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2015年1月10日 (土)

プレイバック花神・総集編第三回「崩れゆく長州」

文久3(1863)年は
8月18日の政変によって京を追われた長州藩にとって
苦難とも言うべき一年でありました。

長州の店に現れたのは山県狂介。
後の山県有朋であります。

戦いで怪我をした山県は川棚温泉で湯治しておりまして
彼の訪問を受けた高杉晋作は、奇兵隊を作った自分が
気に食わないから逃げたのかと思った、と笑います。
「まんざら仮病っちゅうほどでもなかったらしいのう」

山県は、気まぐれな晋作に奇兵隊を壊されては
たまったものではない、と危惧していますが、

奇兵隊総督を辞めさせられた晋作は
山口政事堂に出仕する予定であり、
山県に奇兵隊に戻るように命じます。


10月、村田蔵六は江戸から長州に戻ってきます。

彼を出迎えた桂 小五郎は
クーデターによって長州藩が没落し
藩内には暴発する要因さえあると嘆き、
今後の長州藩のあるべき姿を蔵六に質問します。

10年、この地にて実力を養うこと。
一度落とした人気を得るには、時間がかかります。
蔵六が出した答えは、小五郎にも分かるのですが
そんな長期間の時間が長州藩に残されているかが疑問です。

久々に我が家に戻ってきた蔵六。
お琴は、蔵六の大好きな湯豆腐で彼を迎えます。
蔵六は、酒盛りの好きなお琴におちょこを渡し
ふたりだけの酒盛りで盛り上がります。


長州藩が送り出した秘密留学生は、
現在ロンドンで滞在中──。

そこで、ロンドンタイムスに
長州のことが載っている、と教えられ
新聞に目を通す5人。

記事から、長州が外国船に
砲撃を加えているらしいことを知ります。
「諸外国は江戸政府が長州を罰しない限り
 同盟して長州を征伐するであろう」

5人は、帰国して皆に攘夷を止めよと説くか
残って西洋技術の習得を続けるかで紛糾します。
伊藤俊輔と井上聞多は、残るという3人の意見を聞きつつ
いったん日本に帰ることを選択します。


脱藩して京に入った晋作は
説得されてそのまま長州に戻りますが、
何をしでかすか分からない晋作は
藩にとってもはや邪魔者でしかなく、

師である松陰 吉田寅次郎もかつて入っていた
野山獄に入れられてしまいます。

ある日、周布政之助が野山獄に馬で乗り入れ
高杉に会いに来ます。
会いに来る、といっても周布は酒に酔っているようで
もちろん正規な手順を踏んでの面会ではないのですがw

首を斬るつもりで来たが、お前の顔を見たらその気も失せた。
いつかその首が入用の時がくるから
その時まで勉学に励め。出直して来い!

獄に馬で勝手に乗り入れるだけでも大問題なのですが、
首を斬るなどというのはもちろん周布のウソ、演技であります。
ただ、そのウソが冗談として通用するような場所でないだけに
そんな法を犯してまで周布が晋作に伝えたかったこと……。

もはや長州の事態は、周布の手には
負えないところまできているということ──。
つまり、自ら罪を得て自ら失脚し
晋作を表舞台に出そうという魂胆なのです。


晋作の推測通り、長州藩は大壊滅に向かっていました。
そしてそれを止める人物は、もはやおりません。

京の池田屋に集まった長州藩士たちは、
8月18日の政変で失脚した地位を挽回するために
京を焼け野原にし、
天子さまを奪って長州に移す計画を立てていましたが、

賛同者のひとりが逮捕されたことからその計画が露呈してしまい
その計画を実行するか中止するかの話し合いが
持たれることを知った新選組は、
彼らを捕らえるべく池田屋を取り囲みます。

元治元(1864)年6月5日、祇園祭の夜であります。

桂 小五郎が来ない、と座敷から階下を覗きにいった長州藩士は
新選組と鉢合わせし激しい斬り合いに発展します。
激しい斬り合いから、多くの志士たちが斬り捨てられ
即死6名、負傷し逮捕された者23名──。

その事件を知った蔵六は、珍しく酒を浴びるように呑み
激しく酔っぱらっています。

机上の空論に酔った若者たちが長州藩を潰して
一夜で天下を取ろうと企てた。
技術者である蔵六には、今の長州藩にはそんな力はまだないし
そんなことができる時でもないことは分かっています。

だからこそ、突っ走っていった若者たちがいることが
悔しいし、腹立たしいわけです。


長州藩はこの池田屋事件に引きずられる形で
7月18日、ついに行動を開始。

長州藩に味方する一部の公卿たちの力を借りて
久坂玄瑞は長州藩の罪の回復を願う嘆願書を朝廷に提出しますが、
孝明天皇は一貫して長州掃討を命じ
長州藩と会津・桑名藩が衝突する形になります。

一時は長州藩有利の戦況も、薩摩藩が
会津・桑名藩の援軍としてかけつけると形勢は逆転。
久坂、来島又兵衛、入江九一らが討ち死にします。

これにより、長州を征討せよという勅命が下り
長州藩は朝敵となってしまいました。

しかも、イギリス公使からの申し出を蹴って
攘夷続行を表明していたことで、宣戦布告と受け取った諸外国が
長州藩に向けて17隻の軍艦を送り込み、
戦争を始めようとしています。

今までの反動が、いっぺんに来ました。
日本全国を相手に、それに加えて世界を相手に
ちっぽけな長州藩が戦いをしなければなりません。

8月4日、まずは関門海峡を通る船への安全保障を決め
戦争中止の交渉役に伊藤を選び、漁船で向かわせますが
艦隊は戦闘態勢に入っていて、すでに手遅れでした。
連合艦隊17隻が馬関海峡に姿を現します。

