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2014年12月27日 (土)

大河ドラマ軍師官兵衛・(51-1)総集編 前編 〜戦国乱世! 天下を泰平に導いた、天才軍師激動の物語! 愛して、戦って、生き抜いた波乱の生涯!〜

(01)生き残りの掟(おきて) 〜戦国乱世を駆けた天才軍師 その青春の日々〜
1590(天正18)年、小田原。天下統一を目前にした豊臣秀吉(竹中直人)の大軍が、最後の敵、小田原城を包囲していた。死を覚悟で抵抗する敵を降伏に導いたのは、軍師・黒田官兵衛(岡田准一)の捨て身の説得だった。
時はさかのぼり1558(永禄元)年、播磨国。姫路城主の嫡男・万吉(後の黒田官兵衛=若山耀人)は好奇心旺盛な少年だった。父・職隆(もとたか=柴田恭兵)は、主君である小寺政職(まさもと=片岡鶴太郎)の領地を守るため日々奮戦していたが、宿敵である赤松家から裏切りを誘う調略の手が伸び始める。
そんななか、万吉は病弱な母・いわ(戸田菜穂)の薬草を摘みに赤松領内に入ってしまう。職隆は万吉を取り戻すため、危険を覚悟で赤松政秀(団 時朗)のもとを訪れる。
時を同じくして、木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)は、織田信長(江口洋介)と運命の出会いを果たす。

(02)忘れえぬ初恋 〜乱世に芽生えた淡い恋心〜
元服した官兵衛は、主君・小寺政職の近習となり、初陣の時を迎えた。敵の陽動作戦を見抜き勝利した官兵衛に、農民あがりの栗山善助(濱田 岳)という青年が突然、仕官を願い出る。
宿敵・赤松家の脅威が去らぬなか、黒田家と同盟国との間に政略結婚の話が持ちあがり、官兵衛の幼なじみ・おたつ(南沢奈央)が花嫁に選ばれる。お互い憎からず思いながら引き裂かれてしまう官兵衛とおたつ。しかし、万感の思いでおたつを見送った官兵衛のもとに、宿敵・赤松が兵を挙げて室津城に向かったとの知らせが入る。そのころ、室津城ではおたつの婚礼が行われていた。

(03)命の使い道
政略結婚の宴席を宿敵・赤松家が急襲し、官兵衛はおたつを失ってしまう。怒りと絶望のあまり復しゅう心にかられる官兵衛だったが、祖父・重隆(竜 雷太)に「命の使い道を考えろ」と諭される。
ふさぎこむ息子を見かねた職隆は、官兵衛を堺への旅に送り出す。その道中、官兵衛は荒木村重(田中哲司)という牢人に出会い、先進商業都市・堺を案内される。
一方、美濃では信長が攻めあぐねていた稲葉山城に異変が起きていた。稲葉山城主・斎藤龍興の家臣、竹中半兵衛(谷原章介)が謀反を起こし、城を乗っ取ったのだ。しかし程なくして、半兵衛は美濃半国を与えるという信長の誘いを蹴り、追い落としたはずの主君にあっさり城を返してしまう。

(04)新しき門出 〜運命の女性との出会い〜
1567(永禄10)年。室町幕府再興をねらう足利義秋(後の義昭=吹越 満)が、各大名に助力を求める書状を書き送っていた。
播磨の御着城では、官兵衛の主君・政職が正室・お紺(高岡早紀)との間に生まれた嫡男・斎(いつき)の将来を考え始める。そこで政職は、外様の職隆ではなく、子飼いの優秀な家臣・官兵衛を重用するため、縁戚の娘・力(酒井若菜)と政略結婚させようとする。しかし、力はその縁談を拒む。そこで、力よりも先に官兵衛に出会っていた妹の光(てる=中谷美紀)が、姉の代わりに自らが嫁に行くと名乗りをあげる。初めて会ったときからお互いを意識していた2人は、無事夫婦となり、新たな一歩を踏み出す。
一方、念願の美濃攻略を果たした信長は、天下布武を掲げて上洛の兵を挙げる。まさに、天下が動き出そうとしていた。

