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2014年10月14日 (火)

プレイバック黄金の日日・(40)利休切腹

天正19(1591)年 閏正月8日。
キリシタン禁令下の日本へ
イエズス会巡察使ヴァリニアーノが
インド使節の名目で渡来します。

その中に、日本人の少年4人が同行していました。
伊東マンショ、千々石ミゲル、中浦ジュリアン、原マルチノ。

彼らは、日本人として初めてヨーロッパに渡り
ポルトガル・イスパニア・イタリアの国々を歴訪して
8年5ヶ月ぶりに祖国日本へ帰って来た若者であります。

ただ、日本を離れている間に織田信長はこの世を去り、
キリスト教までもが禁令となってしまって
日本の変貌ぶりに戸惑う4人です。

ヴァリニアーノや少年4人らは
聚楽第の豊臣秀吉の元に参上し
ギターのような楽器を演奏してみせます。

また、京都の利休屋敷でも同様に
千 利休や納屋助左衛門を前に演奏してみせるのですが、
その楽器に耳を傾ける利休の表情は
いつものように明るくなく、どこか寂しげです。

利休が秀吉にお咎めを受けたことは、
助左衛門は美緒から聞いています。
それで様子を見に屋敷に来たわけですが、
利休は助左衛門がなぜ屋敷に来たのか、お見通しです。


原マルチノが上総のセミナリオで
桔梗と銭丸らしき2人を見かけたというので、
助左衛門は迎えに行くことにします。

堺に連れ戻すことは桔梗は秀吉の側女にされてしまうわけで
今まで分かっていながら放ったらかしにしていた部分もありますが、
もうこれ以上の家出は危険です。
今井宗久の娘でもあるし、助左衛門が責任を持って引き取ります。

いや、引き取るというより
桔梗を妻として“迎え入れる”ことにします。
これなら誰も文句は言うまい、というのです。

それから6日後の2月13日、上総へ渡る船に乗る助左衛門。
ですがそれを引き止めたのは美緒でした。
「僧正さまが堺のお屋敷に蟄居謹慎を命じられました」

利休が秀吉に聚楽第を追われて謹慎を命じられる……。
桔梗を迎えに行きたいし、
今すぐ利休の元に駆けつけたいし、
助左衛門はとっさのことで言葉が出ません。

オレが行こう、と五右衛門が代わりに船に乗り
助左衛門は堺に残ることになりました。


そもそも利休が蟄居謹慎を命じられたきっかけは
天皇も上皇も行幸されるという大徳寺山門に
その頭上に雪駄を履かせ杖をつかせた
利休の木像を置いたことが秀吉の勘気に触れたようです。

更には、利休の一言でその物の価値が決まってしまうのも
秀吉には耐えられなかったようです。
それには、道ばたに転がっている二束三文のルソン壷に
破格の値段をつけ、助左衛門を豪商に仕立て上げた例の事件も
ひっかかっていたのかもしれません。

石田三成のみが利休の助命嘆願に秀吉を訪問しました。
股ぐらをくぐらせたのは利休ではなく利休の木像なので
利休の木像を懲らしめてやればいい、という
知恵者なのかそうでないのか分からない(笑)提案をしますが、

「利休に死んでもらわねばならぬ時期がきてしまったのじゃ」
と、秀吉は頑として聞き入れません。


雪が降る夜、伏見の淀川船着場に利休が現れました。
「お手を」という船頭の顔を見る利休は、
船頭が助左衛門であると気づきます。

助左衛門の船に乗るのは、これで2度目になります。
確かあの時も、雪がちらつく夜でした。
助左衛門は、翌日の夜に屋敷裏の水路まで迎えに行くので
ルソンに渡りましょうと言ってくれました。

しかしその夜、先に利休屋敷に到着したのは
厳しく見張れと秀吉に厳命を受けた石田三成の軍勢でした。
後から到着した助左衛門は、
屋敷を二重三重に取り囲む軍勢が多すぎて近づけません。

この夜から14日目の2月28日、
利休は切腹をして果てました。
利休の首は、山門に置かれた木像とともに
京都一条の戻橋において獄門にさらされました。

提(ひっさぐ)ル
 我得具足(わがえぐそく)の 一ッ太刀
  今此時(いまこのとき)ぞ 天に抛(なげうつ)

──────────

天正19(1591)年2月28日、
豊臣秀吉の逆鱗に触れた千 利休は堺に蟄居を命じられ、
聚楽屋敷内で切腹を命じられる。享年70。

慶長3(1598)年8月18日、
太閤・豊臣秀吉が波乱の生涯を閉じるまで


あと7年5ヶ月──。


原作:城山 三郎
脚本:市川 森一
音楽:池辺 晋一郎
語り手:梶原 四郎
──────────
[出演]
市川 染五郎 (助左衛門)
栗原 小巻 (美緒)
根津 甚八 (石川五右衛門)
竹下 景子 (桔梗)
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近藤 正臣 (石田三成)
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緒形 拳 (豊臣秀吉)

鶴田 浩二 (千 利休)
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制作:近藤 晋
演出:宮沢 俊樹

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