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2015年2月22日 (日)

大河ドラマ花燃ゆ・(08)熱血先生、誕生 〜日本一の塾から未来を作る人材続々〜

安政2(1855)年12月。
野山獄を出た吉田寅次郎は、生家の杉家に戻ります。
ペリーの黒船に乗り込んでから
1年8ヶ月の月日が流れていました。

実父・杉 百合之助や、実母・滝、そして
出獄に尽力してくれた末妹・文に手をつきます。
しかし、寅次郎には寅次郎の思いがあってやったこと、と
割り切る百合之助は、寅次郎を寛大に迎え入れます。

杉家のわずか3畳半の一室で、
寅次郎の謹慎生活が始まろうとしていました。


そのころ、小田村伊之助の元には
椋梨藤太からの手紙が届けられていました。


肥後の宮部鼎蔵を訪問したひとりの若者。
後に日本の尊皇攘夷運動の先頭に立つ、久坂玄瑞であります。
久坂は宮部から、同郷である長州人の
“吉田寅次郎”という名を聞かされます。

久坂からさっそく手紙が送られてきます。
久坂が考える、これからの日本のあり方を読み
寅次郎は「おもしろい」と返事を書くことにしました。


優れた学問所のような、考えを分かち合えるような
場所があったら楽しいでしょうね、という
高須久子の言葉を思い出した文は
思い切って寅次郎に、塾を開いてみないかと持ちかけます。

ここから出られないのなら、ここにお弟子さんを呼べばいいのです。
野山獄での先生ぶりを見ている文は、自信たっぷりです。

「みだりに人の師となるべからず。
 みだりに人を師とするべからず」
生徒もいないのでは先生になりようもない、と笑う寅次郎。
しかし文は、お弟子さんは自分が見つける、と諦めません。

町中に出て、人という人に声をかけていきます。
「お安うしておきます。今なら握り飯と……お漬け物つき!」


寅次郎の手紙を持って、久坂のところに向かう文。

しかしその久坂が、かつて異国船を見に行こうと
夜通し歩いていった仲間だと知って文は親近感が沸きますが、
久坂は泣き言を言っていた恥ずかしさからか
文に対して少し冷たく接します。

そんなところ……。

“君の考えは軽薄で浅はかだ”という
寅次郎からの返事があまりにも無礼すぎて
久坂は怒りを露にしてしまいます。

その日のうちに、久坂から返事が届きます。

恐らく、寅次郎の返事の内容に怒り心頭のまま
思いにまかせて書いた手紙のようで、
寅次郎は、久坂の怒りが収まるまで
しばらくは返事を放っておくことにします。


周布政之助一派の藩内での力が
増大していることを危惧する椋梨は
伊之助を椋梨派につかせることで周布派の中をかく乱し
疑心暗鬼にさせることに成功します。

椋梨の妻・美鶴も、藩重役の妻たちとのお香の会に
伊之助の妻・寿を誘い、不安の寿を可愛がりますが、その実は
「嫌いですよォ、田舎くさい若い娘は」と。
椋梨あって、この妻でありますw


和親条約を結んだアメリカから、
タウンゼント・ハリス総領事が
下田の玉泉寺に到着していました。

通商条約を結ぶまではアメリカに帰らない覚悟のハリス。
大砲と軍艦で脅せばすぐ屈服しますよ、と笑う配下に
首を横に振り、武士は侮れないとつぶやきます。


久坂の元へ、時間がかなり経過してからお返事が届きます。
寅次郎の予定通りです。
しかしその内容は、やはり久坂に対する罵詈雑言ばかりで
怒りを鎮めるどころか火に油を注いでしまいます。

すぐに久坂から返事が届きます。
怒りを手紙にぶつけているようで、
かなりぐちゃぐちゃに書きなぐっていますがw

正面切って久坂を批判しているように見える寅次郎ですが、
実は久坂の人間性も含めて惚れ込んでいます。


「俺をあまり当てにするな。もう助けてやれん」
当然、椋梨の手のうちに入ってしまっているから
寅次郎には関われないとは面と向かって言えないわけですが、

伊之助に言われた文は、寅次郎に対する
伊之助の態度の変わりように少し困惑しています。


手紙でやり取りするよりは、と
文は久坂を杉家に招待しようとします。

しかし、宮部から聞いていた評判を信じた久坂は
実際に手紙でやり取りしてみて
もう二度と関わりたくないと思ったようで
また自分の殻に閉じこもってしまいます。

「日本全国旅して、黒船まで乗って
 異人と会うたこともある兄が恐いんですね!」
医者坊主! 武士ではございませんし! と罵って、
久坂の怒りの炎を燃え上がらせる文ですが、

