2019年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

バックナンバー

お乗り換え〜♪

Kassy号〜♪の車窓から 2011

無料ブログはココログ

« 疲労困憊 | トップページ | バス停について本気出して考えてみた(92) »

2014年11月18日 (火)

プレイバック黄金の日日・(45)天変地異

呂宋島・マニラ湾──美しい夕焼けです。

聚楽第から救出された桔梗は
石川五右衛門と一緒にルソン行きの船に乗り
ついに納屋助左衛門と再会することが出来ました。

文禄5(1596)年6月、
桔梗が“まるでお城が浮かんでいるよう”と喩えた
イスパニアが誇る世界最大の商船
『サン・フェリーペ号』はマニラを出航。

メキシコに向けて太平洋を船出したはずのこの商船は
しかし、目指す目的地には行き着かず
悪夢のような地獄の旅を経て
再びマニラへ舞い戻ってくることになりますが、

このことが、助左衛門らに
血の惨劇として振りかかってくるのは半年後のお話です。


「助左衛門が結婚するって言ってる」と言われて
無我夢中でルソンにやってきて、はや9ヶ月。
助左衛門は五右衛門にせっつかれながら
ようやくアクションを起こします。

桔梗に花の首飾りを贈ったわけです。

とはいえ、ダイレクトに言葉に出すわけでもなく
「日本に帰れなくったって平気」という桔梗の言葉に
ならば安心だ、とニッコリ笑って去っていきます。
「また明日」

桔梗は、何か物足りなさを感じつつも
助左衛門の背中を見送りますが、
鮫吉は、その花の首飾りに込められた
助左衛門からのメッセージを即座に理解します。

そんなことは一言も……と桔梗は戸惑いますが、
後から後から嬉しさがこみ上げてきます。


夜空に不気味な彗星が飛んでいます。
天に彗星が現れると、地上では奇怪なことが相次ぎます。

まず、京都・大坂・堺の一体に白い火山灰が雪のように降ってきて
7月12日午後10時、伏見を震源地とする大地震が畿内全域を揺るがし
そして8月28日、ひどい嵐に難破したサン・フェリーペ号は
土佐の浦戸に漂着。

漂着の知らせを聞いた豊臣秀吉は奉行増田長盛を土佐に派遣。
この長盛の報告が凶事を誘発することになります。

すなわち、イスパニアという国は先に調査隊を船で送り込み
民衆の人数や国のならわしにいたるまで全て調査し尽くし
それを本国に報告した後で軍勢を派遣し
一気に攻めるという方法を常套としているそうで、

イスパニアが日本を征服しようとしていることは
火を見るより明らかというのです。

秀吉は、サン・フェリーペ号の修道士たちに加えて
日本にいたフランシスコ会の修道士たちを捕らえ
耳を削ぎ、裸足の彼らを連行して
12月19日、長崎で磔の刑に処します。


信教の迫害というものは、
根絶やしになるまで続けられるという前例を鑑みると
今は捕らえられた修道士たちが26人ではありますが、
次第に増えていくことは確実であります。

それに悲観した高山右近は、宣教師たちを船に乗せて
ルソンに避難させたいと思っているようで
助左衛門に助けを求めて堺に出てきますが、
助左衛門は未だにルソンにいます。

話を聞いた美緒と小太郎は、
急いで船を用意し右近が望むように手配します。


積み荷のほとんどを奪われ、乗船していた修道士と
在日の修道士たちの命を奪われて
サン・フェリーペ号がルソンに逃げ帰って来たのは
慶長2(1597)年4月のことです。

彼らが持ち帰った悲報は、
マイニラにいるイスパニア人たちを激怒させます。

ディラオにある日本人町では、
翌日に控えた助左衛門と桔梗の結婚式の準備に大忙し。
桔梗は助左衛門が用意してくれた洋風のドレスを着て夢心地です。

そこにイスパニア軍が報復として攻め込んできました。
日本人町の男たちでイスパニア軍に応戦しますが
数に圧倒的に差があり、鮫吉も妻のみつも殺されてしまいます。

逃げ場を失った桔梗は、銃を自分の胸元に向け発砲──。

アゴーの村から帰って来た助左衛門が見たのは
日本人たちの無数の死体が転がる惨状でした。
家の中では、すでにこと切れた桔梗の亡きがらも。

「桔梗を殺したのは……秀吉だ」
助左衛門は、桔梗を胸に抱きながら
こうした惨劇となった遠因を作った
秀吉への恨みを爆発させます。

助左衛門は、桔梗を乗せて日本に帰る決意を固めます。

──────────

文禄5(1596)年9月28日、
スペインのガレオン船、サン・フェリペ号がメキシコを目指して航行中
四国土佐沖に漂着し、浦戸湾内の砂州に座礁する。

慶長3(1598)年8月18日、
太閤・豊臣秀吉が波乱の生涯を閉じるまで


あと1年10ヶ月──。


原作:城山 三郎
脚本:市川 森一
音楽:池辺 晋一郎
語り手:梶原 四郎
──────────
[出演]
市川 染五郎 (助左衛門)
栗原 小巻 (美緒)
林 隆三 (今井宗薫)
竹下 景子 (桔梗)
根津 甚八 (石川五右衛門)
ロベルト・アレバロ (ハギビス)
──────────
近藤 正臣 (石田三成)
鹿賀 丈史 (高山右近)
李 礼仙 (お仙)
──────────
北村 和夫 (鮫吉)
──────────
江藤 潤 (小太郎)
緒形 拳 (豊臣秀吉)
──────────
制作:近藤 晋
演出:岡本 憙侑

« 疲労困憊 | トップページ | バス停について本気出して考えてみた(92) »

NHK大河1978・黄金の日日」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 疲労困憊 | トップページ | バス停について本気出して考えてみた(92) »