« プレイバック黄金の日日・(19)安土築城 | トップページ | ごめんなさいトス »

2014年5月11日 (日)

大河ドラマ軍師官兵衛・(19)非情の罠(わな) 〜裏切りの連鎖!迫る危機!〜

荒木村重、謀反──。
この報はたちまち各所にもたらされ、衝撃を与えます。

事態を重く見た織田信長は、羽柴秀吉と明智光秀を
有岡城に赴かせて村重説得に当たらせます。
が、彼らを待ち受けていたのは鎧姿の村重と兵たちでして
アッという間に取り囲まれてしまいます。

信長が目指す新しい世はまやかしだ! と主張する村重は
信長に勝てると思っているのか? との秀吉の問いにも
「勝てると思ったからこそ立ったのだ」と強気です。

いずれ信長に使い捨てされる、と秀吉と光秀に助言する村重は
嫡男村継に嫁いだ倫を実父光秀の元に帰し、去ります。
「お主の向かう道は、滅びの道じゃ! 裏切りの道じゃ!」
秀吉の最終説得も、もはや村重には届きません。

村重の妻・だしは、どうにか戦を避けたいと力を尽くしますが
頼りにしていた高山右近でさえ戦う覚悟を決めたそうで
もはや八方ふさがりです。

だしの頭には、官兵衛の名しか浮かびません。

安土城に戻ってきた秀吉と光秀ですが、
説得の結果について直々にお話ししたいと言う2人に
村重説得が失敗に終わったのだなと察知した信長は
会おうともせず、追い返します。

新しい国作りには村重の力は必要だと考える信長には
「首尾は上々!」との回答以外、聞く耳を持たなかったのです。
しかし、その村重への説得が失敗に終わったということは
謀反は事実ということでありまして、信長は怒りを露にします。


播磨平井山・秀吉本陣──。

黒田(小寺)官兵衛は、遠藤文四郎から
小寺政職が村重と通じて籠城の準備を始めた様子、との
父・黒田(小寺)職隆からの知らせを聞きます。
つまり小寺家は、織田を見限ったということです。

職隆は、政職への対面を求めますが
気持ちは既に固まっているようで、
織田配下として動いている黒田とは会いたくないようです。
「話にならん」と職隆は憔悴しきっています。


近江長浜城──。

庭では、官兵衛の嫡男・松寿丸が
剣の稽古に汗を流しています。
そこに飛び込んできた、御着裏切りの報……。

そうです、松寿丸は秀吉への忠誠の証として
小寺家から送り込まれた人質なのです。
秀吉の妻・おねは、最悪の事態に狼狽します。


「御着を攻め落とすしかありますまい」
人質として長浜にいる松寿丸のことを考えれば
主家ではありますが、織田を裏切った
御着の小寺本家を討つしか方法はなさそうです。

いきり立つ家臣たちに、黙っていた官兵衛は口を開きます。
「主君に弓を引くことは、わしが許さぬ」

幼い頃から政職に仕えて来た官兵衛は、
政職の性格から何まで知り尽くしています。
恐らくは今回も、周囲の考えに惑わされているだけでしょう。
官兵衛は危険を承知で、御着城に説得に向かいます。

政職は、職隆には会わなかったのですが
なぜか官兵衛には会ってくれます。

政職は、官兵衛を織田から離そうとそそのかしますが
官兵衛はまったく動じません(そりゃそうだ(笑))。
ま、政職もそれは分かっていたのか、
あまり深追いしてそそのかしたりはしないわけですがw

官兵衛は逆に、今まさに寝返ろうとしている政職を
元通りにすべく説得工作に当たります。
村重も、足利義昭や毛利にそそのかされ謀反を起こしただけで
本心から裏切っているわけではない、と。

それを証し立てるもの……だしからの手紙です。

官兵衛の見立てでは、
村重は後に考え直し謀反を止めるはずだ、と。
もしそうなれば、御着はただ1つ取り残されてしまいます。

手紙に目を通した政職は、村重が考え直すのであれば
自分もそれに従いたい、と気持ちが揺らぎ始めます。
官兵衛は、直々に村重説得に有岡城に赴くことにします。


「命を捨てる覚悟で行かねば、人の心は動きませぬ!」
秀吉に、有岡城行きの許可をもらおうとした官兵衛は
秀吉から大反対を食らいますが、
村重を守るため、秀吉を守るため、そして
御着の政職を守るため、官兵衛の決意は固いようです。

