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2015年5月29日 (金)

プレイバック翔ぶが如く・(15)南国の女

文久元(1861)年。

いずれも西郷吉之助の弟、西郷信吾と西郷小兵衛は
木の枝に引っ掛けた的を狙って鉄砲で撃つ練習です。

小兵衛が撃った弾は、的のすぐ上の枝に当たって
まずまずのコントロールですが、
おいが見事に撃ち抜いてみせる! と力んだ信吾は
大きく外してしまいます。

「そげんこッでは、異人などやっつけられもはんど!」
見ていた岩山いとは、呆れています。

そいならおいが、と名乗り出たのは大山弥助。
信吾と同い年のいとこで、
後に日露戦争に於いて総司令官となり奇跡の勝利を導いた
大山巌元帥の若き日の姿であります。

弥助の放った弾は、
木の縁ではありますが確かに当たります。
本人たちも、まさか当たるとは思っていなかったようで
ちょっとビックリしながらも大喜びです。

しかし、的の真ん中を射抜いていないといとは納得しません。
私に貸してみろとばかりに信吾から鉄砲を取り上げようとしますが
信吾たちは、女には無理だと鉄砲を離しません。

離す離さないの攻防戦? のうち、
誤って引き金を引いてしまったいとですが
空からは、射抜かれた鳥が落ちてきました。
お手柄です。


奄美大島では、愛加那がいよいよ出産の時です。

小屋の外まで愛加那の力み叫ぶ声が聞こえてきまして、
島民たちに“先生”と慕われる吉之助(菊池源吾)でさえ、
小屋の周りでおろおろしてものの役に立ちません。

浜に出て手を合わせる吉之助の元に
男の子誕生の知らせが届きます。
吉之助は、何とも言えない喜びを感じて
言葉にならない声を発しています。

1月2日、吉之助35歳の吉事であります。
初めての子どもは菊次郎と名付けます。


久光の御側用人として、小松帯刀が任命されました。

といいつつ、この時歴史の表舞台に立ったわけではありません。
小松家も彼の出身である肝付家も名門で
人柄も申し分なく、勉学好きという人物なので、
島津斉彬存命中から活躍していた人物なのです(^ ^;;)

大久保正助のような身分の低い者が
久光に直接ものを言えるには
もうしばらく時間が必要だと思われるので、
それまでは帯刀が仲立ちをしてくれることになりました。


異人を襲撃に、長崎に向かう船に乗るらしいと
西郷吉二郎が正助に助けを求めてきました。
船に乗るのは、信吾、小兵衛、弥助です。

西郷家に駆けつけた正助と吉二郎。
そしてまさに今出ようとしていた3人は
見たこともない鬼の形相の正助に一瞬たじろぎます。
しかし。

誠忠組の心は尊王攘夷!
朝廷を安んじ奉ることにあり!
大声で主張するのは、今や薩摩の
お騒がせアイドルとなったいとであります(笑)。

信吾や弥助は、有馬新七の企てには加わりたいと考えています。
異人を斬り、仕返しされれば戦になる。
そうすれば幕府は驚き、条約を取り消す──。

「黙らんか!」
何か行動を起こす時は正助の指図に従え、と命じて
奄美大島に流された吉之助に背くことだと
吉二郎は信吾を殴ります。

しかし、信吾が起こそうとしているのは
吉之助の敵討ちでありまして、
脱藩じゃ! といともそれを煽るのですが、
女子の脱藩など聞いたことない! と正助が言います。

いととしては、女だろうが男だろうが
国を思う気持ちは一緒だと主張しますが、
「女子には、ついちょるもンがついちょらんで」と、
言い争いを見ていた西郷きみが言ったところから
話の論点がずれ始めます。

男にはついちょらんもンを見せてあげもす、
男の子を産み、育てるふたつのふくらみが! と
いとは着物を脱ぎ始め、それを必死に止める吉二郎と正助。
ポカーンと見つめるきみと小兵衛、弥助です。

