大河ドラマ花燃ゆ・(51-3)総集編第二部「妻のたたかい」
(18) 龍馬!参上 〜残された者たちの前に新しい扉ひらく〜
兄・吉田寅次郎(伊勢谷友介)が亡くなり、喪失感の中にいる文(井上真央)。それから間もない安政7年(1860)3月3日、寅次郎を処刑した江戸幕府大老・井伊直弼(高橋英樹)が桜田門外で暗殺される。この事件を機に幕府の権威は大きく失墜、日本はさらに混乱の時代を迎え、文たちの運命も大きく揺れ動くことに。文は、寅次郎の遺志を継いで義兄の小田村伊之助(大沢たかお)が松下村塾を再興してくれると期待するが、幕府の監視が厳しく、かなわない…。
(19) 女たち、手を組む 〜松下村塾生が名誉かけ再び動き出す激動開始〜
外国との交易が始まり、国内は品不足となり物価が高騰、文も日々のやりくりに苦労していた。また師である吉田寅次郎が処刑された影響もあり、松下村塾の塾生たちは仕事が見つからず、家族も苦しい生活を強いられる。そこで文は家族や友人らと内職に力を入れ始める。その頃、高杉晋作(高良健吾)が藩命で上海へ行くことが決まる。文は高杉から新妻の雅(黒島結菜)の話し相手になるよう頼まれる。しかし雅は若く、自由奔放で毒舌。文は振り回される。その頃、文の夫・久坂玄瑞(東出昌大)は…。
(20) 松陰復活! 〜松下村塾の双璧とその妻が逆転狙う〜
文の夫、久坂玄瑞は、攘夷実行の実現のため、京で朝廷の幹部に働きかけを続けていた。萩で夫の帰りを待つ文は、おいの篤太郎(石川 樹)が亡き兄・吉田寅次郎の本に興味をもっていることを知る。藩主・毛利敬親(北大路欣也)も、困難を極める政について悩む中で寅次郎の言葉を求めていることがわかり、文は松下村塾を再び人々が集う学び舎にしたいと考える。やがて、篤太郎は…。
(21) 決行の日 〜異国と開戦!指揮の夫に栄光と秘密〜
亡き吉田寅次郎の名誉が回復し、長兄・梅太郎(原田泰造)の長男が吉田家を継いで再興することになった。一方、高杉晋作は、なかなか行動を起こさない藩に失望し、10年暇をもらうと突然出家してしまう。そして文は高杉の妻・雅から、夫の久坂玄瑞が京都で芸妓・辰路(鈴木 杏)と親しくなっていることを知らされ、動揺する。
玄瑞たちの粘りで、遂に攘夷決行期日が奉上された。文は玄瑞が萩に帰ってくるという知らせを受けて…。
(22) 妻と奇兵隊 〜前代未聞の作戦で反撃!〜
文久3年(1863)5月、久坂玄瑞らによって攘夷が決行された。しかし、翌月にはアメリカ・フランス艦の報復攻撃により、長州は壊滅的な打撃を受ける。文も下関の惨状を目の当たりにする。後ろ髪を引かれる思いで萩に戻ってきた文だが、海岸で異国船の攻撃に備えて、土塁を築いていることを知る。しかし、人出不足で作業はほとんど進んでいなかった。そこで文は、女たちの力でその台場を作ろうと考える。非常識だと反対されるが、文の熱意が通じ、徐々に参加する女たちが増えていく…。
(23) 夫の告白 〜長州最大の危機に家族をも巻き込む秘密が!〜
文は、夫の活躍と無事の帰りを祈りながら、女たちで力を合わせて海岸防備の台場づくりに励んでいた。しかし弟・敏三郎(森永悠希)が突然、高杉晋作の率いる奇兵隊に入隊したいと言い出し、とまどう。耳が聞こえない敏三郎が危険な戦地に出向くことを心配する文だったが、役に立ちたいという弟の強い意志に折れ、ついに送り出す。その頃、夫の久坂玄瑞は攘夷実行に向けてすべての藩が一致団結するよう、京で朝廷に働きかけていた。そして芸妓の辰路の助けを借りて…。
(24) 母になるために 〜過ち許し永遠の愛を誓うか〜
会津・薩摩軍による政変で朝廷を追放された公家たちが長州に落ち延びてきた。そして奇兵隊に警護が託されることになり、文はその世話を頼まれる。忙しく立ち働く文だったが、夫の久坂玄瑞の浮気の告白が頭から離れず、ひとり苦しんでいた。それでも愛する人の命を守るため、戦を避けたい思いから公家たちの心をつかもうと京の菓子作りに一心不乱に打ち込むのだった。その頃、玄瑞は義兄・小田村伊之助に伊之助の次男・久米次郎(大西統眞)を養子に迎えたいと申し出る。文は…。
(25) 風になる友 〜池田屋事件で新撰組と死闘!〜
