2019年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

バックナンバー

お乗り換え〜♪

Kassy号〜♪の車窓から 2011

無料ブログはココログ

« 行き当たりばったりの旅 | トップページ | バス停について本気出して考えてみた(122) »

2015年8月18日 (火)

プレイバック翔ぶが如く・(24)新たな契り

長州藩は、完全に孤立しております。
海からは外国艦隊の攻撃を受け
陸からは征長軍に囲まれていたわけです。

そして瀕死の長州藩を滅亡から救ったのが
西郷吉之助でありました。

長州藩では元来、家臣団の集団指導体制が確立していました。
この時期は穏健な保守派が実権を握っていましたが、
藩内には依然として、過激な尊王攘夷の声が高かったわけです。

征長軍の引揚げと同時に、
高杉晋作と桂小五郎をリーダーとする
尊攘派が蜂起し再び藩の実権を握ります。

禁門の変に敗れ、外国との戦いに敗れ、
征長軍にも屈した長州藩は、その苦難の中から
従来の過激攘夷思想を捨て、討幕を旗印に再起。
ここに桂・高杉を中心とする新生長州藩が誕生したわけです。


慶応元(1865)年1月。

岩山いとは子守りで赤子をあやしています。
赤子といってもいとの子ではなく
吉之助の弟・吉二郎とスマとの間に生まれた娘です(笑)。

そんな時、吉之助が西郷家に帰ってきました。
いとは、心から吉之助の帰還を喜びます。

まぁ、久々に帰ってきた吉之助には
あやしている赤子がいとの子と思うのはお約束。
「こいは……すみもはんじゃしたぁ……」と
吉之助は頭を下げますが、いとはホントに落ち込みます(笑)。

吉之助は鶴丸城にも赴いて
藩主・島津茂久と国父・島津久光にも
帰還の報告に上がりますが、耳を疑う一言が……。
「時にその方、側役になったことゆえ、嫁を迎えよ」

吉之助を前にしての久光にしては珍しく
紫煙をくゆらせながら、
吉之助を見て見ぬふりの面白そうな表情です。


一蔵は、妻の満寿を連れて岩山家へ向かい
いとの父母に西郷家との縁談話を持ちかけます。

父は、いとを男の子のように育ててしまったがために
今では嫁の貰い手がないことを反省していましたが、
一蔵からの縁談話に、藩の重役の妻が務まるかと心配です。

いとは、吉之助のことが好きになっていたので
恐らくはこの縁談話も悪くはないと思っているようですが
反抗的な態度をとってしまったことのある一蔵が持ち込んだ
縁談話なので、いとの頭が多少混乱しているようです。

助けを、満寿に求めます。

満寿といとは、薩英戦争のときに
大砲の下をかいくぐり、飯を炊き握り飯を作りと
一緒に薩摩のために戦った同志であります。

これから、一蔵も吉之助も
天下国家のために働く日日が続きます。
そんな時、いとが仲間にいてくれたら心強い、と
満寿は手を握ります。

「女子にとっては一生のことでございもす、
 気が進まんのなら、私は……いとさぁの味方です」
いとは、霧が晴れたかのように
迷っていた気持ちを振り払い、前進することにしました。

泣こかい! 飛ぼかい!
泣こよっかひっ飛べ!

岩山家の外で、ふたりの叫び声を聞き
一蔵はホッと胸を撫で下ろします。

縁組み話はトントンと進み
吉之助は帰国後2週間で、いとを妻に迎えます。

自分を理解してくれる人のためならば、人間は死ねる──。

いとの脳裏にあるのは、吉之助が沖永良部島から戻ってきたとき
今に必ずよかお人に巡り会える、と言ってくれた時のことです。
「旦那さぁは、私の心を初めてしっかいと見てくれた
 初めてのお人でございもす!」