「むちゃくちゃじゃあ……」
はい、それは正助でなくても感じておりましたw


江戸城の天樟院(篤姫)の部屋。
幾島が慌てふためいて飛び込んできます。
将軍徳川家茂の御台所として、朝廷から
和宮を迎える話があったらしいのです。

朝廷から妻を娶って存続を図ろうとする幕府の態度に
都合良く動かされる女の気持ちが分かっていない、と
天樟院は胸を痛めます。

いや、天樟院は自分のことを言いたいわけではありません。

天樟院自身は武家の出ですので、斉彬からのいたわりも受け
覚悟もできたのでいいのですが、
和宮は生まれた環境も違い、覚悟も持てないでしょうから
それを悲観しているのです。


「朝廷と幕府の仲立ちをすることを決意した」
兵を率いて京に上った後、参府して幕政を改革する。
久光の目はキラリと輝きます。

しかし、それを受けた島津下総はさも言いにくそうに
先君(斉彬)と国父(久光)は違う、と指摘します。

斉彬は江戸で生まれ江戸で育ち、
国内や幕府内でも有力人物とのパイプがあって
行動力も発言力もありましたが、
久光にはそれがなく、時期尚早だというのです。

怒った久光は、下総を家老職から外し
代わりに、小納戸役として正助が選ばれます。
藩の表舞台に誠忠組から抜擢されたわけです。
これは、久光に直接意見を具申できる立場と言えます。

これを機に、正助は一蔵と名を改めます。


吉之助は、台の上に
懐紙に包まれた誰かの男の毛があるのを発見し
愛加那を問いつめます。

初めこそ言葉を濁していた愛加那でしたが、
吉之助がヤキモチを感じ始めていたところで
全てを白状。

薩摩から島流しされている吉之助は
いずれは薩摩に帰って行く人物であり、
島で結婚した女は、その男について行けないという
法度も知った上で吉之助と所帯を持ちました。

愛加那は幼い頃に父親に先立たれた経験があるので
もしも子どもの菊次郎が「父親はどこ?」と聞いた時に
吉之助の髪の毛を見せよう、と心に決めていたのだとか。
つまり髪の毛は、吉之助の“生き形見”なのです。

そこに愛加那の大きな愛情を感じた吉之助は
掘建て小屋ではなく、自分たちの家を建てようと決めます。


島津藩主島津茂久は
出府途中だった昨年桜田門外の変が起き、
病気を理由に薩摩に戻ってきたままです。

幕府から、参勤の催促が来たわけですが、
今ここでのこのこ参勤し
変事の責めを負って切腹など命じられては一大事です。

一蔵は、三田の江戸屋敷に火をつけさせ
藩主の泊まる宿所がないゆえに出府できないという
口実を作ります。

今こそ大儀のために出兵するときだと踏んだ一蔵は
朝廷にも江戸にも事情の明るい吉之助の復職を久光に申し出ます。
出兵に反対意見も多い中で、吉之助が奔走すれば
彼の人望に薩摩は結束し、出兵もやりやすくなります。

久光は、あまり乗り気ではありませんでしたが
役に立つなら、と吉之助を呼び戻させます。


吉之助召還の書状が薩摩から届いたのは、
吉之助の家が完成した翌日のことでした。


安政7(1860)年3月3日、
江戸城桜田門外において、水戸藩と薩摩藩の脱藩浪士が
彦根藩の行列を襲撃して、大老・井伊直弼を暗殺する。

慶応3(1867)年10月14日、
徳川慶喜が明治天皇に『大政奉還』を上奏するまで


あと7年7ヶ月──。

(『篤姫』では「(33)皇女和宮」〜「(34)公家と武家」付近)


脚本:小山内 美江子
原作:司馬 遼太郎「翔ぶが如く」「きつね馬」より
音楽:一柳 慧
題字:司馬 遼太郎
語り:草野 大悟
──────────
[出演]
西田 敏行 (西郷吉之助)
鹿賀 丈史 (大久保正助)

田中 裕子 (岩山いと)
石田 えり (愛加那)
賀来 千香子 (大久保満寿)
──────────
緒形 直人 (西郷信吾)
大橋 吾郎 (小松帯刀)
内藤 剛志 (有馬新七)
──────────
樹木 希林 (幾島)
大路 三千緒 (西郷きみ)
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富司 純子 (天樟院)
三木 のり平 (新門辰五郎)

高橋 英樹 (島津久光)
──────────
制作:吉村 文孝
演出:平山 武之

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