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2015年2月17日 (火)

プレイバック翔ぶが如く・(05)江戸へ

江戸行きが決まり、西郷吉之助は
祖父、父、母の墓前に報告に上がります。

お役目から帰宅した大久保正助は、
吉之助の江戸行きの件を聞かされますが
母や妹たちに、祝いに駆けつけた方がと勧められ
「このまま行ってきもんで」と家を出ます。

家庭の事情もあり、願書も提出していないというのに
どうして急に……? という思いでいっぱいです。

西郷家では、正助の予想以上の盛況でした。
お役所関係、ご近所、二才仲間などなど
狭い西郷家に溢れんばかりの人、人、人。
そしてその人は、さらに増えていきつつあります。

ただ、藩主・島津斉彬が直々に
吉之助を書き加えての決定らしいことに
あれだけ江戸へ行きたい、行きたいと
言っていた正助はジェラシーを感じます。


薩摩から411里、およそ1,600kmの江戸ですが
その江戸では早くもペリーが再来航し
羽田沖まで進入して幕府を威圧しながら
条約締結の交渉を迫っていました。

嘉永7(1854)年1月半ばのことです。

しかし幕府はペリー艦隊に
どう対処していいものか正解が見つからず
とりあえずはのらりくらりと
先延ばしするしか方法がありません。

そんな幕府の心配をよそに、
神奈川の横浜村では、黒船見物に人だかり。
江戸から見物に行くためにわらじが売り切れ
屋台が出ての大人気。

江戸町火消し「を組」の頭・新門辰五郎は
そんな風潮を嘆きます。


西郷家では、弟たちがわらじを編み
妹たちやばあさまが袴を新たに縫ってくれます。
吉之助は、今も着ている袴で充分だと言いますが
見栄ではない、たしなみじゃ、とばあさまは返します。

市来家に嫁いだ琴も加勢に来てくれているし
西郷吉二郎は金の工面に走り回っていて
吉之助は、申し訳ない気持ちでいっぱいです。


近衛家との養女縁組みが成った敬子は
名を「篤姫」と改め、江戸の薩摩藩邸で
斉彬の次なる指図を待っていました。

その斉彬が阿部正弘からの出府催促で
間もなく江戸に向かうという知らせがあり
幾島ともども、江戸の到着を待ち遠しく思っています。

しかし、篤姫は次に何を指図されるのか
何をすればいいのかについては一切聞かされていません。
幾島もそれを知ってか知らずか、知らぬ存ぜぬを貫き
篤姫は不安な気持ちでいっぱいです。


江戸留学が決まって、吉之助にお祝いを伝えてから
正助とはゆっくり会う暇もありませんでした。
細切れの時間を使って、お互いがお互いの家に訪問してみても
すれ違いで全く会えなかったわけです。

そうこうしているうちに、もう出立の前日です。
吉二郎は、あちこち駆け回って
ようやく集めた6両を吉之助に渡します。
そんな弟を持って幸せだと、吉之助は涙です。

そして、当日。
俊は、前日正助から預かったものを吉之助に手渡します。
当日の朝、渡してくれと託されたものです。

『吉之助兄へ
薬一式揃え候。
腹痛、歯痛、腫れ物、船酔いン止めの薬に
江戸は寒か土地なればあかぎれン薬も用意いたし候。
他に金子少々──』

吉之助はたまらず、
早朝の加治屋町を駆けて大久保家へ向かいます。

「おいもいずれ、江戸へ行きもす」
最初感じていたジェラシーはすっかり消え
正助は心から吉之助の出立を喜んでいます。
固い握手を交わし、ふたりは別れます。


鶴丸城を出て、桜島が見える峠の茶店があるところで
斉彬の支度直しのために小休止です。

桜島を眺めながらイモを食べて身を休めていた吉之助は
彼を捜していた藩士に耳打ちされて
辺りをキョロキョロ見回します。

ある方向を見た瞬間、吉之助は
雷に打たれたように微動だに出来ません。
その視線の先には、斉彬がいたわけです。

斉彬は、笑っていました。

ハッと我に返った吉之助は慌てて土下座をします。
この時、吉之助28歳。
斉彬との運命的な出会いでした。

出発から2日め、
薩摩の大名行列が川内にさしかかったとき
ペリー再来航の知らせを受けます。


その行列も、行程予定を4日ほど縮めたハイペースで
川崎宿までやって来ました。
いよいよ明日は江戸入りです。


嘉永7(1854)年2月13日、
マシュー・ペリー提督率いるアメリカ艦隊は
旗艦サスケハナ号など7隻の軍艦を率いて現在の横浜市の沖に迫る。

慶応3(1867)年10月14日、
徳川慶喜が明治天皇に『大政奉還』を上奏するまで


あと13年8ヶ月──。

(『篤姫』では「(13)江戸の母君」〜「(14)父の願い」付近)


脚本:小山内 美江子
原作:司馬 遼太郎「翔ぶが如く」より
音楽:一柳 慧
題字:司馬 遼太郎
語り:草野 大悟
──────────
[出演]
西田 敏行 (西郷吉之助)
鹿賀 丈史 (大久保正助)
南 果歩 (西郷 俊)
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蟹江 敬三 (大山格之助)
大路 三千緒 (西郷きみ)
東野 英心 (森山新蔵)
若林 豪 (阿部正弘)
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樹木 希林 (幾島)
草笛 光子 (由羅)
金子 信雄 (徳川斉昭)
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高橋 英樹 (島津久光)

富司 純子 (篤姫)
三木 のり平 (新門辰五郎)
加山 雄三 (島津斉彬)
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制作:吉村 文孝
演出:望月 良雄

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