脱藩した罪で高杉晋作が野山獄に投獄された。そこはかつて、師である吉田寅次郎も在りし日を過ごした牢だった。そして、高杉の罪の余波で小田村伊之助も長崎に左遷されてしまう。その頃、伊之助と寿(優香)の次男・久米次郎を養子に迎え、母となった文は、初めての子育てにとまどいながらも新しい生活の第一歩を踏み出していた。そして帰郷した夫・久坂玄瑞と再会を果たし、親子三人での一夜を過ごす。文はいつか玄瑞とともに再び学び舎を開きたいと考えるようになっていた。しかし家族との穏やかな日々を夢見たのも束の間、長州に味方する志士たちが京の池田屋で新選組に襲撃されたという知らせが届き…。
(26) 夫の告白 〜禁門の変迫る・生きて帰る! 長州最大の危機乗り越えて〜
文に見送られ、久坂玄瑞は、長州藩の復権をかけて兵を率い、京に向かった。文は、池田屋事件で命を落とした吉田稔麿(瀬戸康史)の家を訪れ、稔麿の妹・ふさ(小島藤子)と会う。危険の中に身を置く夫を思い、不安の渦中にある文にとって、ふさの悲しみは決して他人事ではなかった。だが、文は自らを奮い立たせるように実家である杉家を離れて新しく家を構えることを決める。それは必ず生きて戻ると約束した玄瑞の言葉を信じ、その帰りを迎えるための準備だった。文は再び家族で生活できる日が来ることを夢見て、養子の久米次郎と二人で玄瑞を待つことを決意したのだった。
一方、京に着いた玄瑞は、芸妓の辰路と再会していた。そこで玄瑞は、思わぬ事実を知ることに…。また長崎にいる小田村伊之助から、玄瑞にある重大な情報がもたらされ…。
(27) 妻のたたかい 〜夫の名誉のため私は負けない!〜
長州軍は復権をかけて京に上った。萩にいる文は、夫・久坂玄瑞の無事の帰りを待っていた。しかし長州軍の目前に迫る敵の兵力は圧倒的に上回り、形勢不利の状況の中、進退を決する軍議が開かれる。玄瑞は戦いを回避し、話し合いでの解決を呼びかけるが、来島又兵衛(山下真司)ら戦闘を主張する勢力に押され、御所に進撃することが決定する。そして長州軍は進軍を開始。世に言う「禁門の変」である。それでも玄瑞は孝明天皇に嘆願書を届けようと突き進むが、ついに力尽き、寺島忠三郎(鈴木伸之)とともに…。
作:大島 里美・宮村 優子・金子 ありさ
音楽:川井 憲次
題字:國重 友美
語り:池田 秀一
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[出演]
井上 真央 (久坂 文)
大沢 たかお (小田村伊之助)
伊勢谷 友介 (吉田寅次郎(回想))
高良 健吾 (高杉晋作)
東出 昌大 (久坂玄瑞)
原田 泰造 (杉 梅太郎)
優 香 (小田村 寿)
佐藤 隆太 (前原一誠)
劇団 ひとり (伊藤利助)
佐藤 隆太 (前原一誠)
要 潤 (入江九一)
三浦 貴大 (毛利元徳)
黒島 結菜 (高杉 雅)
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若村 麻由美 (椋梨美鶴)
石丸 幹二 (周布政之助)
山下 真司 (来島又兵衛)
北見 敏之 (高杉小忠太)
羽場 裕一 (長井雅楽)
宅間 孝行 (西郷吉之助)
津田 寛治 (松島剛蔵)
上杉 祥三 (三条実美)
緋田 康人 (尾崎三良)
田中 要次 (福川犀之助)
雛形 あきこ (幾松)
井川 遥 (高須久子)
鈴木 杏 (辰路)
銀粉蝶 (園山)
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東山 紀之 (桂 小五郎)
山本 譲二 (白石正一郎)
伊原 剛志 (坂本龍馬)
内藤 剛志 (椋梨藤太)
檀 ふみ (杉 滝)
奥田 瑛二 (玉木文之進)
長塚 京三 (杉 百合之助)
松坂 慶子 (都美姫)
高橋 英樹 (井伊直弼)
北大路 欣也 (毛利敬親)
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制作統括:土屋 勝裕
:小松 昌代
プロデューサー:堀之内 礼二郎
演出:渡邊 良雄・末永 創・安達 もじり・橋爪 紳一朗
本文のストーリーは、NHK公式ホームページ『花燃ゆ』の
あらすじ欄よりそのまま引用しました。
なお、出演者名(敬称略)は総集編の出演ではなく、
該当期間の本編に出演し、ピンクレジットで紹介された方を
順不同で並べ替えたものです。
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