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2014年9月 7日 (日)

大河ドラマ軍師官兵衛・(36)試練の新天地 〜播磨を去り激動の戦地へ〜

キリシタン弾圧の噂に、
博多の街は動揺が広がっています。

黒田官兵衛は豊臣秀吉に高山右近を許してもらうよう
説得に向かっているのですが、官兵衛のなかなか帰りが遅く
同じくキリシタンの小西行長は焦りを隠せません。
待っている間も、高山右近に
秀吉に謝罪して許しを請うよう説得を続けています。

ようやく官兵衛が帰ってきました。
しかしその表情はやり遂げた達成感というものではなく
事が上手く運ばなかったことが伺えます。

秀吉は右近を許さず、伴天連追放令を出すつもりです。
「すべてのバテレンは、20日以内にこの国から去れ」と。
しかし“おのおのの信心ならば許す”と
譲歩されたことだけが幸いと見るべきでしょう。

右近は、デウスの教えを広めることを禁じられて
どうやって迷える民を救えるのか、と聞き入れません。

というのも、かつて右近は
自らの心を偽って織田信長に味方したことがありまして、
二度と同じ過ちを繰り返したくないわけです。

デウスのために全てを捨てる決意を固めた右近に
秀吉は追放を命じ、南蛮寺の取り壊しを指示します。

その後右近はキリシタンとして生き抜き
ついにはその信仰ゆえに日本を追放され
ルソン島マニラでその生涯を閉じます。


そして官兵衛の頭には、右近のこと以外に
本領安堵を約束していた宇都宮鎮房のことが残っていました。
官兵衛は、鎮房の領地・豊前6郡に国替えと
秀吉に命じられていたのです。

九州の領土分配が秀吉から発せられ
小早川隆景には筑前を、佐々成政には肥後を、
大友義統(よしむね)には豊後一国を安堵され
鎮房には、本領の豊前に代わって四国伊予が与えられます。

鎮房は、たばかられたと
官兵衛への憎悪の念を強めていきます。

奪いたければ力づくで奪うがよい! と
鎮房は官兵衛をけしかけますが、
宇都宮家と戦をすることだけは避けたい官兵衛です。


九州平定を住ませ、秀吉は大急ぎで大坂城に戻ってきます。
その目当ては、もちろん茶々であります。
「茶々茶々茶々茶々茶々……茶々茶々!」

戻って来て歓喜に震える秀吉に、茶々は
自分は側室ではなくもう一人の正室なのだから
それを天下に知らしめてほしいという条件を出します。
茶々自身が秀吉のモノになるのは、それから、と。


「主人、親、夫に背く者は罪に問う」
「殺し、盗み、強盗を成す者、企てる者は罪に問う」
「田を隠し税を逃れる者は罪に問う」

官兵衛はこの布告を領民に出し、豊前の国作りを開始。
まずは強引なやり方をせずに丁寧に説いて
検地を行うことにします。

長政は、未だに領地に居座り続ける宇都宮を
今こそ攻めるべきと主張しますが、
無理矢理に鎮房を攻め滅ぼして
豊前の地侍や領民の心をつかめるとは思えません。

「急ぐがよい時と時をかけたが良い時を見極めよ」
長政と彼の若い側近たちに、官兵衛は諭します。


国替えによって引っ越して来た光・糸と
子供たちや侍女たちが豊前に到着しました。

官兵衛や長政、家臣たちは大喜びで出迎えながらも
栗山善助や井上九郎右衛門らは、
常に宇都宮の不穏な動きに目を光らせておりました。

天正15(1587)年9月
新領主・佐々成政の強引なやり方に地侍たちが反発、
肥後で一揆という火の手が上がります。

肥後各地に反発は広がり、成政が追いつめられると
一揆鎮圧のため、秀吉は
官兵衛や隆景を肥後隈本城に派兵します。


「宇都宮鎮房、一揆!」
という知らせが舞い込んだのは、
まさに官兵衛が隈本に赴いている時でした。

後藤又兵衛は、官兵衛の帰りを待つべきだと主張するのですが
留守を守る長政は、このまま放置しては成政の二の舞だと
官兵衛の指示を仰がないまま出陣の支度を命じます。

鎧姿で集まり、血気盛んで士気が充分に高まっているとき
善助、九郎右衛門、母里太兵衛が急いで帰ってきました。
「早まってはなりませぬ」「もはや憂慮はなりませぬ!」
「頭を冷やせ」「問答無用でござる!」
「待たぬか」「待てませぬ!」と、善助たちの助言も届きません。

戻って来た官兵衛は、いきり立つ家臣たちに杖で殴り
ひとまず静まらせます。
「宇都宮との戦はせぬ!」

宇都宮がいる城井谷は攻めるのが難しい要害なので
まずは周辺の地侍をひとつひとつ攻略していき
宇都宮を孤立させる方法をとるのです。

分かりました、と頭を下げた長政ではありましたが……。


各地の一揆を制圧していった長政は
城井谷の近くに陣を敷きます。

長政は、士気が上がっている今こそ
攻める絶対の好機だとウズウズしているのですが、
そこに、城井谷の入口が開いたままで
兵もいないという物見の報告を受けます。

「父上ならばこれほどの好機は逃しはせぬ」
官兵衛の指示のないまま、
長政は城井谷目がけて突撃していきます。
もはや、又兵衛には止められません。


長政突撃の知らせはすぐに官兵衛に知らされます。
宇都宮が谷の守りを解いて兵を引いたから、なのですが
官兵衛にはそれが宇都宮のワナであることを察知します。
「長政が……危うい!」


天正15(1587)年10月、
伊予国への移封を命じられた宇都宮鎮房が
それに逆らって城井谷城を急襲、籠城する。

慶長3(1598)年8月18日、
太閤・豊臣秀吉が波乱の生涯を閉じるまで


あと10年10ヶ月──。


作:前川 洋一
脚本協力:穴吹 一朗
音楽:菅野 祐悟
題字:祥洲
語り:広瀬 修子
──────────
[出演]
岡田 准一 (黒田官兵衛)

中谷 美紀 (光)

寺尾 聰 (徳川家康)

松坂 桃季 (黒田長政)
二階堂 ふみ (茶々)

生田 斗真 (高山右近)
濱田 岳 (栗山善助)
速水 もこみち (母里太兵衛)
高橋 一生 (井上九郎右衛門)
塚本 高史 (後藤又兵衛)
田中 圭 (石田三成)
高畑 充希 (糸)
忍成 修吾 (小西行長)
大谷 亮介 (佐々成政)
──────────
鶴見 辰吾 (小早川隆景)
村田 雄浩 (宇都宮鎮房)
伊武 雅刀 (千利休)
黒木 瞳 (おね)
竹中 直人 (豊臣秀吉)
──────────
制作統括:中村 高志
プロデューサー:勝田 夏子
演出:本木 一博


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』
第37回「城井谷の悲劇」

デジタル総合:午後8時〜
BSプレミアム:午後6時〜

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