(05)死闘の果て 〜愛するひとを守り抜け!〜
家督を継いだ官兵衛は、光との間に嫡男・松寿丸(後の黒田長政)をもうけた。家臣の武兵衛(永井 大)も、侍女のお国(中川翔子)と恋仲になり、黒田家には穏やかな時が流れていた。
一方、信長は次期室町幕府将軍・足利義昭(吹越 満)と共に上洛を果たし、藤吉郎は天才軍師・竹中半兵衛を陣営に引き入れる。
そんななか、黒田の宿敵・赤松政秀が大軍を率い姫路を襲う。官兵衛は奇襲をかけ、一度は赤松軍を撃退。しかし再び赤松が兵を挙げると、少数の黒田軍は、敵の怒とうの攻撃に苦戦を強いられる。小兵衛(塩見三省)や武兵衛など多くの家臣が命を落とすなか、官兵衛らは奮戦の末、ついに長年の宿敵・赤松に討ち勝った。

(06)信長の賭け
赤松との合戦で多くの犠牲を出した黒田家に、新たな家臣が集まる。荒くれ者の母里太兵衛(速水もこみち)がしばしば問題を起こすなか、官兵衛は栗山善助に家中をまとめるよう命じる。その後、官兵衛の命で義兄弟の契りを交わした善助と太兵衛は、黒田家のために力を尽くしていくことを誓う。
一方、信長は足利義昭が挙兵するようしむけ、これを追放。200年以上続いた室町幕府は終わりの時を迎え、信長は権力を天下に示した。荒木村重も信長に帰順したと知った官兵衛は、摂津の国主に任じられた村重と再会。その妻・だし(桐谷美玲)と出会う。そこで、村重から信長の話を聞いた官兵衛は、新しい世を築こうとしている信長の革新性に強い興味を持つ。

(07)決断のとき 〜織田か毛利か! 究極の選択〜
ある日、官兵衛のもとを毛利家の使者・安国寺恵瓊(あんこくじえけい=山路和弘)が訪れる。東から版図を広げる新興の織田信長と西国の雄・毛利家が播磨で激突するのも今や時間の問題だった。
1575(天正3)年6月、小寺政職は小寺家の行く末を決める大評定を招集。織田につくか毛利につくか、生き残りをかけた激論のなか、官兵衛は櫛橋左京進(金子ノブアキ)ら守旧派を説き伏せて、小寺家を織田帰順へと導く。
そして、官兵衛は信長に謁見するため、いよいよ信長のいる岐阜城へ足を踏み入れる。

(08)秀吉という男 〜乱世の英雄との出会い〜
小寺家の使者として岐阜城を訪れ、信長に謁見した官兵衛。明智光秀(春風亭小朝)ら織田家重臣たちが居並ぶ緊張と、信長の鋭い視線にさらされるなか、必死の思いで播磨攻略法を説く。
その弁舌を気にいった信長は官兵衛に「圧切(へしきり)」という名刀を授け、播磨攻めの総大将として秀吉を紹介する。その後、気さくな秀吉は官兵衛を自身の居城・長浜城に連れていき、妻・おね(黒木 瞳)や石田三成(田中 圭)ら家臣と引き合わせる。
そのころ播磨の御着城では、織田帰順を決めたはずの政職が、櫛橋左京進ら守旧派に押され毛利へ寝返ろうとしていた。そこで職隆は、光やお紺を使い、政職を説得。小寺家は再び織田につくことを決めるが、播磨には毛利の調略の手が伸び始めていた。

(09)官兵衛試される 〜火花散る軍師の対決!〜
秀吉と意気投合した官兵衛は、ついに竹中半兵衛と出会う。稀代の軍師との出会いに心躍らせたのもつかの間、官兵衛は半兵衛に挑発され、主君・政職の小寺家、その仇敵(きゅうてき)である赤松と別所の播磨名門三家を信長に拝謁させると約束してしまう。それは官兵衛の力量を試す半兵衛の試験だった。
早速、三家の説得に乗り出す官兵衛だが、肝心の政職が言を左右にしてなかなか実現しない。半兵衛は、困り果てた官兵衛を助けるため、荒木村重を使って政職を織田帰順へと導く。しかし心落ち着く間もなく、官兵衛に新たな問題が襲い掛かろうとしていた。