吉之助の婚儀の後、一蔵はすぐに京都に戻り
朝廷工作に奔走します。

幕府は、長州藩主親子のみならず
太宰府に蟄居させた三条実美らさえも
江戸に招致しようとしているようですが、
そうなれば、幕府が権威復活してしまいます。

そうならないために、一蔵は近衛忠煕に
勅状をもって阻止するようにアドバイスします。

そして、京都薩摩藩邸の吉之助の元には
坂本竜馬が訪ねてきます。
「船を買うてくれんかの。船がほしい」

長州藩は、1日寿命が延びれば
1つの害になる、と竜馬はいいますが、
かといって長州藩を潰してはならないと考えています。

薩摩は、仮処分にして長州に恩を売った、というやり方では
いずれ日本は滅んでしまう。
竜馬が考える方法は、いっそ長州と手を組むことであります。

長州は薩摩が斬りつけてくれば、懸命に応戦するでしょう。
そうして長州も薩摩も力を弱めれば、幕府よりも喜ぶのは
日本を狙っている諸外国であります。
朝廷も幕府も長州も、すべて手に入れることが出来ます。

もしその時は、薩摩と長州は日本を滅亡させたと
そしりを受けることになるでしょう。

そうならないためにも、竜馬は
兄弟喧嘩しているこの日本を海から守りたい、というのです。
そのために船がいるわけです。


幕府は、将軍徳川家茂に大坂まで出馬してもらい
2度目の長州征伐を行う予定ですが、
薩摩は、これを幕府と長州の私闘と見極めて
第二次長州征伐では出兵しないことにしました。

説得のために薩摩を訪れていた竜馬は
そのまま長州に乗り込み、桂 小五郎に
薩摩と長州の同盟について話をつけてくることに。
吉之助は、後から長州に入る予定です。

しかし、将軍は出馬して大坂城までやって来ています。
参陣しない薩摩に激怒した一橋慶喜は一気に長州に攻め込んで
この際、幕府の力を内外に示す! と鼻息荒いです。

吉之助は長州に向かうべく薩摩から佐賀関まで進みましたが、
一蔵からの緊迫した手紙を読み、京の情勢を見極めたいと
進路を変えて約束の長州には立ち寄らず、
京に向かうことにします。


対面予定の場所に現れた桂 小五郎は
吉之助が来ていないことに腹を立てます。

いや、吉之助が来る来ないはどうでもいいことですが、
成るかどうか疑っていた薩摩と長州の同盟が
これで成らないと決したとき、長州が屈辱を受けたわけで
それに対してご立腹のご様子。

竜馬は、このまま幕府と戦ったら
十中八九負けるであろう長州藩に妙案を授けます。
「軍艦と洋式重砲を買い入れるこっちゃ」

諸外国が長州に武器を売ったら最後、
それ以降は幕府から許可が下りなくなって
日本を相手に商売ができなくなってしまうと、
長州には武器を一切販売してくれないのです。

しかし、それを引き出すのが竜馬の役割です。
亀山社中という会社で、
薩摩から軍艦を買い、長州に売る──。


慶応元(1865)年閏5月21日、
長州代表・桂 小五郎、仲介役・坂本竜馬が待つ
下関会談の会場に西郷吉之助が現れず。

慶応3(1867)年10月14日、
徳川慶喜が明治天皇に『大政奉還』を上奏するまで


あと2年4ヶ月──。

(『篤姫』では「(40)息子の出陣」〜「(41)薩長同盟」付近)


脚本:小山内 美江子
原作:司馬 遼太郎「翔ぶが如く」「竜馬がゆく」より
音楽:一柳 慧
題字:司馬 遼太郎
語り:草野 大悟
──────────
[出演]
西田 敏行 (西郷吉之助)
鹿賀 丈史 (大久保一蔵)

田中 裕子 (岩山いと)
賀来 千香子 (大久保満寿)
蟹江 敬三 (大山格之助)
──────────
緒形 直人 (西郷信吾)
渡辺 典子 (お縫)
益岡 徹 (村田新八)
三田村 邦彦 (一橋慶喜)
──────────
佐藤 浩市 (坂本竜馬)
大橋 吾郎 (小松帯刀)
田中 健 (桂 小五郎)
──────────
富司 純子 (天樟院)
柳生 博 (近衛忠煕)
三木 のり平 (新門辰五郎)

高橋 英樹 (島津久光)
──────────
制作:吉村 文孝
演出:望月 良雄

« 行き当たりばったりの旅 | トップページ | バス停について本気出して考えてみた(122) »

NHK大河1990・翔ぶが如く」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 行き当たりばったりの旅 | トップページ | バス停について本気出して考えてみた(122) »