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2015年2月 1日 (日)

大河ドラマ花燃ゆ・(05)志の果て 〜国禁犯し見た夢は友の命を救うか〜

安政元(1854)年、
黒船でアメリカに密航しようとした吉田寅次郎は
萩の野山獄に投獄されることになりました。

身分の低い金子重輔は、
野山獄の道を隔てた岩倉獄へと投ぜられ
重い病に苦しんでいました。

「ここはただの牢獄ではない」
寅次郎から見えない場所で、
だれかが寅次郎に向かってささやきます。

入った者は生きて再び外の景色を見ることはない。
ここで見るものは、眠りの中の夢しかない。
だから、眠れ──。

寅次郎は、そんなささやき声に抗うが如く
再起を決意します。
「ここで、終わるわけにゃいかん」

野山獄に、寅次郎との対面を求めて文が訪れます。

司獄(看守)の福川犀之助は、
寅次郎が読みたがっている本のリストを文に手渡し
差し入れてやれ、と特別の恩情をかけますが
そうはいっても、当然、罪人と対面させることはありません。

一方、道を隔てた岩倉獄では、罪人の母であろう女性が
息子との対面を求めますが、聞き入れてもらえません。

福川は、その女性が金子重輔の母・ツルであることを文に教え、
寅次郎の弟子になったばかりにとんだことに……、と哀れみます。

しつこい! とツルが牢番に突き放されたのを目撃し
いたたまれず、ツルに駆け寄って助けますが、
自分が、重輔を巻き込んだ寅次郎の妹であるとは
怖じ気づいて名乗れませんでした。


寅次郎が入獄後、わずか2ヶ月の間に読んだ本の数は
実に100冊を超えるそうです。

寅次郎の望む本を家族総出で探し、それを手に入れると
父・百合之助や兄・梅太郎に託されて
文は野山獄へと届ける日々。

そんな文の毎日でも、
息子との対面を求めて追い返される毎日のツルと
少しずつ交流が始まります。


江戸では、小田村伊之助と桂 小五郎が対面していました。

桂 小五郎、後の木戸孝允──。
西郷隆盛・大久保利通とともに、維新の三傑と称されるこの男も
かつて、明倫館で寅次郎から兵学を学んだ一人です。

寅次郎が読みたい、と言っていて
杉家の面々ではどうしても手に入れられなかった『海國圖志』を
文は伊之助に入手できないかと手紙で打診し
伊之助は小五郎に依頼して、手に入れてもらったわけです。


ツルは、重輔との面会をついに許されました。
しかし単なる面会ではなく、重輔が重い病であるが故に
看病せよ、とのお達しです。

面会を求め続けていたツルではありますが、
いざとなると息子に何と声をかけていいのやら
恐くて、一歩も進むことが出来ません。

そして今日も書物を差し入れに野山獄に来た文に
一緒に来てほしい、と懇願して
文とともに岩倉獄に入っていきます。

初めて足を踏み入れる獄。
たくさんの人たちが、
狭く暗くジメジメした場所に押し込まれて
誰も何も言わずに過ごしている場所。

その中に、やつれた姿の重輔を発見したツル。
あまりの変わりように、ツルは激しく動揺しています。
その姿を、ただ黙って牢の外から見守っている文。

「お前をこねえにしたのは……誰?」
泣きながら、重輔に問いかけるツルですが、
そのツルの質問に、思わず背中を向ける文です。


寅次郎の密航の企ては
日本中の志ある若者たちの心を動かし始めていました。

そしてもう一人、
寅次郎の名を記憶に留めた人物が江戸にいました。
井伊直弼です。


寅次郎からの依頼で、伊之助から
重輔用の薬が届けられます。

文はさっそく岩倉獄に向かいますが
大八車に乗せられた人が筵(むしろ)を被せられて
運ばれています。

その傍らには、泣き崩れるツルの姿も。

重輔だ、と理解した文は
手を合わせて重輔の亡きがらを見送ります。


その様子を遠くから見ていた福川は
文を特別に獄の中に入れ、寅次郎と対面させます。
「金子様が亡くなりました」

文はさらに続けて、国禁を犯してまで
どうして海を渡ろうとしたのかと問いかけます。

寅次郎が国禁を犯したことで梅太郎は御役御免となり、
寿も城下での生活が立ち行かず、
家族を助けてくれる人たちは誰もいません。
ゆえに百合之助は家族を守るために切腹しようとしました。

寅次郎が見たのが未来の日本の光だというのなら
その光は、どうして私たち家族を
照らしてはくれなかったのでしょう?
「金子様は、寅兄さまが殺したんです」

文の、初めてとも言える寅次郎への反発に
文の一言一言が、寅次郎の胸に突き刺さります。

密航を企てた日の夜、
寅次郎が目指した光が、私事ではなく
もっともっと太い大義の果ての志だったと言うのなら、

志は決して死なない、
たとえ一生 牢の中にあっても絶望はない。
重輔は生きて、幸せだったのだと……。


文が野山獄を後にするとき、
獄の中から寅次郎の泣きわめく声が聞こえてきました。


作:宮村 優子
音楽:川井 憲次
題字:國重 友美
語り:池田 秀一
──────────
[出演]
井上 真央 (杉 文)
大沢 たかお (小田村伊之助)
伊勢谷 友介 (吉田寅次郎)

原田 泰造 (杉 梅太郎)
優 香 (小田村 寿)

麻生 祐未 (金子ツル)
泉澤 祐希 (金子重輔)
田中 要次 (福川犀之助)
──────────
井川 遥 (高須久子)
宅間 孝行 (西郷吉之助)
本田 博太郎 (富永有隣)
──────────
東山 紀之 (桂 小五郎)
檀 ふみ (杉 滝)
長塚 京三 (杉 百合之助)
高橋 英樹 (井伊直弼)
──────────
制作統括:土屋 勝裕
    :小松 昌代
プロデューサー:堀之内 礼二郎
演出:末永 創


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『花燃ゆ』
第6回「女囚の秘密」

デジタル総合:午後8時〜
BSプレミアム:午後6時〜

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