バス停について本気出して考えてみた(74)
終点停留所の旅“たそがれ”第44弾です。
今回はF岡県K崎町の
HK山Y遊共和国バス停をご紹介します。
かつてご紹介した、元Kヶ畑バス停から
廃止されて久しい[83]系統のルートに乗っておよそ10分強。
左手に見えて来る温泉施設であります。
「多目的温泉保養館」と銘打っておりますが、
館の入口には『HK山グランドホテル』という文字があり
温泉施設であると同時に宿泊施設であることもうかがえます。
といいつつ、こちらの施設は
平成19(2007)年4月30日をもって閉鎖されたそうで、
その後、福岡地裁から破産手続き開始の決定を受けています。
あれから数年が経過し、ご覧のように。
お、何かいる!
で、結局この温泉施設を訪問された数名の方が綴られた、
今となっては貴重な訪問記などから
施設内の写真をくまなく探してみましたが、
ほとんどの方が自家用車で訪問なさっておられるようで
N鉄バスの写真、あるいはバス停の写真はありませんでした。
バス停の位置までは特定できず。
地理的な問題を考えれば、それも仕方ないかな、と。
軽自動車用を示す文字も残っているので
航空写真からの発見を目論みましたが、
それでもそれらしいスペース、文字等は
発見できませんでした。
もしかしたら、外観を撮った
最初の写真の立ち位置(県道の向かい側)の空き地?
路線バスぐらいなら、待機できそうなスペースです。
そしてあるサイトの写真には、
ここにバスが駐車しているのが確認できます。
ただ、バスと言ってもN鉄バスのカラーリングではなく、
しかもマイクロバス。
この温泉施設では、入館のことを「入国」、
館長(社長?)のことを「国王」などと呼び換えていたようなので、
こういった、路線バスが乗り入れという場合でも
1回敷地内に乗り入れするごとに“入国料○○円!” といった
契約があるのでしょうかね?
もしそうであったなら、少しでも入国料という経費を浮かせるために
敷地の道路を隔てた向かい側にバス停があったって
何ら不思議ではありませんが、
写真にかろうじて写っていたそのマイクロバスが
この温泉施設所有のものであるならば、
この土地もこの温泉施設所有のものである可能性もあり、
そこを借りてバス停および転回場を作ったとしたら
またそこでお金が動いてしまう結果になり得ますね。
ま、Kassyはこんな世の中の流れについて全く無知識であり
ある程度の可能性でしかお話ししていないので、
これが例えば、温泉施設側が
「バス路線を呼び込もう!」とバス会社側に話を持ちかけ
「バスを敷地内に入れる入国料? んにゃ! 要りません!」と
太っ腹に商談している可能性だってあるわけで、
それは関係者の方々しかご存じない内容であります。
地元の方、バス停位置についてご存知の方は
どうぞお知らせくださいm(_ _)m (←他力本願w)
旧上Y田線の線路跡は、現在は
遊歩道(サイクリングロード?)になっています。
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コメント
初めて投稿させていただきます。
2002年11月に車でこの辺りを訪れたときに写した写真が残っており、それによると最初の写真に写っているゲートの右側(敷地内ではなく道路寄り)にバス停が建っていました。バス停の看板にはすでに「83」の表記はなく、「83」廃止後に新調されたものかもしれません。バスが敷地内で転回していたかどうかは不明です。
以上、甚だ中途半端な情報ですが報告させていただきます。
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まさちゅんさーん。初めまして!
Kassyです。よろしくお願いいたします!
>この辺りを訪れたときに写した写真が残っており
おぉw
そうでしたか(^ ^)
それって、バス路線も施設もなくなった今となっては
かなり貴重な写真ではないですか〜!
すごい歴史的画像を撮影されたものですねぇ。
>バスが敷地内で転回していたかどうかは不明です
バス停が敷地内にあれば、
そこで転回・待機をすれば事足りるので
敷地外にバス停があったということですと、
転回場所も敷地外という可能性が高いですね。
これ以上の調査は、
当時、この路線を乗務したことのある乗務員さんや
この施設で働いていらした元従業員さんに
お聞きするぐらいしか思いつきませんが、
バス停の位置が確定できただけでも
大きなことだと思えます。ありがとうございます。
>甚だ中途半端な情報ですが報告させていただきます
いえいえ!
決して中途半端ではありません。
単なる思いつきで始めたシリーズでありますので、
現在はその遺構も材料も残っていないことも多く
推測でしか記事に出来ない心苦しさもありますが、
そんな中での今回のような情報はかなり有益で
大変助かります。
感謝感謝です(^人^)
また、ご存知の内容がございましたら
ご遠慮なく、お気軽にお寄せくださいませ。
よろしくお願いいたしますm(_ _)m
投稿: ★まさちゅん | 2014年6月14日 (土) 22:09