げます。

そこへ、突然の来訪者が──明智光秀です。
みんな表から入ってくればいいのに、
どうしてココには裏から入ってきたがるのでしょうね(笑)。

光秀は占いを少々するそうで、それによれば
利家は織田家中で最も運がいいのだそうです。
ご内室(=まつ)は素晴らしく、生涯厄災に遭わない運勢とか。
「前田殿が50を過ぎてから天下を取ると出ております」

といわれても、信長がいる以上は
天下を取るというキーワードが出ても困惑するだけですが(^ ^;;)
“ご内室は素晴らしい”と言われてニコニコしていたまつは
眼光鋭く光秀を見据えます。


信長が利家の役宅を訪れました。

まつと交わしていた、利家を大名にするという約束の続きです。
「新しい領地は越前じゃ。禄高のことだが……」
利家は、いくらでも結構、お屋形さまの思し召し通りに、と
数字を聞かずに平伏します。

それを聞いた信長は安心したか、帰っていきますが
それからすぐに、はるが利家邸に飛び込んできます。
成政と信長がにらみ合っている、というのです。
「成政さまが利家さまの禄米をもっと上げろなどと──」

成政は、今の織田家は
光秀や秀吉、滝川一益らの活躍で持っていますが、
織田家を支えてきたのは柴田勝家であり利家であり
佐脇良之ら亡くなった男たち、
もの言わずに従った男たちであるとし、

いくら自分が子どもを亡くしたばかりとはいえ
成政にとってはそれが重要な点では一切なく
男たる利家の活躍ぶりを認めてやってほしいと訴えます。
「又左衛門と私を、同じ禄高にお願い申し上げます」

利家はたまらずかけより、遠慮なく禄を頂戴せよと言いますが
利家よりも高い禄米をもらったら
男が廃るのだ、と言って聞きません。

越前府中は10万石なので、それを
成政、光治、利家で分割したら33,333石となります。
余った1石は──。
「松千代丸と良之のお供えの米に」(by ふく)


9月2日、越前の一向一揆を鎮圧した信長は、
北の庄城に引き返し諸将の国割を発表します。
越前50万石を柴田勝家に与え
成政、光治、利家を柴田の与力とすることが言い渡されます。

ようやく国持ちになった時、利家は
堰を切ったように涙が止まりませんでした。

荒子城に向かったまつですが、
いろりの端で顔に化粧を塗った男が横たわっています。
前田慶次郎。
前田利久と夫婦になっていた、つねの連れ子の慶次郎です。

そこはやはりつね譲り、呪術と忍術でまつを困惑させますが
慶次郎としては、いたずらっ子のつもりで
まつに気味悪がらせるつもりだけだったのでしょうが、
まつはもっといたずらっ子です。

慶次郎にいきなり抱きついて逆に驚かせます。
「慶次郎! 大きくなって!」


天正3(1575)年5月21日、
織田信長・徳川家康連合軍と武田勝頼軍が長篠で激突、
当時最強と呼ばれた武田の騎馬隊は成すすべも無く殲滅させられる。

慶長3(1598)年8月18日、
太閤・豊臣秀吉が波乱の生涯を閉じるまで


あと23年2ヶ月──。


原作・脚本:竹山 洋
音楽:渡辺 俊幸
語り:阿部 渉 アナウンサー
──────────
[出演]
唐沢 寿明 (前田利家)
松嶋 菜々子 (まつ)
反町 隆史 (織田信長)
香川 照之 (羽柴秀吉)
酒井 法子 (おね)
天海 祐希 (はる)
山口 祐一郎 (佐々成政)

加藤 雅也 (浅野長吉)
田中 美里 (市)
的場 浩司 (村井又兵衛)
及川 光博 (前田慶次郎)
田中 健 (佐久間信盛)
──────────
林 隆三 (今井宗久)
古谷 一行 (千 宗易)
──────────
萩原 健一 (明智光秀)
草笛 光子 (なか)
池内 淳子 (ふく)
五木 ひろし (不破光治)
松平 健 (柴田勝家)
──────────
制作統括:浅野 加寿子
演出:本木 一博

« 残日数の思惑 | トップページ | 方向幕考(24)改 »

NHK大河2002・利家とまつ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 残日数の思惑 | トップページ | 方向幕考(24)改 »