(10)毛利襲来 〜迫り来る大軍勢を撃退せよ!〜
西国の雄・毛利がついに動いた。信長に追放された元将軍・足利義昭や石山本願寺と手を組み、大規模な信長包囲網を構築。5千の大軍で姫路近くの英賀(あが)の浦に襲来する。
迎え撃つ小寺・黒田の手勢はわずか。さらに家中・領内の本願寺門徒も敵に回すこととなる。官兵衛と職隆は必死の奇策で何とか敵を撃退するが、毛利の智将・小早川隆景(鶴見辰吾)にとってこの戦は小手調べにすぎなかった。
石山本願寺を取り囲んでいた信長の軍勢も、苦戦を強いられていた。武将の戦死が相次ぎ、信長はわずかな兵を率いて自ら戦場に討って出る。その後、摂津の木津川の河口で、石山本願寺へ兵糧を運び込もうとする毛利軍と、それを阻止しようとする織田軍が激突。織田軍は大敗を喫した。この敗北が、官兵衛らに新たな危機をもたらしていく。

(11)命がけの宴(うたげ) 〜秀吉が信長に逆らい切腹?〜
織田敗北の知らせは各地に衝撃を与え、織田包囲網は勢いを増していく。そんななか、秀吉の兵が播磨に向かったと聞き、喜ぶ官兵衛。しかし信長は、反信長同盟に対抗するため、秀吉に播磨出兵の延期を命じる。このままでは一度なびいた播磨の諸将が離反してしまうと焦る官兵衛は東奔西走。稀代の悪人・宇喜多直家(陣内孝則)やキリシタン大名・高山右近(生田斗真)らと出会う。
そのころ北国攻めに駆り出されていた秀吉は、柴田勝家(近藤芳正)らと言い争いになり、信長に無断で帰国してしまう。そのことで秀吉は信長の怒りを買い、切腹の危機に追いやられるが、なんとかそれを回避。ようやく毛利攻めのため、播磨へ向かうことになった。

(12)人質松寿丸 〜最愛のわが子よ! 母の悲痛〜
ようやく秀吉の播磨出兵が決まり、胸をなでおろす官兵衛。それに先立ち信長は、播磨諸将に人質を差し出すよう命じる。
小寺家からは政職の嫡男・斎(いつき=相澤侑我)を出すはずだったが、日延べを繰り返すうちに期日が過ぎてしまう。苦境に立たされた官兵衛は、自身の一粒種・松寿丸(しょうじゅまる=若山耀人)を差し出す決意をする。しかし、光は猛反対。そんな父と母の言い合いを聞いた松寿丸は、自ら人質となることを申し出る。
そして、人質となった松寿丸が秀吉のもとで暮らすようになってから間もなく、信長の中国攻めが始まった。

(13)小寺はまだか 〜男の嫉妬? 武士の面目?〜
官兵衛は、待ちに待った秀吉の軍勢に姫路城を丸ごと明け渡し、秀吉から義兄弟の誓紙(せいし)をもらう。感激した官兵衛は、秀吉のためにとますます張り切るが、光や職隆はその様子に一抹の不安を抱く。
織田帰順の証として主君・政職を秀吉に拝謁させようと躍起になる官兵衛。だが政職は一向に腰を上げず、官兵衛は焦りを隠せない。その様子を見かねた半兵衛は、官兵衛が大事にしている誓紙を燃やし、叱咤(しった)する。本来の目的を見失っていた官兵衛は我に返り、秀吉を政職のいる御着城に連れていくことを思いつく。その後、播磨平定へと動きだした秀吉軍。太平の世を願う官兵衛と半兵衛は、天下統一を果たすべく力を合わせていくことを誓う。

