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2015年6月30日 (火)

プレイバック徳川慶喜・(28)上洛への道

生麦事件について、イギリス公使から
10万ポンドの賠償金と日本側の謝罪、
薩摩藩には下手人の召し捕りと
2.5万ポンドの慰謝料の要求がきます。

事件により、孝明天皇はさらに攘夷の度合いを上げ
即刻攘夷を謳う長州藩を頼りにしている様子。
薩摩藩の島津久光も、天皇のお膝元・京にとどまっているせいか
慰謝料の支払いは断固拒否しています。

政事総裁職・松平春嶽は、長州藩の考えにも一理ありと
日本を正しく開国するために、幕政を徳川だけで行わず
広く国民に広げて全体で行うべきだと主張。

しかし「それでは無責任じゃ!」と激しく噛みついたのは、
将軍後見職の徳川慶喜です。
日本国民といえども、皆がすべて高く広く日本を見ているとは限らず
私利私欲でへそを曲げ出したら、収拾がつかないというわけです。

徳川の専横政治となって250年、
賄賂や軟弱など幕府は次第に腐ってきました。
各地の諸大名は腐っていないかというと、
諸大名も幕府という傘の下で同様に腐ってきたのです。

だからこそ、幕府の力だけで
最初のような素晴らしい形の幕府に戻さなければならない、と
慶喜は老中たちを一堂に集めて喝を入れます。


会津藩主の松平容保が、京都守護職就任の挨拶に
江戸城に登城し慶喜の元にやってきました。

攘夷派の者たちが公家たちをそそのかし
軍隊を作るなどとたわけたことを言い出したので、
容保に、京都を守る役目を頼んだのだそうです。


将軍後見職として慶喜が上洛することが、
ほぼ間違いなくなってきました。

家臣の中根は、新門辰五郎を一緒に上洛させ、
荒れに荒れている京都でお役目を果たし
無事に江戸に戻ってくるまでの間、
慶喜の護衛を辰五郎に依頼します。

れんやガンツムの大反対にあいますが、
辰五郎はすでに決心を固めています。
そして辰五郎の上洛話に、よしも乗っかります。
「よし、あっちも慶喜さんのお世話するンだ」


ところが、慶喜が上洛するまでの間に
朝廷から各諸大名に、条約破棄・攘夷決行に
力を貸すようにというお達しが出ているようで、
この2ヶ月の間にあっという間に攘夷一色に。

春嶽と老中たちがヒートアップして
意見を戦わせているというのに、
慶喜は「議論の続きは日を改めて」と悠長に構えています。

そんな慶喜の態度が、春嶽には解せません。


土佐藩主を護衛役に、朝廷から破約を求める勅使が
幕府に送られることが決定したタイミングで、
慶喜の思いを老中たちに打ち明けます。

これまでの条約は、井伊直弼が朝廷の勅許を得ないまま
結んだ条約ゆえに違勅条約と言えますが、
それは国内のみに通用する言い訳であって
それをいまさら諸外国に向けて言えるか?

諸外国から見れば、国と国とが結んだ正式な条約に他ならず
今更の条約破棄、条約撤回は無理な話で、
もし強引に破約に及べば諸外国を交えての戦争につながり
仮に勝てても得るものは全くなく、名誉もがた落ちです。

というわけで、条約破棄はしません。

攘夷論者と思われていた慶喜が
そのような宣言をしたものだから、
老中たちは慶喜の意見に従い
前に進んで行くしかなさそうです。

しかし、勅使が江戸に到着して条約破棄を求めるや否や
老中たちがそれをたちまち受け入れてしまったものだから
すっかりへそを曲げた慶喜は将軍後見職を投げ出して
一橋家に閉じこもってしまいます。

ただ、慶喜は勅命によって将軍後見職にならされたので
幕府にとっては切り札、というわけで
年末に上洛することが正式決定します。


ついでながら、辰五郎とよしの上洛の話は
気持ちは嬉しいものの迷惑をかけるわけにはいかないと
慶喜が断りを入れてきたため、立ち消えとなりました。

そして同様に、中根から松島にも話があったようですが
女は従えぬと、こちらもなかったことに。
まぁ、中根の先走りというわけでw


(『篤姫』では「(38)姑の心 嫁の心」付近)


脚本:田向 正健
原作:司馬 遼太郎「最後の将軍」より
音楽:湯浅 譲二
──────────
[出演]
本木 雅弘 (徳川慶喜)
若尾 文子 (吉子)
石田 ひかり (美賀)
鶴田 真由 (徳信院直子)
──────────
堺 正章 (新門辰五郎)
清水 美砂 (よし)
山下 真司 (ガンツム)
畠中 洋 (松平容保)
──────────
藤岡 琢也 (中山五郎左衛門)
高橋 長英 (横井小楠)
佐藤 慶 (永原帯刀)
林 隆三 (松平春嶽)
岸田 今日子 (松島)
大原 麗子 (れん(語り))
──────────
制作統括:高橋 幸作
演出:富沢 正幸

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