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2014年8月 8日 (金)

プレイバック黄金の日日・(30)大坂築城

天正11(1583)年5月。
助左の船が堺の船着き場に入港しました。

助左は、ルソンへの長旅を共にしてくれた
乗組員たち一人ひとりに給金を手渡し、
来年秋の再会を約束します。

明智光秀から毛利方へ発せられた書状を秀吉の陣に届け
口封じのために殺された文次の分も仲間の市松に手渡し
遺髪とともに遺族に届けさせます。

美緒も、今井からのお迎えの輿がやってきて
助左に特別な感情を抱きながらも今井へ戻ってゆきます。

美緒にとっては1年半ぶりの今井館です。
美緒はまず、今井兼久が梢に産ませた赤子を見に行きます。
──小太郎です。

母の梢は、正体が兼久にバレてしまったので
小太郎を産んだ後に徳川家康の元に戻っておりましたが、
本能寺の変で伊賀越えをした家康を守るべく
伊賀山中で崖から転落し落命したようです。

小太郎を抱きながら後ろを振り返ると
無言のままの兼久が立っていました。


6月2日、安土神学校(セミナリオ)。

助左はその扉を開けますが、
中はクモの巣だらけ、ホコリまみれです。
ただ、中央にはロウソクが灯され、
人の存在が感じられます。

その“人”とは、高山右近であります。
右近は、助左が右近から譲ってもらった船に乗って
ルソンに渡った話を聞いてとても喜んでくれます。

今日は織田信長の命日にあたります。

羽柴秀吉主催の大葬儀にも右近は参列したのですが、
彼はクリスチャンということもあって位牌に焼香が出来ず、
他の参列者にも非常に迷惑をかけてしまったとか。
無礼者だと右近を斬ろうという動きもあるそうです。

ゆえに右近は、1周忌法要には参列を遠慮し
安土で信長を偲ぼうというわけです。


信長1周忌の法要を京都大徳寺で済ませた秀吉は
翌3日、大坂石山本願寺城へ入ります。
そして新たに建造する大坂城の図面を
石田三成や小西行長に披露します。

長浜城主時代から大坂には目をつけていたらしく
これからの時代は、町は海に向いていなければならないという
秀吉なりの考えに添った城の作りです。

しかし三成や行長は、石垣を作るためには石が必要であり
ざっと計算して40万個はいるだろうと推測。
石を1個運ぶのに運賃を含めて銀20匁とすれば
40万個なら8,000貫、米に直して40万石にあたります。

そりゃ難色を示すのは道理……。

しかし秀吉は、さほど難しくは考えていません。
石山本願寺の門前町だったから貨幣の流通がないのであれば
大坂を新たに商人の町として活発化させればいいわけです。

これでは付近にすでに存在する商人の町・堺と
対立してしまうと危惧するふたりですが、
堺の商人、そして彼らが持つ金銀財宝をもろとも
堺から大坂に移せばいいのです。
「対立はせん。同じものは二つといらぬからな。堺はいらん!」


堺・戎町。

納屋を借りた助左は、
ここでルソンから持ち帰った品々を陳列して
商売を始めて見る気です。
生糸や鹿皮、ブドウ酒などなど。

行長は「好きな場所を好きなだけ与えるように」という
秀吉の言葉を前面に出し、助左を堺から大坂に呼ぼうと説得しますが
助左としては、あまり乗り気ではありません。

この店を大きくするつもりも毛頭なく
来年秋の、またの船出の資金が集まればそれでいいわけです。
「……欲のない男だ」
ハッハッハッと笑う助左の横で、行長はひどく呆れます。


9月1日、大坂城築城開始。
本丸天守閣の土台作りから始まります。

堺の商人たちは、より多くの富を狙って
こぞって大坂へ引っ越してゆきます。
そんな中、助左は暖簾を作り店を開きますが
客は全く入ってきません。

助左の店の最初の客は、その様子を見にきた美緒でした(笑)。

そして、富が堺から大坂へ移動するのと同じように
その金銀財宝に群がる男たちがいました。
石川五右衛門は、大盗賊の頭となって現れます。


秋の終わりのころ、
ルソンの話を聞きたいから大坂に来いという
秀吉の登城命令に従って、
助左は堺から大坂へ向けて出発します。

その道中、それを助左の列と知らず
五右衛門は襲撃しようと計画。

両者の距離は、少しずつ縮まっていきます。

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原作:城山 三郎
脚本:市川 森一
音楽:池辺 晋一郎
語り手:梶原 四郎
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[出演]
市川 染五郎 (助左)
栗原 小巻 (美緒)
林 隆三 (今井兼久)
根津 甚八 (石川五右衛門)
鹿賀 丈史 (高山右近)
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高橋 幸治 (織田信長)
小野寺 昭 (小西行長)
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近藤 正臣 (石田三成)
緒形 拳 (羽柴秀吉)
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制作:近藤 晋
演出:宮沢 俊樹

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