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2014年12月 2日 (火)

プレイバック黄金の日日・(48)暗黒航路

慶長3(1598)年8月18日・マニラ湾。

原田喜右衛門らに捕らえられ、
船内に押し込まれている現地人──フィリピン人。
彼らは、平和だった自分たちの国に異国人が乱入してきて
捕らえられ、自由を奪われた悲しみを歌にして歌い上げます。

そして、彼らの歌声から喜右衛門の船に捕らえられていることに
確信を持った納屋助左衛門らは、船を襲撃して
捕らえられた彼らを助け出そうと近づきます。

急襲され、ろくに対抗できぬまま
船に押し込められた人質たちは解放されてゆきます。

喜右衛門はマストの上に逃げていましたが、
現地人のツルという女性が
兄が喜右衛門に殺されたことを知って射殺を命じます。

喜右衛門はマストの上から黒い海に飛び込み
二度と上がってくることはありませんでした。


同日の夜亡くなった豊臣秀吉の遺骸は
五奉行たちの手で伏見城中より京・阿弥陀ヶ峰に運び出され
山麓の大仏殿に安置されました。

石田三成は、朝鮮国に今もなお10万人の兵士たちが滞留しているため
秀吉の死を悟られないうちに即刻撤退を命じ、
その全員が日本に戻ってくるまでは
たとえ五大老と言えども秀吉の死を公表しないつもりです。


太閤薨去より2ヶ月が過ぎ……。
高山右近は美緒から助左衛門赦免の知らせを受けます。
どうやら石田三成から五大老に働きかけがあったようで
赦免状は五大老の連名です。

美緒は、ルソンゆきの船にこの赦免状を託すつもりです。

その助左衛門は、ルソンのディラオにおりましたが
赦免状を乗せた今井の船に合図を送っても
手を振り返すどころか人も見えません。
もしかしたら漂流船なのかもしれません。

小太郎がその船に上がってみると
水夫らはみな甲板でうずくまっています。
水がくさっているところをみると、
みんなこの水に当たってしまったのかもしれません。

船ごとディラオに送り、水夫たちを陸に揚げます。
そしてツルは病人たちを献身的に介護します。

ツルは、美緒から赦免状を託された男から
その赦免状を手渡されていましたが、
助左衛門と離れたくないからか、渡さず
胸にしまっておくことにします。

それより、小太郎がツルに一目惚れしてしまったようです。
小太郎にせがまれて、ツルの気持ちを
聞いてみようと思った助左衛門でしたが、
ツルは助左衛門のことが好きのようです。

一生懸命に服を縫い上げてくれたり、
どこに行くにもベッタリとくっついて来るツルの行動は
むしろそうとしか受け取れない節がありますが、
助左衛門はまったく気づかなかったようです。

「……なんということだ」
自分のことに関しては超ドンカンなんですね(^ ^;;)


慶長4(1599)年正月・大坂城西の丸──。
秀吉の死により、大坂城の主が交代します。

それまで大坂城を守っていた北政所に代わって
伏見城から世継ぎ秀頼が、母・淀君とともに
新しい天下の主として乗り込んできます。

北政所は大坂城を退去して京都に移り
落飾することになっています。


思わぬ三角関係が発覚した
ルソン・ディラオ──。

小太郎はツルへの気持ちが捨てられず
ツルの部屋を訪れてみますが、
出て行って! とあれこれ物が小太郎に投げつけられます。

ふと気づくと、赦免状です。

赦免状についてとぼけるツルですが、
それでも問いつめる小太郎の前で
助左衛門を日本に帰したくないと泣き崩れます。
「私は……助左衛門が好きだ!」

その言葉に、カミナリに打たれたように
動きが止まってしまう小太郎です。

赦免状を手にした助左衛門。
その赦免状が五大老から出るということは
秀吉が亡くなったことを意味しています。

小太郎に、ツルが泣いていたと聞き
助左衛門は鶴の折り紙をツルに渡します。


助左衛門と小太郎は、日本に帰ることにしました。

“ルソンに残るなら嫁になってもいい”とツルが言ったと
助左衛門が小太郎に言うのですが、
どこまでがホントなのか、分からなくなってきましたな(笑)。

ツルが助左衛門を好きであるというのは
本人の口から聞いて知っている小太郎ですが、
ツルの気持ちが自分に向いているというのは
小太郎は知らないと思い込んでいる助左衛門です。

それを隠している? のでしょうかね。


1598年9月18日、ヨーロッパでは
イスパニアとポルトガル、両国の王である
フェリーペ2世が死去。

日本では、それよりわずか5日後に太閤秀吉が薨去。

東西の絶対君主の死とともに
16世紀そのものもまた、幕を下ろします。

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原作:城山 三郎
脚本:市川 森一
音楽:池辺 晋一郎
語り手:梶原 四郎
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[出演]
市川 染五郎 (助左衛門)
栗原 小巻 (美緒)
江藤 潤 (小太郎)
小野寺 昭 (小西行長)
鹿賀 丈史 (高山右近)
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近藤 正臣 (石田三成)
島田 陽子 (細川たま)
唐 十郎 (原田喜右衛門)
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安奈 淳 (ツル)
藤村 志保 (淀君)
緒形 拳 (豊臣秀吉)
十朱 幸代 (北政所)
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制作:近藤 晋
演出:岡本 憙侑

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