(14)引き裂かれる姉妹
秀吉率いる織田軍の播磨攻めは順調に進み、残るは上月(こうづき)城のみとなった。光は、上月城主・上月景貞(土平ドンペイ)の妻である姉・力の身を案ずる。官兵衛は戦いを避けようと説得に赴くが拒否され、姉妹は敵味方に引き裂かれる。
戦には、毛利に滅ぼされた主家の再興を念願とする猛将・山中鹿介(別所哲也)も加わり、官兵衛と意気投合する。敗れて籠城を強いられた景貞は宇喜多直家の援軍を頼みとするが、直家は景貞の家臣をそそのかし、主君の首を取るよう画策。それにより上月城は落ち、官兵衛は秀吉と共に播磨を平定する。
その後、直家の策略を知ってがく然とする官兵衛。一方、生き残った力は、娘たちを光に預けて出家した。

(15)播磨分断 〜裏切りを操るものは?〜
光の姉・力の嫁ぎ先である上月城が落ちた。秀吉は播磨平定に成功するが、光の兄・櫛橋左京進は、官兵衛が兄妹の間を引き裂いたと言って恨む。
そんななか秀吉は、毛利との正面衝突に備え、播磨諸将を集めて評定を開く。しかし、裏では思いもよらない毛利の陰謀が張り巡らされていた。安国寺恵瓊の調略により、三木城主・別所長治(入江甚儀)が毛利に寝返ったのだ。東播磨で大きな力を持つ別所が毛利についたことで、官兵衛らは窮地に追い込まれる。
一方、本願寺との和睦交渉に失敗した村重は、信長から秀吉の配下で戦うよう命じられる。

(16)上月(こうづき)城の守り 〜毛利の大軍を打ち破れ!〜
毛利の調略で光の兄・櫛橋左京進らが寝返り、播磨は一夜にして分断された。西からは毛利の大軍5万が動き出し、秀吉軍が危機に陥るなか、半兵衛が病に倒れる。
その後、官兵衛は、毛利から奪った上月城を守備する山中鹿介らを救おうと奔走するが、援軍乏しく城は孤立する。そして籠城からひと月半がたち、しびれを切らした秀吉は、信長に上月救済を願い出るため京へと向かう。
そのころ光は、織田の敵に回った兄を説得するため、単身志方城に乗り込んでいた。しかし光の願いもむなしく、兄妹は別の道を歩んでいくことになる。

(17)見捨てられた城 〜非情の運命! 散る命〜
官兵衛と秀吉は、毛利の大軍に包囲された上月城を救おうとするが、信長の厳命により見捨てることを余儀なくされる。官兵衛は城に潜入し、断腸の思いで鹿介に別れを告げる。信長のあまりの非情さに、村重や政職は動揺する。
一方、宇喜多直家の動きを警戒した毛利方の小早川隆景は、撤退を決断。光の兄・左京進の志方城も見捨てられてしまう。孤立無援の状態となった左京進は、切腹した。その後、秀吉は平井山に本陣を移し、三木城攻めに取りかかった。

(18)裏切る理由 〜乱世に激震! 謀反の主は?〜
官兵衛と秀吉は、敵対する三木城を厳重に囲い込み、兵糧を断つ戦法に出た。さらに、毛利の反撃を封じるために宇喜多直家の調略に赴いた官兵衛は、「背後に用心しろ」という謎めいた忠告を受ける。
一方、播磨攻めの失態から信長の不興を買った村重は、生き残りを懸けて信長のいる安土城を訪れる。必死の申し開きが通じ、胸をなで下ろしたのもつかの間、家臣が本願寺と通じていたことが発覚。村重は追い詰められ、ついに信長に謀反を起こす。官兵衛はその知らせを聞き、衝撃を受ける。

(19)非情の罠(わな) 〜裏切りの連鎖!迫る危機!〜
村重が信長に謀反を起こし、高山右近ら摂津の諸将も反信長包囲網に加わった。秀吉の説得も物別れに終わるなか、官兵衛のもとに主君・政職まで毛利方に寝返ったという知らせが入る。
官兵衛は急ぎ御着城へと向かうが、政職は官兵衛の言葉に耳を貸そうとしない。政職を翻意させるには、まず村重を説得しなければならない。そう考えた官兵衛は周囲の反対を振り切り、決死の覚悟で単身、村重の籠もる有岡城へ向かう。しかし、官兵衛は政職らの策略にはまり、村重に捕らわれてしまう。官兵衛にとってそれは人生最大の苦難の始まりであった。

