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2015年1月14日 (水)

バス停について本気出して考えてみた(98)

新年一発目の終点停留所の旅“たそがれ”
通算第68弾です。

今回はF岡県北K州市K倉南区の
K吉バス停をご紹介します。
(※ 難読バス停でした)


ひと昔以上前の道路地図に記載されていた
バス停位置を頼りに現地に赴いてみましたところ、
バス停遺構が見当たらないどころか、
バス停がこんなところに!? と絶叫したくなるような
人里離れた山奥にありまして。

まぁ、簡単に説明しますと、D原という集落から
M渕ダム方面に向かう山道の途中にあります。

うーん……、本当にココなのか!?
という疑念が払拭できないまま、ヒントになる遺構がないか
あたりを行ったり来たりしていましたら
こんなものを見つけました。

Mh2142

M渕ダムのすぐ北側に位置するM渕公園にありまして、
「K吉バス停」は、ココから
県道258号線を約0.2km下りたところにあり。

「D原バス停」は、ココからM渕公園内を突っ切って、
M渕ダムから流れる川沿いを進み、
途中から県道258号線に合流して約2.3km進んだところにあり。

おぉww
これは大いなるヒントですぞ!


Mh2143

先ほどの案内板から100メートルの位置。


Mh2144

もうそろそろ200メートルの位置です。
でもここか?


Mh2145

反対側から撮影。

この場所は、ダムからD原集落に向かって下り坂でありまして
この画像の右手はM渕ダムから流れる川で、
軽い崖と言っていいほどのかなりの高低差あり。
そして画像の手前側は、その川をまたぐ橋が架かっています。

ゆえに、バス転回が出来るスペースとして見ると
やはりこの周辺でしか考えられないわけですが、
それでも今まで見てこれた転回場跡地のようなものとは全く異なり
ご覧のように草木がボーボーなわけでw

で、思い切って橋を渡ってしまって
川沿いの道を少し奥(M渕公園方向)に進んだところに
あるのかも、と周辺をくまなく探しはしたのですが、
このルート上でもなさそう。。。

探偵風に逆説的に推測すると、
もし仮にこの川沿いの道上にバスが乗り入れていたとしたら。

「D原バス停」に向かう川沿いの道上、県道と合流する手前で
「K吉バス停」が存在することになるわけで、
であるならば、最初の案内板の画像で
「K吉バス停」「D原バス停」が同じ方向に表示されているはず。

しかし実際には逆方向になっていましたよね。
ということは、川沿いにあったわけでもなさそうです。

あ、ちなみに川沿いの道と県道258号線との合流地点には
「K吉」バス停のひとつ手前のバス停である
「K吉口」バス停があったことになっています。


画像左手の、この草木ボーボーのエリアでも
目をこらしてよーく見てみると、コンクリの基礎があって
その昔には何らかの建物があったようにも思えます。

ヘビーコメンテーターのみのるさんにご協力をいただいて
この周辺で乗務しておられた同僚の方に
間接的に取材することが出来たのですが、

お聞きすると、バス停のところに個人の家があって
バスの到着時間になると、その家のおじいさんが
駐車場(というか転回場)のチェーンを開けて
バス転回させてくれていたそう。

草木のすき間から見えたコンクリの基礎がその家であれば
その家がココにあったということになりまして、
K吉バス停は間違いなくココにあった、ということになります。


その照合ができたなら、確証を得たことにはなりますが
照合が出来たわけではないので、あくまで推測の域を出ません。
推測である、というのを頭に置いて
文章を気持ち半分で読んでいただければと思いますm(_ _)m

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