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2014年9月26日 (金)

プレイバック黄金の日日・(37)反逆

天正15(1587)年6月19日・筑前筥崎。
豊臣秀吉は突如としてキリシタン禁令を発布。

キリシタン大名には信仰を即刻捨てること、
南蛮の宣教師たちに対しては20日以内に国外退去を命じます。
宣教師のガスパル・コエリユやルイス・フロイスは
あり得ない! と言った顔で見合わせます。

キリシタン大名の小西行長は
主君の命に屈して帰教を誓いますが
高山右近は信仰を捨てることを拒み、
石田三成から追放を宣告されてしまいました。


助左衛門の船は、
筑前から瀬戸内海を通り堺へ帰って行きます。

堺に到着した助左衛門でしたが、
堺の周囲に巡らされた堀が
埋め立てられていることに衝撃を受けます。

「永楽銭を恵んでくれた時の秀吉とは別人だ」
堺にとって秀吉は敵だ、と言う石川五右衛門は
助左衛門の目を覚まさせるような言葉を浴びせます。


7月14日、大坂城に戻ってきた秀吉は
29日に朝廷に参内して九州平定を奏上。

そして明けて天正16(1588)年4月2日。
南蛮との窓口になっていた肥前長崎が
秀吉の蔵入り領として没収。

秀吉は、長崎に入港してきたポルトガル船に
積んであった生糸を買い占めます。
秀吉の交易介入に、堺の豪商たちは慌てます。

さらに、刀狩令と海賊禁止令を次々と発布します。


三成に呼び出された助左衛門は、
秀吉発行の朱印状を手渡しされます。
これでルソンとの交易は保証されたと安心する助左衛門に、
マイニラ政庁との交易に限ると言って来たわけです。

アゴーの村と交易してきた助左衛門にとって
マイニラ政庁はイスパニアという敵にあたるわけですが、
そのマイニラ政庁と交易せよということは、
アゴーの村は反逆者、逆賊と思われているということです。

朱印状のない交易船は
全て海賊と見なされて攻撃の対象となってしまいますが、
それも承知の上で、助左衛門は朱印状を三成に突き返します。
「手前ひとりにても、船は出してご覧に入れまする」

とはいうものの、乗組員の募集をかけても
全くといっていいほど応募がありません。
やはり海賊禁止令が影響していると思わざるをえません。

助左衛門が乗組員の募集をしていると聞いて
五右衛門が部下を引き連れて助左衛門の船を乗っ取りました。
いや、正確には雇ってくれという意思表示だったわけですが、
乗っ取られたと聞いただけの助左衛門は
鉄砲を片手に大急ぎで船に戻ってきました。

まぁ、疑いも晴れまして(笑)。

「海賊に……旗は無用だ」
助左衛門は自らの幟旗を海に投げ捨て、
夜のうちに堺を出航します。


天正17(1589)年2月・大坂城。

秀吉は千 利休に“四十石の葉茶壷”という名茶道具を見せ
金に換金するならいくらだ、と迫ります。

最初こそ「天下一の壷」とオブラートに包む利休ですが、
無理にでも値を付けよという命令なので
かつて織田信長が松島の葉茶壷に付けた値を参考に
1万貫とだけ答えておきます。

それも利休が値踏みしたとつけ加えたならば
この壷も1万貫で売れるだろうということなので、
秀吉は、茶道具に一切の興味を示さない
鍋島加賀守にそれを試してみます。

“金子10両と四十石の葉茶壷”の
どちらかを持ち帰れと言われたら……?

何も言われなければ「金子」、
この葉茶壷は無双の名器で
秀吉は1万貫と値踏みしたと教えたら「金子」、

ところが、その値踏みが実は利休であると知ったら
「是非とも壷を頂戴いたしとう……」となったわけです。

アゴーの村で交易を果たし、
春の風に乗って日本に帰る船の中で
助左衛門は似たようなことを経験していました。

すなわち、アゴーの村から買い取って来た壷と
昔、五右衛門が奪い取ろうとしていた松島の葉茶壷は
形もあまり変わらないのに、松島は1万貫で
このアゴーの壷はタダ同然かと
五右衛門が疑問に思い出したのです。

──────────

天正16(1588)年8月29日、
豊臣秀吉が刀狩令・海上賊船禁止令を出す。

慶長3(1598)年8月18日、
太閤・豊臣秀吉が波乱の生涯を閉じるまで


あと9年11ヶ月──。


原作:城山 三郎
脚本:市川 森一
音楽:池辺 晋一郎
語り手:梶原 四郎
──────────
[出演]
市川 染五郎 (助左衛門)
林 隆三 (今井宗薫)
根津 甚八 (石川五右衛門)
鹿賀 丈史 (高山右近)
──────────
近藤 正臣 (石田三成)
小野寺 昭 (小西行長)
李 礼仙 (お仙)
──────────
児玉 清 (徳川家康)
緒形 拳 (豊臣秀吉)

鶴田 浩二 (千 利休)
──────────
制作:近藤 晋
演出:宮沢 俊樹

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