(20)囚(とら)われの軍師 〜牢に幽閉…脱出不可能!〜
官兵衛は村重によって有岡城に幽閉される。帰らぬ官兵衛に、さまざまな臆測が飛び交い、光や職隆が留守を預かる黒田家は激しく動揺する。そして善助ら家臣団は官兵衛の無事を信じ、有岡へ向かう。
一方、信長は村重一派の切り崩しを画策。敬けんなキリシタンである右近に対し、「村重と縁を切らねば、信徒の命は保証できぬ」と脅す。両陣営の綱引きが続くなか、官兵衛は村重の妻・だしの手引きで牢(ろう)からの脱出を試みるが、村重に見つかってしまう。

(21)松寿丸の命 〜残酷な命令に黒田家激震!〜
官兵衛は村重の怒りを買い、劣悪な環境の土牢(つちろう)に閉じ込められてしまう。一方、有岡城下に潜伏していた善助ら家臣団は、救出の機をうかがっていた。
そんななか、有岡城に総攻撃を仕掛けた織田軍が大敗を喫する。官兵衛が村重に策を授けたと思い込んだ信長は、人質の松寿丸を殺すよう秀吉に命じる。ためらう秀吉に代わり、命令を実行することになった半兵衛は松寿丸がいる長浜城へ向かう。そこで半兵衛は、松寿丸を育てるおねにある提案をする。それは信長の命に背き、松寿丸を密かにかくまうというものだった。

(22)有岡、最後の日 〜遂に奇跡の生還!〜
村重が籠城する有岡城で、劣悪な環境の土牢(つちろう)に長く幽閉された官兵衛は、身も心もぼろぼろになりながら何とか生きる望みをつないでいた。善助ら家臣団が牢の場所を突き止めるが、警戒が厳しく救出の機会がない。
一方、松寿丸をかくまっていた半兵衛は、官兵衛の身を案じながら息を引き取る。そして、毛利の援軍が来ないことに焦った村重は、妻・だしたちを見捨てて城を脱け出す。城主が逃げて裸城となった有岡城に攻め込む織田軍。この機を逃すまいと黒田家臣団は急ぎ土牢へ向かい、ついに官兵衛の救出に成功する。

(23)半兵衛の遺言 〜亡き師が仕組んだ秘策!〜
ついに官兵衛が救出され、光をはじめ黒田家は喜びに沸いた。秀吉は官兵衛を信長のもとに連れていき、謀反の疑いを晴らすことに成功する。そして、息子・松寿丸の無事を確認した官兵衛は安堵(あんど)する。
その後、官兵衛は湯治場として名高い有馬に身を寄せる。幽閉の後遺症で心身の傷が癒えず自暴自棄になる官兵衛だったが、やがて亡き半兵衛の遺志を継ぐべく戦陣に復帰する。
一方、村重の逃亡により、残されただしら荒木一党は老若男女問わず成敗される。その知らせを聞いた村重は、行方をくらます。

(24)帰ってきた軍師 〜地獄の使者に変身?〜
播磨の反信長勢力は勢いを失い、残るは御着城の小寺政職と三木城の別所氏のみとなった。官兵衛は三木城を見事開城させるが、人が変わったようなその冷徹さに秀吉らは驚く。
一方、政職は城を放棄し逃げ出すが、善助ら黒田家家臣に捕らえられる。かつて官兵衛を裏切り幽閉へと追い込んだ張本人・政職に怒りをあらわにする黒田家の家臣たち。しかし官兵衛は、政職を斬ることができずに逃がしてしまう。情を捨てきれなかったことを悔いる官兵衛だが、秀吉はその姿に官兵衛らしさを感じ安堵(あんど)する。
その後、ようやく播磨を平定した秀吉たち。官兵衛はこれまでの働きが認められ、ついに1万石の大名となった。

(25)栄華の極み 〜絶頂の信長に迫る破滅の時〜
秀吉はついに毛利の領内に攻め込む。官兵衛は、織田家の出世頭となった光秀から明智の軍師になれと誘われるが、断る。
そんななか、信長を警戒した朝廷は、光秀に接近を図る。だが信長の権勢は絶頂を極め、毛利方の小早川隆景は、味方に決死の覚悟を求めるしかなかった。
そして黒田家にはうれしい知らせが舞い込む。光が第2子を懐妊。嫡男・松寿丸も元服し、名を長政(松坂桃李)と改める。