その怒りは、予想外にも
自分ではなく兄の寅次郎に向いてしまいます。
刀を持って、寅次郎を斬ると息巻いて出て行ってしまいます。


身分の低い者ながら、
明倫館に入れるように斡旋してくれる約束の吉田稔麿ですが、
結局はその約束も反古にされ、やけっぱちになっていました。

そこに「誰か! 止めてください!」と文の叫び声。
文の前には、怒りに震え般若顔の久坂です。

とりあえず稔麿は、文に言われるまま
久坂を追いかけることにし、
ふたりの姿を見かけた亀太郎も
慌てて久坂を追いかけます。

杉邸の前では玉木文之進の長男で文のいとこ・彦介も
人の家で暴れるな! と久坂を止めに入ります。

「出て来い! 吉田寅次郎!」
杉家に押し入った久坂は、袋から
刀──木刀を取り出して振り回します。

木刀を見て、稔麿や彦介、亀太郎は
へなへなと座り込み、
それで人を斬るつもりだったのかと笑い出します。

実は、久坂家に伝わる名刀は
久坂のとっさの判断で家に置いてきておりまして
持ち出したのは木刀だと
最初から久坂本人は分かっていたわけです。

それは、自分は医者であって武士ではないので
刀すら持てないという自嘲の意味も
あるいはあったのかもしれません。

「久坂玄瑞君。初めまして、吉田寅次郎と申します」
久坂が顔を上げると、頭を下げる寅次郎の姿が目に入ります。


寅次郎は、書いてあることは立派でも、
それを実行していないから批判していたのであって
手紙の中身を実行できるようになったら、その時こそ久坂は
日本の中で右に出るものがいない優秀な人物だと思っています。

かつて寅次郎が長州藩の兵学師範を務めていた関係もあって
久坂の兄・久坂玄機が、藩医でありながら兵学にも通じた
立派な人物であったことを知っています。

そして、現在の久坂家の事情もよく知っています。

それだけに、孤独と戦い
後ろ盾がないながら必死に学問に精進してきた久坂を
寅次郎は評価しているわけです。

「よう、頑張って来られたな」
寅次郎の言葉に、久坂は目に涙を浮かべます。
それでも、寅次郎の塾に入ろうという気持ちはありません。

ああいえばこういう。
そういうやりとりこそ楽しい。

塾を開いてみてはと文に言われて、
一方的に講義する一般的な塾の形式とは違って
一つのことについてとことん討論する方式のほうが
自分も強くなれるし、相手も強くなれるわけです。

自分は教えることは出来ないが、一緒に学ぶことは出来る。
そこに身分や立場は必要ありません。
講義ではないので、謝礼も必要ありません。
そして──「握り飯つき!」w

久坂の表情が、少しずつ和らいでいくのが分かります。

ごめんなさい、と頭を下げる文に久坂はつぶやきます。
「あん時引いたおみくじ、大吉やったぞ」

ようやく文にも笑顔が戻ります。


それからしばらく経って。
雪の積もる杉家には、稔麿、亀太郎、彦介、
そして久坂の姿がありました。

寅次郎が思い描いたように、杉家の寅次郎の部屋は
なぜこのようになっているのか
それに対して日本はどうすればいいのかを
徹底的に討論する場になっていました。

「みなさん、ごはんですよ!」
文の声が響きます。

この3畳半の私塾が、
日本の明治維新の原動力になるとは
誰が想像できたでしょう。

そこにもう一人……。
「御免! 高杉晋作と申す」


作:大島 里美
音楽:川井 憲次
題字:國重 友美
語り:池田 秀一
──────────
[出演]
井上 真央 (杉 文)
大沢 たかお (小田村伊之助)
伊勢谷 友介 (吉田寅次郎)

高良 健吾 (高杉晋作)
東出 昌大 (久坂玄瑞)

原田 泰造 (杉 梅太郎)
優 香 (小田村 寿)

瀬戸 康史 (吉田稔麿)
要 潤 (入江九一)
──────────
井川 遥 (高須久子(回想))
若村 麻由美 (椋梨美鶴)
石丸 幹二 (周布政之助)
──────────
内藤 剛志 (椋梨藤太)
檀 ふみ (杉 滝)
奥田 瑛二 (玉木文之進)
長塚 京三 (杉 百合之助)
──────────
制作統括:土屋 勝裕
    :小松 昌代
プロデューサー:堀之内 礼二郎
演出:末永 創


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『花燃ゆ』
第9回「高杉晋作、参上」

デジタル総合:午後8時〜
BSプレミアム:午後6時〜

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