しばらく黙って官兵衛を見つめていた秀吉は、
自分でもなし得なかったものの、
この官兵衛であればできるかもしれない、と
しぶしぶ承諾します。

竹中半兵衛も、官兵衛の有岡行きを反対しますが
裏切ったばかりで殺気立つ有岡城に足を踏み入れるのは
あまりに危険だと判断したからです。

病気がちで先がない半兵衛は、
秀吉の良き軍師は官兵衛しかいないと
後を継がせるつもりでおりまして、
官兵衛は、その意を酌んで説得に当たることにします。

危険な有岡城へ何人で行っても同じことであるならば
有能な家臣たちを連れて危険に晒すのは本意ではないと
しばらく家臣たちを足止めさせるように半兵衛に頼みます。
その間に、城を出て単身向かう、というわけです。

「この先、自分に何かがあった時には、大殿の命に従え」
残された家臣たちに、官兵衛からの言づてです。


運命の、有岡城へ。

官兵衛と対面した村重は、
官兵衛の用向きは聞かなくとも分かっています。
説得以外の何ものでもないはずです。
ただ、もはや手遅れであります。

官兵衛は、村重と初めて会った時の話をします。

あれは13年前、鉄砲買い付けのために
政職に命じられて堺へ向かう途中、
人の好さそうな饅頭屋が実は物取りで
官兵衛主従を襲って金を奪おうとするのを
村重に助けられたのでした。

官兵衛は、村重が翻意すれば
自分も考え直すと言った政職の言葉を信じて
村重説得に当たっていますが、
村重は「おことが哀れに思えてきた」と複雑な表情です。

『官兵衛がそちらに行くので、殺してくれ』
政職から村重に宛てた手紙です。
人間とはこのような恐ろしいことを考えるものか、と
村重でさえ驚愕の手紙であります。

政職が播磨の国主となるためには
方々をあちこち動き回る官兵衛が邪魔でありまして、
ここは官兵衛に消えてもらうしかないわけです。

主家に裏切られたのじゃよ! と村重に言われても
官兵衛は事態を飲み込めません。

まぁ、村重も損得を考えるわけで
ここで有能な官兵衛を殺害するよりは
手を組んで織田を倒した方が現実味があります。

2人で天下を取ろう! と説得しますが、
官兵衛はあっさりと断ります。
人に裏切られても、自分だけは裏切らないとの考えです。
「あがいてみせまする」

官兵衛はたちまち、荒木の兵に囲まれます。
懸命に反発するも多勢に無勢、すぐに捕らえられ
有岡城内の土牢に幽閉されます。

その様子を見ただしは、
自分が説得のきっかけを作ったとはいえ
こうなってしまった事態から思わず目を背けてしまいます。


天正6(1578)年11月、ついに信長は
自ら軍を率いて村重討伐に出陣します。

しかし官兵衛は、有岡城で一人
孤独な戦いを強いられていたわけです。
官兵衛の生涯で、最も苦難に満ちた日日のはじまりでした。


天正6(1578)年10月、
黒田(小寺)孝高が村重を翻意させるために有岡城に乗り込むが、
成功せず逆に幽閉される。

慶長3(1598)年8月18日、
太閤・豊臣秀吉が波乱の生涯を閉じるまで


あと19年10ヶ月──。


作:前川 洋一
脚本協力:穴吹 一朗
音楽:菅野 祐悟
題字:祥洲
語り:広瀬 修子
──────────
[出演]
岡田 准一 (黒田(小寺)官兵衛)

中谷 美紀 (光)

谷原 章介 (竹中半兵衛)
内田 有紀 (お濃)
春風亭 小朝 (明智光秀)

生田 斗真 (高山右近)
田中 哲司 (荒木村重)
桐谷 美玲 (だし)
濱田 岳 (栗山善助)
速水 もこみち (母里太兵衛)
高橋 一生 (井上九郎右衛門)
──────────
江口 洋介 (織田信長)
──────────
片岡 鶴太郎 (小寺政職)
黒木 瞳 (おね)
竹中 直人 (羽柴秀吉)
柴田 恭兵 (黒田(小寺)職隆)
──────────
制作統括:中村 高志
プロデューサー:勝田 夏子
演出:田中 健二


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』
第20回「囚(とら)われの軍師」

デジタル総合:午後8時〜
BSプレミアム:午後6時〜

|

« プレイバック黄金の日日・(19)安土築城 | トップページ | ごめんなさいトス »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« プレイバック黄金の日日・(19)安土築城 | トップページ | ごめんなさいトス »