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2015年11月24日 (火)

プレイバック翔ぶが如く・(40)西郷、野に下る

明治6(1873)年、政局内で急速に熱が高まった朝鮮問題。
その是非を巡って意見はまっ二つに分かれます。

朝鮮国へ談判に行き、問題を解決しようとする
西郷隆盛を筆頭とした面々。
(板垣退助・江藤新平・副島種臣・後藤象二郎)

一方、大久保利通ら
(岩倉具視・木戸孝允・大隈重信・伊藤博文・大木喬任)
は時期が早いとして真っ向から対立します。

互いに相容れない西郷と大久保。
しかしその2人の考えとは別に
この論議には数々の思惑が絡んでいました。

中央集権官僚政治に反対している板垣退助は
これを機会に政府を開拓できないかと考えていました。
また、江藤新平はこの機を逃さず薩長閥を潰し
法治国家を自らの手で作る野心を燃え上がらせていました。

朝鮮問題は、日本国内における
権力闘争に姿を変えていき、
そして人々のさまざまな思惑が一つの時代の渦となり
大きな政変へとつながって行くのです。


明治6(1873)年10月18日。

「これはまさに天の助け以外の何ものでもありません!」
歓喜する伊藤博文は、病気で咳き込む木戸孝允を
無理矢理連れ出して馬車で大久保邸へ急行します。

ただ、三条実美が急病で倒れたとしても
閣議で決まったこととは全く関係のないことです。
木戸は、この難局を救えるのはキミしかいない、と
もう一度参議になってほしいと言い出します。

利通は、辞表を提出したばかりだし、と断ると
辞表は目下受理されていないと伊藤。
プライド高く不和もささやかれる木戸は
日本を滅亡から救うためだ、と頭を下げます。


今日も西郷邸に入り込んで
桐野たちの様子をうかがっている矢崎八郎太ですが、
桐野はうすうす、彼の行動がおかしいと感づき始めます。

もし行動を起こすことがあったら、
自分もぜひ参加したいと野望を熱く語る矢崎でしたが、
参加したいのなら仕事を命じる、と
桐野は利通の様子を逐一報告するように言います。

はあ……と戸惑いつつ去る矢崎。
桐野は矢崎が立ち去ったのを見て、
別府晋介に彼の後を追わせます。

矢崎は、自分が別府に追われているのも知らず
ポリスの寮の中に入っていってしまいます。
それで矢崎が密偵だったことが確実となったわけですが
桐野は、しばらくは泳がせておくことにします。


利通は、岩倉に煮え湯を飲まされた立場ですが
日本を助けるためには、ここは手を結ばざるを得ません。

“憤怒の不動明王”たる隆盛を説得するのは難しく
であれば病気だから表には出ないと居直る岩倉に利通は、
もし協力しなかったら岩倉具視は不忠朝臣であったと
末代まで語り継がせると脅します。

岩倉は、猫なで声を出して
利通の言う通りにすることを約束します。
10月20日、宮内少輔の吉井友実を勅使として
岩倉具視を三条の代理とする旨の勅語を得るのです。


10月21日、小網町の西郷邸を江藤が訪ね
岩倉が三条の代理になったことを伝えます。

隆盛は、あくまで閣議で決まったことは決まったことだと
特に慌てた素振りはないのですが、
江藤は、裏をかかれてはならないですぞと忠告。

今から訪問する予定の板垣とともに
明朝、岩倉邸に押しかける予定です。

隆盛と一緒に江藤の話を聞いていた桐野は
西郷小兵衛に、近衛兵も一緒に繰り出して
岩倉邸を包囲すると言いますが、西郷は認めません。
「おいは陸軍大将じゃ。そン大将の命令なく
 一兵でも動かせば、おはんを反乱の将とする」


10月22日・岩倉邸──。

岩倉が「太政大臣代理」となったことは、
隆盛にとっても有益なことであります。
1日だけ待って!! と三条に懇願されて停滞している
遣韓派遣の件の奏上を、果たせるようになるのです。

岩倉は、自ら奏上はするが
三条の意見に自らの考えも合わせて奏上し
いずれがいいかと判断を仰ぐつもりのようです。
当然、江藤はそれに真っ向から噛みつきます。

「この岩倉具視の両目の黒いうちは
 勝手なことをしたいと思うてもそうはさせんわ!」
その言葉が言い終わるか言い終わらないうちに
隆盛が岩倉の前に立ちはだかり、睨みつけて去って行きます。

桐野は、今日のところは見逃す、と言いつつ
いつか首を刎ねる、と刀に手をかけて岩倉を脅しますが、
今日の岩倉は気迫が違います。
「そんなもンが恐くて一国の大臣は務まらんわい! 阿呆!」

岩倉具視、よう気張りよったなぁ!
敵ながら岩倉を褒め称えた隆盛は
翌朝、岩倉宛に辞表を提出します。


隆盛は、熊吉と猟に行ってしまいます。

矢崎は隆盛の行先を千絵に聞きますが
千絵も行先を知らないので何ともいいようがありません。
根掘り葉掘り聞き出そうとしたその時、桐野が近づきます。
「こン男は政府の密偵じゃ! 二度とこン屋敷に顔をだすンな!」

自分だけならまだしも、御前さま(隆盛)も騙していたとは──。

帰ってください、と気丈にも矢崎に言い放って
奥に引っ込んだ千絵は、あまりの悲しさに泣きじゃくります。


その日の夜、隆盛は大久保邸を訪ねて
鹿児島に帰ると伝えます。

隆盛は、自分が東京に残れば、不平士族たちが
隆盛の元に集まって騒ぎ出すと考えていますが、
利通はその逆で、隆盛が鹿児島に帰ったならば
東京から遠いので政府の力も届かないし、
不平不満の輩が集まるとどうなるか分かりません。

「東京には大久保利通がおれば大丈夫じゃ」
後のことは宜しく、と隆盛は頭を下げます。
しばらく隆盛を見つめていた利通ですが、
堪忍袋の緒が遂に切れてしまったようです。

もう知らん!!
いつでん大事なときにおまんさぁは逃げてしもう!
子供より始末が悪か!

「すまん」と更に頭を下げ、帰って行く隆盛です。


西郷従道は、隆盛からの助言もあって
東京に残って利通のサポートに回ることになりました。
一方、小兵衛は隆盛とともに鹿児島へ。

せっかく揃った兄弟がばらばらになってしまいます。


隆盛は、“正義は勝つ”だなんて
相変わらず思っているのでしょう。
若い時分から全く揺るがず変わりない人です。

利通は、変わったのはむしろ
自分たちの方かもしれない、と考えます。


11月10日、隆盛は鹿児島に戻ってきました。


原作:司馬 遼太郎「翔ぶが如く」「歳月」より
脚本:小山内 美江子
音楽:一柳 慧
題字:司馬 遼太郎
語り:田中 裕子
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[出演]
西田 敏行 (西郷隆盛)
鹿賀 丈史 (大久保利通)

田中 裕子 (西郷いと)
国生 さゆり (西郷 清)
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緒形 直人 (西郷従道)
杉本 哲太 (桐野利秋)
堤 真一 (矢崎八郎太)
有森 也実 (芦名千絵)
──────────
隆 大介 (江藤新平)
南條 玲子 (芦名千草)
小倉 久寛 (伊藤博文)
角野 卓造 (三条実美)
──────────
小林 稔侍 (岩倉具視)
田中 健 (木戸孝允)
竜 雷太 (川口雪篷)
──────────
制作:吉村 文孝
演出:菅 康弘

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