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2014年6月20日 (金)

プレイバック利家とまつ・(24)赤い星

天正9(1581)年・春。
前田家の茶頭として、千 宗易の紹介で山上宗二が就任しました。
宗易と同じく堺の豪商で、宗易に20年間学んだ弟子であります。

夏、前田利家は鳥取城攻めの応援にやってきました。
羽柴秀吉は2万の大軍を率いて兵糧攻めの作戦で攻撃中です。
鳥取城内の米蔵は底を尽き、毛利からの兵糧船は羽柴勢に阻まれて
まもなく餓死者が続出するものと思われます。


前年には佐々成政が越中一国を任されましたが、
秀吉曰く、利家には能登を、と。
その話通り、間もなく信長に呼び出された利家は
利家に能登を任せ、利勝には府中を与えると命じられます。

前田家は、一家を上げて能登にお引っ越しです。


秋・能登七尾城──。

明智光秀は34万石、佐々成政は38万石、
羽柴秀吉は50万石以上。
その中で、利家は21万石という低さです。

まつは、21万石でもいいではないかと言いますが
天の邪鬼な利家は、それ以上の大名になれと
煽られ尻を叩かれているように聞こえます(笑)。

越前府中城から到着したばかりで慌ただしいところに
前田利久とつねが現れました。

荒子を出る時、あれだけ恨み節を吐いていたのに
つねは、忍者を多数引き連れて利家の元に戻ってきました。
これからは、利家の命はつねが守るのだそうです。

12月、おねが七尾城までやって来て借金の申し込みです。
「前田家の蔵にある金、びた銭1枚残らず全部」
はい、と二つ返事で引き受けたまつは、
とまどうおねを横目に銭壷をどんどん運び出します。


天正10(1582)年1月・安土城──。

前年暮れに、信長四女・永姫と祝言を挙げた前田利勝は
利家が能登に移ったのを機に、
その旧領 越前府中33,000石を受け継ぎます。

利家は利勝とともにお礼言上に安土城に上がりますが、
気分の優れない信長とは対面が叶わず。

赤く染まり、雲がうごめく空を見上げて
信長でなくとも驚愕し、狼狽えます。

七尾城に戻った利家は、
おねがまつに大借金を抱えた話を柴田勝家から聞いて
金蔵を開けるようにまつに命じます。

「お前はこの夫の利家にウソをつくのか!」
何を聞いても、はい、としか言わないまつに向かって
利家は刀に手をかけようとします。

おねは、私の心を借りに来た。
真の友に「さあ貸せ!」と言われて否と答えれば私の負け。
だから私は「さあ持ってゆけ!」と素っ裸になった。

これは女の戦にござります──。

どでか過ぎてついていけぬわ。
利家は呆れて、刀を鞘におさめます。


天正9(1581)年12月、
前田利家嫡男・前田利勝(20)と
織田信長四女・永姫(7)との婚儀が執り行われる。

慶長3(1598)年8月18日、
太閤・豊臣秀吉が波乱の生涯を閉じるまで


あと16年8ヶ月──。


原作・脚本:竹山 洋
音楽:渡辺 俊幸
語り:阿部 渉 アナウンサー
──────────
[出演]
唐沢 寿明 (前田利家)
松嶋 菜々子 (まつ)
反町 隆史 (織田信長)
香川 照之 (羽柴秀吉)
酒井 法子 (おね)
天海 祐希 (はる)

加藤 雅也 (浅野長吉)
伊藤 英明 (前田利勝)
中条 きよし (奥村家福)
松原 智恵子 (安)
的場 浩司 (村井又兵衛)
森口 瑶子 (吉乃)
原田 龍二 (石田佐吉)
──────────
三浦 友和 (前田利久)
名取 裕子 (つね)
古谷 一行 (千 宗易)
草笛 光子 (なか)
赤木 春恵 (うめ)
松平 健 (柴田勝家)
──────────
制作統括:浅野 加寿子
演出:井上 剛

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