5日午後3時20分、艦隊から
数多くの大砲が撃ち込まれ戦争が勃発します。
馬関攘夷戦争のはじまりです。

3日間の戦争により、長州藩の完全敗北に終わります。

晋作は講和使者に選ばれ、司令官との談判に望みます。
300万ドルの賠償金は、36万石の長州藩には支払い能力がなく
攘夷実行を命じたのは幕府だ、長州藩はその命令に従ったまでだ、と
賠償金の全てを幕府に支払わせることで強引に合意させます。

そして、彦島租借の件ですが、
晋作は、香港のように外国の領土になってしまったときの
民衆のひどい有り様を知っているので、何としても反対したい。

晋作は古事記の文を高らかに暗唱し、伊藤にそれを英訳させ
相手が彦島租借を引っ込めるまで続けるつもりのようです。
直接断れば、談判自体が崩れてしまうため
それを避けた方法と言えるかもしれません。

彦島租借問題は、ついにうやむやに消えますw

しかし、帰国後に攘夷の中止を訴え
諸外国が攻め込んで来ると攘夷を主張した井上聞多は
何者かに襲われ大ケガを負い、
攘夷戦争の責任を負って周布は失脚、切腹します。


あれだけ山口だ、馬関だと律儀に通っていた蔵六は
緊張の糸がプツンと切れてしまったのかもしれません。
朝になっても布団から起き上がろうとせず、
まるで子供のようにずる休みです(笑)。

その様子を笑っているお琴ですが、
もしかしたら風邪なのかも、と心配し
お医者さん呼ぼうか? と問いかけますが──、
「馬鹿者、わしも医者である」

まぁ、長州藩はもう終わりだ、と嘆く
蔵六の気持ちも分からなくもありません。
蔵六に目をかけてくれた周布は亡くなり
小五郎もどこで何をしているのか全く分かりません。


筑前平尾に、歌人野村望東尼(のむら もとに)の山荘があり
望東尼は勤王の志士たちをそこで匿って
活動の手助けをしていました。

長州から九州へ渡った晋作は、その山荘に身を寄せていましたが
九州に渡って分かったことがあります。

長州藩が風に乗って主導を握っている時は
九州諸藩も遅れまいと勤王の志士を立て、
長州藩が没落していくにつれ、
九州諸藩は勤王の志士たちを弾圧する。

長州藩は長州人によって立て直すより他に道はない。
晋作の中に、長州に帰らねばという気持ちが
次第に大きくなって来ていました。

11月25日、晋作は長州に戻っていきます。

奇兵隊ら諸隊の軍事力を持ってクーデターを起こし政府を倒す。
そういう目論見が晋作の中にありましたが、動く様子がありません。

奇兵隊の中には、今は藩内で対立している時ではない、と
奇兵隊諸隊は長州藩に協力すべきである。
これは、晋作が去った後の奇兵隊リーダー赤根武人の考えです。

赤根が、高杉の意見には乗るなと説得しているその時
晋作が九州から戻ってきました。

しかし、もはや晋作の意見に賛同するものは皆無。
俗論派を討つためであっても、藩主に逆らうことをためらう者や
長州藩の正規軍と戦うことにおじけづく者が多数でして、
ただひとり俊輔のみが、ずっと一緒だったから、という理由で
晋作に付き合うことにします。

12月15日、長州藩俗論派打倒のために
晋作は下関長府の功山寺でクーデターを起こします。

下関新地会所を襲撃し占拠し、
晋作に同情的な立場の根来親祐のとりなしで物資を調達。
さらに決死隊で三田尻海軍局に攻め入り
「丙辰丸」など軍艦3隻を奪取したわけです。

このクーデターの知らせが広まると、
井上や品川弥二郎らが呼応し義勇兵も集結します。
日和見を決め込んでいた山県も
12月18日、立ち上がり高杉に協力。

自分たちの犠牲が晋作らによって
無にされていると感じた椋梨藤太ら俗論派は、
野山獄に捕らえていた11名を斬首。

しかしこれが、諸隊の反発を強め
赤根武人の唱える藩政府同調論を退ける結果になります。

この後、長州軍と相見えた諸隊はこれを破り
長州藩は奇兵隊中心に討幕へ舵を切り、
蔵六の出番が目前へと迫って来ていました。


原作:司馬 遼太郎
脚本:大野 靖子
音楽:林  光
語り:小高 昌夫 アナウンサー
──────────
[出演]
中村 梅之助 (村田蔵六)
篠田 三郎 (吉田寅次郎)
米倉 斉加年 (桂 小五郎)
高橋 悦史 (宮部鼎蔵)
田中 健 (天堂晋助)
大竹 しのぶ (お里)
瑳川 哲朗 (白石正一郎)
金田 龍之介 (毛利敬親)
──────────
草笛 光子 (野村望東尼)
秋吉 久美子 (おうの)
志垣 太郎 (久坂義助(玄瑞))
東野 英心 (井上聞多)
尾藤 イサオ (伊藤俊輔)
波乃 久里子 (幾松)
田村 高廣 (周布政之助)
──────────
河原崎 国太郎 (千斎)
西田 敏行 (山県狂介)
加賀 まりこ (お琴)
中村 雅俊 (高杉晋作)
──────────
制作:成島 庸夫
演出:斎藤 暁・村上 佑二・江口 浩之・門脇 正美

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