お散歩(118-2)
『臨時バスでもよかろうもん』第1回後編です。
「M井町」バス停から『K良大社』に向かって歩いております。
前編はコチラをどうぞ。
人道ではなく、車道をひたすら登っておりますワタクシ。
その車道の途中でも、大社への人道への誘導が続きます。
ま、見てお分かりの通り、石段でかなり急勾配なので
雨の日には滑らないように重々気をつけていかないと
転げ落ちてしまいそうです。
雨が降っていて、林の中だととても薄暗くて
カメラで撮影しても真っ暗にしか写っておりませんで、
やむを得ずコントラストと明るさを編集で上げております。
あしからずご容赦くださいませm(_ _)m
山の中腹で、雲が下がって来た際は
スッポリと雲に覆われる風景がよく見られるかもしれないので、
「H雲台」とは、とてもファンタスティックな名前です。
昭和39年、この付近だと思われますが
「H雲台遊園地」という施設があったようです。
>昭和39年7月26日、
>K良山中腹に完成したH雲台遊園地にクジャク31羽を放鳥する。
>(自然林約500平米を大きな金網で覆い、
>クジャクを自然の姿で飼育しようという初めての試み。
>K留米市は当時「世界一クジャクの多い町」を謳っていた)
という表記が、
K留米市鳥類センターのあゆみに掲載されていました。
500平米と言いますと
正方形で考えれば一辺22.35mになりまして、
学校の6コース×25mプール(プールサイド含む)よりも
少し大きめな施設とイメージすればいいでしょうか。
そんな施設がこの周辺にあったとはちと驚きです。
そしてバス停前には、一見すると普通の民家ですけど
“おたずね寺”なる建物があります。
“おたずね寺”の看板には、経年劣化からか
以前の文字が浮き出てしまっておりまして、
画像を逆さまにすると、何となく文字が見えてきますが
PCで検索にかけてみても、それらしい情報は得られず。
大本山N田山・K留米分院の
『救世慈母大観音像』がかすかに見えます。
直線距離にしておよそ2.8km先。
ココからくねくね峠道です。
そんな場所に不動産の広告。
誰が見るのだろう?w
ご丁寧にも、お寺やお堂の跡地を示してくれています。
たくさんのお寺さんがあったんですねー。
下調べをしないで取材を敢行した場合、
つきまとうのは「もしかして行き過ぎた?」という不安。
しかしここまで来て、ようやく残りの距離数が表示されたので
ほんの少しだけ一安心。
でもあと900mもあります。
人道ならば、
車両進入禁止のこの道を直進した方が近いらしいです。
でもワタクシは、律儀に左方向へw
急カーブに設置されるであろうこういう機械を
目の前に出来るのは、恐らく車道を登っているから。
おなじみでありながら、なかなか手の届かない場所にあるから
ちょっとだけ興味津々。
しばらく急な坂道とヘアピンカーブを進んで来て
ようやく『K良大社下』バス停にたどり着きました。
このヘアピンカーブの外側のスペースを利用して
臨時バス待機所と待合スペースとなっています。
ただ、これまでのバス停のように
標柱が立っているわけではありませんで、
臨時バスが運行される時だけ、
看板上の仮バス停が登場する形式です。
だから、ここがバス停だよと教えられなければ
素通りしてしまいかねない場所。
近くには「K良山茶屋」がありまして、
雨の中、パシャパシャと写真を撮っていたKassyを
店主さんと思しき男性が珍しそうに眺めておられましたw
K良大社「K良の神様」は、
厄除け、延命長寿、福徳円満をはじめ、
交通安全、生活全般をお守りくださる神様。
その社殿への道のりは遠く険しく。
……息切れw
一般企業でいうところのスポンサー?
灯籠が石段を照らします。
登って来た石段を振り返ると、
意外に急勾配だったことが分かります。
写真奥の社殿は江戸初期の権現造(ごんげんづくり)で
幅約17m、高さ13m、奥行き32m。
神社建築として九州最大級の大きさを誇り、
建立年次が明らかな社殿として、国の重要文化財に指定されています。
晴れた日にはK留米市内が一望できるんですけど
悪天候で薄暗く、遠くまで見えませんね(^ ^;;)
コントラストを上げて、かろうじて
九州自動車道やC後川が見える程度w
今回のお散歩。
車道経由で3.4km、車で8分、徒歩51分。
人道経由で2.0km、徒歩32分。
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