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2015年11月 1日 (日)

大河ドラマ花燃ゆ・(44)運命の糸つなげて 〜未来のため義兄と妹が約束!〜

阿久沢権蔵は、生糸の相場をみて
売りを控えるように仲買人にアドバイスをしているようで、
それが結果、いいように運んだものだから、
仲買人たちは県令の楫取素彦を差し置いて権蔵にべったり。

しかも、何かいざこざがあった場合にも
権蔵が仲介してなんとか場を収めたらしく、
彼らには、そういった感謝もあるのかもしれません。

武士の世は終わった、これからは商人の世──。

それは無論、素彦も同感でありますが、
だからこそ次世代を担う子どもたちに教育の機会をと考える素彦に対して
教育よりも目先のことが大事、と
前橋に鉄道を引っ張ってほしいと権蔵は素彦に願い出ます。

その年の暮れ、懐かしい人物が楫取邸を訪ねてきました。
松下村塾の塾生だった野村 靖であります。
現在は神奈川県令として赴任しているそうで
ある意味、素彦とは同じ立場ということになります。

野村が素彦に差し出したのは、吉田松陰がしたためた『留魂録』。
蛤御門の変で、久坂玄瑞とともに炎に消えたとされるものです。

実は松陰は獄中で2つ書いていて、一つは久坂が、
そしてもう一つは獄中仲間の沼崎吉五郎という男に
預けておいたわけです。

島流しされていた沼崎は、その『留魂録』を
着物の内側に縫い付けて隠し持っていて、
野村が本当に松下村塾の塾生だったかを確認した上で
「お受け取りくだされ」と手渡した、というものです。

叔父の玉木文之進や前原一誠らが亡くなった後で
この『留魂録』が日の目を見るとは、
歴史とは実に皮肉なもンです。


明治10(1877)年正月。
権蔵や鈴木栄太郎たち県の職員が
楫取邸を訪れ、新年会です。

私はこの群馬の生糸を、日本一の産業にするつもりです──。
ウンウンと頷く権蔵に、素彦は続けます。
「この群馬を、教育で日本一の県にします」

まだ教育だなんだと素彦が言い続けているので
権蔵も、一度はガツンときつく言わねえと、と
後日、県庁の県令室に乗り込みます。

人には人の持ち場があり、
農民の子どもが学問して医者を志した結果
誰が畑を耕すようになるのか?

奉公に出された自分でさえ、今こうして生きているのだ、と。
「学校なんざ、いらん!」

私が間違っていたようです、と言った素彦が
向かった先は、民衆の家一軒一軒。
民衆にいろいろと話を聞いているようです。

美和は美和で、阿久沢商会の阿久沢せいに談判して
働いている女工たちに教育の機会を与えようと奔走。
せいはまったく受けつける様子もありませんが
美和がこっそり工場の方に向かうのは黙認(^ ^;;)

教本に興味を示したのは、10歳のキクでして
母のトメも、そりゃまあ興味が無いわけではないのですが、
糸さえ挽ければ何とかなってきたし、
何も今さら……というのがあるようです。

最大の躊躇の理由は「おせいさんの手前」みたいですけど(笑)。

母親がそんなだから、子どもたちも
教育の機会を得られないまま成長してしまうのだ、と
美和は怒りを姉の寿にぶつけますが、
「上からものを言うようなことを言うてはいけん」と寿。

美和は、教育の機会を“与える”という考えで
これまでやっていたのかもしれません。
姉のひとことでハッと気づきます。


その頃の明治政府は、
鹿児島で起こった士族の反乱に頭を悩ませていました。
いわゆる「西南戦争」であります。

大概にせえ西郷!
そう叫んで、木戸孝允は咳き込んで胸を押さえ
座り込んでしまいます。


東京に、寿の病気を治してくれそうな名医がいると知り
さっそく東京で治療を受けさせようと素彦は奔走します。

幸い東京には久米次郎もいるので、
久米次郎と同居させ、女中を雇う──。

美和は、姉の世話なら自分が、という思いですが
群馬県令として群馬から日本を変えようと頑張っている夫から
自分も美和もいなくなっては、いろいろと支障が出ると
美和を群馬に残す方針で考えているそうです。

そして、寿は東京へ。

「あねえにやつれて」と久米次郎は
相変わらず素彦に素っ気ない態度ですが、
素彦は、雇った女中に寿のことを託します。

「旦那さまと一緒に暮らせるよう、ようなってみせます」
寿も、しっかりと病気と向き合って療養します。


最後の長州藩藩主だった毛利元徳は
第十五国立銀行頭取に就任。
その祝いの席には木戸も素彦も訪れていました。

薩摩には山県有朋に鎮圧に向かわせていますが、
今のところ一進一退で、今までのように
簡単に鎮圧というわけにはいかないようです。


トメの旦那がまた借金を作って
トメは何が何だか知らずに
「返済できなかったら娘を奉公に出す」という
条件の証文にハンをつけてしまったようです。

確かこの前も、利息云々という
よく分からない証文にハンをつけてしまって
せいに肩代わりしてもらっていましたね。

「それでええんですか」
せいがみんなを守っている。
だからこそ、こういう流れが慣れっこになってしまって
悪循環になって解決しない……。

自分から何かを変えようとせん限りダメなんです!
自分には無理やって勝手に決めつけんでつかぁさい!
その気になれば何だってできるんです!
難しい字だって文章だって! 覚えることが出来るんです!

誰でも……誰でも夢見てええんです!
でもそのためには学ばんと!
学んで考えることが大事です!
それが生きる力に……生きる力を見につけんと!

自分に堂々と意見するおぼっこいお手伝いさんに
せいはどんな仕打ちをするのかと思っていたら、
気に入った、とまさかの言葉です。

自分で学び、考える──。
実にその通りだ、と。
「お手伝いさん……いいや、美和さん」

緊張の糸がほぐれ、美和も女中たちもフッと微笑みます。
「これからは女も自分で生きる力を身につける時代だからね」

絲(いと)は蚕 又は 綿麻(めんあさ)にて製し、
人の着物に織るものなり──。
美和は、まずは女中たちになじみの深い文章から教え始めます。


権蔵のところに、急報が舞い込みます。
「生糸の値が暴落しそうです!」


作:小松 江里子
音楽:川井 憲次
題字:國重 友美
語り:池田 秀一
──────────
[出演]
井上 真央 (久坂美和)
大沢 たかお (楫取素彦)

優 香 (楫取 寿)

田中 麗奈 (毛利安子)
三浦 貴大 (毛利元徳)
大野 拓朗 (野村 靖)
──────────
鈴木 杏 (辰路)
雛形 あきこ (木戸松子)
佐藤 二朗 (沼崎吉五郎)
相島 一之 (鈴木栄太郎)
──────────
東山 紀之 (木戸孝允)
檀 ふみ (杉 滝)
江守 徹 (阿久沢権蔵)
三田 佳子 (阿久沢せい)
──────────
制作統括:土屋 勝裕
    :小松 昌代
プロデューサー:堀之内 礼二郎
演出:末永 創


◆◇◆◇ 番組情報 ◇◆◇◆

NHK大河ドラマ『花燃ゆ』
第45回「二人の夜」

デジタル総合:午後8時〜
BSプレミアム:午後6時〜

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