(26)長政初陣 〜我が子を突き放す父の本心は〜
長政が毛利攻めで初陣を迎えることになった。官兵衛は血気にはやる長政を危ぶみ、太兵衛に目付け役を命じる。そして官兵衛は、備中高松城の清水宗治(宇梶剛士)の調略を図るも決裂、新たな策を講じる。そんななか姫路では、14年ぶりに光が第2子・熊之助を出産する。
そのころ光秀は、信長の怒りを買った旧知の高僧・快川(かいせん=山本 學)を救うことができず、信長への恨みを募らせていた。

(27)高松城水攻め 〜奇策的中! 迫る大事件!〜
官兵衛は毛利が守る備中高松城を攻めるにあたり、水攻めを思いつく。川の流れをせき止めて城を水浸しにするという前代未聞の大胆な策に、秀吉らは驚く。
そのころ姫路では、光と職隆が成長した後藤又兵衛(塚本高史)と再会を果たしていた。光は播磨を離れると言う又兵衛を引き止め、再び黒田家に戻るよう説得する。
一方、安土城を訪問した徳川家康(寺尾 聰)の接待役を務めた光秀は、信長の怒りを買う。さらに信長の真の野望を知った光秀は、ついに信長を討つ決意をする。


作:前川 洋一
音楽:菅野 祐悟
脚本協力:穴吹 一朗
題字:祥洲
語り:藤村 志保・広瀬 修子
──────────
[出演]
岡田 准一 (黒田(小寺)官兵衛)
若山 耀人 (万吉(幼少の官兵衛))
中谷 美紀 (光)
寺尾 聰 (徳川家康)

松坂 桃季 (黒田長政)
塩見 三省 (母里小兵衛)
谷原 章介 (竹中半兵衛)
内田 有紀 (お濃)
高岡 早紀 (お紺)
戸田 菜穂 (いわ)
宇梶 剛士 (清水宗治)
春風亭 小朝 (明智光秀)
別所 哲也 (山中鹿介)
麿 赤兒 (円満)

益岡 徹 (櫛橋左京亮)
尾藤 イサオ (伊吹善右衛門)
生田 斗真 (高山右近)
吹越 満 (足利義秋(義昭))
田中 哲司 (荒木村重)
桐谷 美玲 (だし)
眞島 秀和 (顕如)
大谷 直子 (土田御前)
濱田 岳 (栗山善助)
速水 もこみち (母里太兵衛)
高橋 一生 (井上九郎右衛門)
塚本 高史 (後藤又兵衛)
永井 大 (母里武兵衛)
金子 ノブアキ (櫛橋左京進)
酒井 若菜 (力)
田中 圭 (石田三成)
東 幹久 (井伊直政)
山路 和弘 (安国寺恵瓊)
南沢 奈央 (おたつ)
近藤 芳正 (柴田勝家)
勝野 洋 (丹羽長秀)
藤吉 久美子 (ぬい)
ミッキー・カーチス (松永久秀)
堀内 正美 (吉田兼和)
山本 學 (快川紹喜)
──────────
江口 洋介 (織田信長)
──────────
竜 雷太 (黒田重隆)
片岡 鶴太郎 (小寺政職)
陣内 孝則 (宇喜多直家)
鶴見 辰吾 (小早川隆景)
黒木 瞳 (おね)
竹中 直人 (羽柴秀吉(木下藤吉郎))
柴田 恭兵 (黒田(小寺)職隆)
──────────
制作統括:中村 高志
プロデューサー:勝田 夏子
演出:田中 健二・本木 一博・大原 拓


本文のストーリーは、NHK公式ホームページ『軍師官兵衛』の
あらすじ欄よりそのまま引用しました。
なお、出演者名(敬称略)は総集編の出演ではなく、
該当期間の本編に出演し、ピンクレジットで紹介された方を
順不同で並べ替えたものです。

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