鍼
はり、と読みます。
そう、「はりきゅう(鍼灸)治療」の「はり」です。
Kassyは、注射針が苦手です。
自分の腕に刺さる瞬間など、とても見れたもンじゃありません。
これは“自分の腕”だから、という単純なものではないらしく、
注射する映像や画像を見ただけでも背筋がゾッとします。
ただ最近、注射されている途中の状態を
横目でこっそりと見ることが出来るようにはなりました(^ ^;;)
でも、刺される瞬間、抜かれる瞬間、
そして針そのものを見るのは、まだダメダメです。
そんなKassyですが、最近腰を痛めまして
あまりの違和感に整骨院に初めてお邪魔しました。
「鍼とお灸で治療しましょうか」
うわっ、いきなり鍼かよ〜。
そう思ったKassyを見透かしたように
全然痛くありませんよ、と鍼灸師さんに言われました。
ほら、と彼はとにかく細い鍼の現物を見せようと
うつ伏せのKassyに持ってきてくれたわけですが、
前述の通り、そのものを見るのがダメなので全力拒否です。
「いや、見るのもダメです」
背中の腰の部位に刺すので、刺される瞬間を見るのは
鏡等を使わない限りは絶対的に無理な話なのですが、
鍼を見てしまうと、それが腰に刺さるんだと緊張してしまい
通常なら無痛のはずが、感覚が敏感になってしまいかねません。
ほら、ほら、と見せようとする彼の横で
うつ伏せのまま、目を開けようとしないKassy。
絶対に開けてなるものかっ。
まぁ、全然痛くないですよと自信を持って言えるということは
それだけ細い鍼なんだろうと思うので、
Kassyも覚悟を決めて、やってもらうことにしました。
肩も痛かったので、肩にも鍼を刺すことになったのですが、
腰よりも先に肩に刺しますと、これが痛いの何のって!
トントントン……と少しずつ挿入していくにつれて、
まるで風船に空気を入れるが如く、
ドンドンドンと痛みがふくらんでいくわけです。
ね、痛くないでしょ? と鍼灸師さんは仰るのですが、
これを“痛い”と言わなければ
“痛い”ってどんな感覚? と思えるほどだったので、
正直に「痛いっす」と(笑)。
例えて言うなら、注射よりも少し痛い感じ?
彼は少しずつ鍼を抜いていって、その都度
「これは?」「これは?」と聞いてくるのですが、
もう最後の方では痛みに慣れてしまって、
かなりの違和感だけが残った状態でした。
「かなりの“先端恐怖症”ですねぇ」と
彼は笑いながら肩に刺した針を抜いてくれまして、
肩はお灸の治療に変えてくれました。
その代わり、腰には鍼を数本打たれたんですけど(笑)。
腰の鍼は……「あれ? 本当に刺してる?」と思うほど
全然痛くないし、感覚ないし、です。
通常なら、肩に刺した鍼もそんな感じであるはずなんでしょうが
全くの別物、明らかに“痛かった”! ←くどい
こういった感じで、鍼治療・灸治療の
初体験が無事終了いたしました。
普通の病院のように、病院に1回行って
治療すれば治った! で終わればいいのでしょうが、
こういうものはしばらく通わないといけないでしょうから
鍼との格闘はまだまだ続くことになりそうです。
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