« はぴはぴ | トップページ | バス停について本気出して考えてみた(105) »

2015年3月17日 (火)

プレイバック徳川慶喜・(10)抗争のはじまり

徳川斉昭と徳川義篤に、何者かが毒を盛った模様。

一橋慶喜は水戸藩邸小石川上屋敷にかけつけ
まずは斉昭と義篤の無事を確認。

義篤は、毒を仕組んだのは父だ、と妙なことを言い出します。
斉昭も毒を盛られているのですが、それはウソかもしれぬ、と。
いやそれは、単に斉昭を犯人に仕立てたいだけでしょw

斉昭は、推測するに毒を仕込んだのは
今は蟄居中の家老・結城寅寿の手下たち、と見ています。
藤田東湖らを地震で失うという痛手を負った天狗党を打ち負かすには
今がチャンス、と狙ったのでしょう。

たとえ前藩主と現藩主がそろって命を落としたとしても
結城が思い描く藩にすることができる、というわけです。

斉昭は今、慶喜を
将軍徳川家定から後継者に任命されるように動いています。

まぁ、島津斉彬の養女を大奥に送り込んで
家定に後継指名してもらうように仕向けるという
時間のかかる話ではあるのですが。

慶喜は、その話を聞くと露骨にイヤな顔をします。


永原帯刀の案内で、
庭で釣りをしている吉子のところへ向かう慶喜。

水戸藩で前代未聞の騒動が起こっているというのに
自分には関わりないから、と釣りに興じる母に
慶喜はイライラきていたのかもしれません。

父と兄のいさかいは今に始まったことではなく、
これまでにも何度もあってきたことです。
「母上は、父上と兄上の間に立って
 事を収めようとしなかったのですか」

慶喜の一言一言が、吉子の胸に刺さります。


村田新三郎は、相変わらず見つかりません。

たみは、新三郎が寝言で言っていた「みよ」と
駆け落ちしたのだと鋭い勘を働かせ、
自分に捜しに行かせてほしいと言い出しますが、
慶喜はたみが出て行かないように、
美賀のお世話をさせる承諾を取り付けます。

なぜかこの日はいろいろな情報が次々と舞い込みまして、
旗本早川の弟が、その敵を取らんと
本拠材木町あたりの商人に聞き込みを始めているらしいこと、
そして水戸藩騒動のキーマンかもしれない結城寅寿が
何者かによって首を討たれた、ということ。

問題が一気に襲って来た感じです。


安政3(1856)年7月21日。

アメリカ海軍の艦船が、日本に向けて進んでいます。
中には日本領事となるハリス、
そしてオランダ語通訳のヒュースケンが乗っています。

それを知った幕閣は驚愕します。
アメリカの役人が日本に居住するというのはどういうことか。
2年前に結んだ条約文を改めて確認してみますが、

双方の国が必要と認めた場合に
アメリカの役人を置くという文言はあっても
片方の国が勝手に置ける、というものではありません。

「約束を守るような国ではないのじゃ」
斉昭は声を荒げています。


一から調べ直せ、という慶喜の指示で
行き詰まっていた倉石左衛門は
材木町の橋に立って、新三郎の気持ちになってみます。

気づくと、左衛門は3人の武士に取り囲まれていました。
殺害された旗本早川の弟たちです。
立ち去ろうとすると、行く手を遮られます。
「ご同行願う」


安政3(1856)年7月21日、
タウンゼント・ハリスとヘンリー・ヒュースケンが
日本へ到着し、伊豆の下田へ入港する。

慶応3(1867)年10月14日、
徳川慶喜が明治天皇に『大政奉還』を上奏するまで


あと11年2ヶ月──。

(『篤姫』では「(18)斉彬の密命」付近)


脚本:田向 正健
原作:司馬 遼太郎「最後の将軍」より
音楽:湯浅 譲二
──────────
[出演]
本木 雅弘 (徳川慶喜)
菅原 文太 (徳川斉昭)
若尾 文子 (吉子)
石田 ひかり (美賀)
内野 聖陽 (徳川義篤)
水野 真紀 (たみ) ※ 本編ではクレジットなし
──────────
宝田 明 (鷹司政通)
有馬 稲子 (清子)
佐藤 慶 (永原帯刀)
大原 麗子 (れん(語り))
──────────
制作統括:高橋 幸作
演出:富沢 正幸

|

« はぴはぴ | トップページ | バス停について本気出して考えてみた(105) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« はぴはぴ | トップページ | バス停について本気出して考えてみた(105) »