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2015年6月 7日 (日)

大河ドラマ花燃ゆ・(23)夫の告白 〜長州最大の危機に家族をも巻き込む秘密が!〜

長州藩は下関戦争で外国と戦い、完敗しました。

その先頭に立って戦っていた久坂玄瑞は、
敗戦の責任を背負ったまま、京に向かいます。

文久3(1863)年、京に到着した玄瑞は
国一丸となっての攘夷実行に向け、奔走していました。

朝廷を説得し、あくまで異国を打ち払おうとする長州藩に対し
過激な攘夷に反対する薩摩・会津藩らは
玄瑞の動きを阻止しようとしています。

そして、松下村塾の元塾生たちと袂を分かち
単独行動で京に向かった玄瑞を心配し、
長州から寺島忠三郎・品川弥次郎・前島一誠らが
玄瑞を追いかけて京に入ります。


文の弟・敏三郎は、生まれつき耳と口が不自由でしたが
高杉晋作が結成した奇兵隊に入ろうと、下関行きを家族に告白します。
耳が聞こえないので、大砲の音なども聞けず大変危険ですが、
目がいいので、耳の分はカバーできる、と主張。

それでも難色を示す兄の梅太郎たちですが、
敏三郎は、自分の正直な気持ちを伝えます。
「何の役にも立てんなら、僕はどうして生きとるんじゃ」

父の百合之助は、胸に手を当て(=「分かった」)て
遠くの方を指さします(=「行ってこい」)。

母の滝は、いつものように温和な母ではなく
この時ばかりは声を荒げて大反対。
それでも敏三郎の意志は堅く、
文が先導して下関へ出発することになりました。


孝明天皇が「大和行幸の詔(みことのり)」を下した──。

天皇が、大和国(神武天皇陵や春日大社)で攘夷を祈願し、
攘夷親征の軍議を行って、伊勢神宮までお参りするというもの。
玄瑞の、朝廷への働きかけが認められた結果でした。

一方下関では、高杉の差配で
砲台の警備や兵の調練が絶えず行われています。
吉田松陰が残した双璧が、見事に力を発揮しています。

藩主の毛利敬親も、大喜びです。


下関に到着した敏三郎と文ですが、
小倉から戻ってきた高杉は、奇兵隊に出陣の命を下します。
京で一大事が発生し、玄瑞を助ける……と。

京では、大和行幸のために
御所の堺町御門の警護で内に入ろうとする長州藩士を締め出します。
寺町御門、蛤御門も同じくで、門を閉ざしてしまいました。

大和行幸については、そもそも天皇が了承したものではなく
公家たちが勝手に仕組んだことで、そのことを知って激怒した天皇が
攘夷の名の下に国を乱し天皇を操ろうとした長州の者たちや三条たちを
追放してしまえ、と命令を下したわけです。

天皇の大和行幸は延期となり、ひそかに朝廷の意を受けた薩摩藩・会津藩は
長州藩を堺町御門の警護役から外してしまいます。
そして三条実美ら攘夷派公家七卿も参内を禁じます。
政治の表舞台から追放したわけです。

いわゆる『八月十八日の政変』であります。

小田村伊之助は、いくら薩摩や会津を相手に戦うと言っても、
薩摩や会津が御所を警護している限り
帝に対して銃を向けるのと同じこと、と
血気にはやる高杉を説得します。

まずは追放された三条ら七卿の身柄を長州藩で引き受け
再起を図ることにします。


「京の女と……情を通じた」
長州三田尻に戻ってきた玄瑞を出迎えた文にかけられた夫の言葉は
頭を鈍器で殴られたほどのショックを与えるものでした。

京の女、とは仲良くなった芸妓の辰路のことですが、
玄瑞が桂 小五郎らと話し合った内容を側で聞いていた辰路は
その情報をそのまま薩摩藩士の恋人に流していたようで、
今回の「八月十八日の政変」につながったとしても過言ではありません。

しかし辰路は、その恋人と江戸に行く約束をしていたわけですが
恋人には裏切られて縁を切られてしまいました。

恋人に裏切られて自分が生きている価値もない、と失意の辰路は
自分が動けば動くほど長州藩を潰してしまうのかもしれない、と
失意のあまり泣きじゃくる玄瑞の、ポッカリと空いた心のすき間に入って
温かく満たしたのかもしれません。

なんだ、そねぇなことぐらい……と笑ってごまかす文でしたが、
呼び止めた玄瑞の手を払いのけ、夫の前から姿を消します。


作:大島 里美
音楽:川井 憲次
題字:國重 友美
語り:池田 秀一
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[出演]
井上 真央 (久坂 文)
大沢 たかお (小田村伊之助)

高良 健吾 (高杉晋作)
東出 昌大 (久坂玄瑞)

原田 泰造 (杉 梅太郎)
優 香 (小田村 寿)

瀬戸 康史 (吉田稔麿)
要 潤 (入江九一)
佐藤 隆太 (前原一誠)
黒島 結菜 (高杉 雅)
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石丸 幹二 (周布政之助)
山下 真司 (来島又兵衛)
上杉 祥三 (三条実美)
鈴木 杏 (辰路)
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東山 紀之 (桂 小五郎)
山本 譲二 (白石正一郎)
檀 ふみ (杉 滝)
長塚 京三 (杉 百合之助)
北大路 欣也 (毛利敬親)
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制作統括:土屋 勝裕
    :小松 昌代
プロデューサー:堀之内 礼二郎
演出:安達 もじり


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『花燃ゆ』
第24回「母になるために」

デジタル総合:午後8時〜
BSプレミアム:午後6時〜

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